2010年12月30日木曜日

会計士の税務への転職

税理士・公認会計士の転職相談、採用支援ならREX

公認会計士や税理士資格者の転職サポートをしていて常々思うの
ですが、両者のバックボーンとビジネスアプローチには大きな
違いがあり、採用側が期待するパフォーマンスにも、当然に
違いがあるようです。

例えば、今年は会計士の方が税務方面を目指し転職するケース
が多くなりましたが、公認会計士を採用する税理士法人としては、
会計士は会計士として採用し、決して税務のプロとして採用する
わけではないことを理解しておく必要があります。
(もちろん税務には関わるのですが)税務を基礎から勉強してきた
5科目合格者とは明らかに期待されることが異なります。

雑駁に言えば、監査法人出身の会計士の方は、「大枠」から考え、
税理士事務所出身の税理士は、「細部」から整えていく、といった
イメージでしょうか。

細部にこだわれる税理士には、決して勝てない部分もあるのですから、
キャリアチェンジするにも、会計士の方は、やはり会計士ならでは
の特徴を活かしての転職を目指したほうが良い転職ができるのでは
ないかと思うのです。

一方、ビジネスのスケールを追求するなら、大を知る会計士が有利と
考えられます。

独立系会計事務所でも、100人を超す事務所では公認会計士の先生が
代表者であることは偶然でないでしょう。

例外は当然ありますが、試験制度の違いや働いてきた組織規模、顧客
規模の違いがバックボーンになっていることは確かだと思います。

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2010年12月28日火曜日

2010年をふり返り

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本日は2010年の最終営業日です。

8年前に会社を創業し、7年前から人材紹介事業を始めて
IPO企業へあらゆるジャンルの人材マッチングを行ない、
4年前からは得意分野に絞り税理士・公認会計士専門の
人材エージェントに専心して現在に至ります。

走馬灯のように駆け巡った21世紀の最初の10年間。
間違いなく次の10年が自分の人生の中での集大成となるでしょう。

一つの出会いから始まり、人を作り、組織を作り、産業を作り、

そして歴史を作る。

そんなドラマチックな展開を夢見て、その1ページを作るべく
来年も精一杯頑張ります。


さて来年のアクションプランもアイディアは盛り沢山ですが、
成否を決めるのは取捨選択と実行力。

決断の連続ですが、
どんなドラマが待っているのか、ワクワクします。

お取引先の皆様、弊社を選んでいただいた会計人の皆様。
そしてREXメンバー。

ありがとうございました。
来年も何卒宜しくお願いいたします。

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2010年12月24日金曜日

相続税業務拡大か

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年末に来て、求人依頼が多い人材のスペックは、
資産税に強い税理士資格者です。

この数日で4社から人材紹介の依頼がありました。

法人の事業承継コンサルティングと、
個人の相続税申告及び相続前対策コンサルティング。

相続税の基礎控除改定や最高税率UPは税務会計事務所
のビジネスに大きな影響があるようです。

資産家の皆さん、日本を見捨てないで下さいね!
資産防衛のお手伝いに良い税理士先生を紹介しますから。

生前贈与を奨励し、若い世代の消費を促進させようと
いう目論みですが、来年のクリスマス商戦は今年以上かと。


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イブに思うこと

今日は12月24日“クリスマス・イブ”です。
若い頃はイブの過ごし方をいろいろと企画して、プレゼントを
渡す瞬間を想像してドキドキしたものです。
結婚後も子供に渡すプレゼントを枕元に置き、翌朝の反応を
想像してワクワクしたものでしたが、子供達がサンタの
正体を知った後は単なるプレゼントの支払い係に成り下がり、
そのワクワクやドキドキ感がすっかり減ってしまったなーと、
クリスマス・イブに冷めてしまっていることに気づくこの頃です。

仕事でも生活でも、つい惰性に陥りがちですが、ワクワクする
ことを想像しながら過ごすことで、より張り合いが出て元気に
なるはずです。

来年のテーマは、“ワクワクの機会作り“かなと思っています。
今年も、多くの出会いがありましたが、来年は人材紹介を通じて、
更に沢山のワクワクが生まれる“機会の創造”を演出していきたい
と考えています。

政治も不安定で、経済も回復の兆しがあるものの予断は許しません
が、一人ひとりが明るい未来を想像して主体的に行動することで
良い方向に進むのではないか、とポジティブに考えたいですね。

今年一年、本当にありがとうございました。
皆様方にとりましても、2011年が素晴らしい年になりますように
心からお祈りしています。


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2010年12月20日月曜日

高額所得者?

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平成23年度税制改正大綱で、給与所得者控除の上限を
年収1500万円で頭打ちにするということが発表されました。

高額所得者からのみ税金を取るのかという批判に対し、
経済財政大臣は年収1500万円は高額所得者ではないと
反論していました。

ちなみ年収1500万円以上の給与所得者は1.2%で約50万人とか。

年収1500万円~2000万円のサラリーマンといえば、
それこそ大会社の部長以上や中堅企業の役員クラスに
はなるでしょう。

年代だと40~55歳くらいの世帯が一般的で、子供が2人
くらいいて、一番教育費が掛かり、住宅ローンでも支払って
いれば、決して生活は楽では無いと思います。

そういった意味では高額所得者という感覚は持っていない人
が多いと思います。
イメージで言うと扶養家族が3人以上いる家庭では、実際は
年収2000万円を超えてきて、多少生活にリッチ感が生まれて
くるのではないでしょうか。


一方、リーマンショック以降、金融、不動産業界の停滞などで、
高額ボーナスやインセンティブを得られる高年収のサラリーマン
が以前より減ってしまったのは間違いありません。

最近は、年収200万円以下が勤労者の1/4を超えると言われて
いますから、相対的に比較すると年収1500万円は高額と感じると
思います。

高額所得者がどうということではなく、結婚して家族を扶養できる
収入を得るスキルを身につけるための教育や意識付けをしていく
ことは、国力を上げる為には喫緊の課題だと思います。


会計人の皆様の場合、将来公認会計士事務所や税理士事務所として
独立して顧客を潤沢に獲得できれば年収2000万円以上になることは
十分にありえますね。

ただし顧問先を獲得できなければ、極端な話、年収200万円以下になる
可能性もあるわけで・・・。


そもそも法人税減税との帳尻合せではなく、消費税を改定する
ことをもっと国民に分かりやすく伝えて賛同してもらうことに
注力してほしいですね。

あちらを立てればこちらが立たず。
どちらにしても財源確保に対し抜本的な対策を講じないことには、
永遠に国民のモチベーションベクトルが一致しないという印象です。

人心の統一を施す政治を期待します。

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2010年12月16日木曜日

袖振り合うも多生の縁

昨晩の飲み会で、ある消費税法専門の税理士先生から可愛いクマの
ピンバッジをいただきました。

先生の背広の胸に差してあった、そのピンバッチが目立って可愛ら
しかったので、どうしたんですかと聞くと、某百貨店でのクリスマス
チャリティーで寄付して、代わりに戴いたものだったそうです。

(残念ながら既に売り切れですが来年は注目していようと思います)
http://www.tobu-dept.jp/ikebukuro/ichioshi/2010xmas_top.html

貰うつもりで誉めたわけではありませんが、ご自分で差していたピンバッジ
を直ぐに外して私の背広の胸に差してくれました。

先生とは今年に出会ってから一緒に飲むのはまだ3回目くらいでしたが、
そのお心遣いに本当に感激した次第です。

案の定、家に帰ってから娘たちにも「可愛い!」と喜ばれました。
私は消費税法の受験生では無いですが、先生は家庭内の得点を大い
に上げてくれました。本当にありがとうございました。


さて、今年の忘年会もこれで6回目。
ようやくピークを越え年末までは残すところあと3回です。

今年も良いご縁を沢山いただき、新たな道を探す手がかりも
多かった気がします。

棚卸しのつもりで、自分が例会に参加している会合
(所謂コミュニティ)を数えてみたら、アクティブなもので
8つありました。

月イチ参加が5つ、2ヶ月に一度が3つ。
その他不定期参加の会も3つほどあります。

今年新しく配った名刺は何枚あったでしょう。
500枚?1000枚?発注した名刺からして、転職のご相談者
とあわせたら結構多いようですが、来年は名刺管理と顧客管理を
しっかりしなければと感じました。

ご縁ができれば義理もできるのが世の常です。
義理で身動きが取れなくなるのは困りますが、偶然の出会いではない
と考え、他者に何が出来るのかを常に考えて行きたいと思います。

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2010年12月14日火曜日

福岡~大分にて

1日目、長浜家にてラーメンを食べました。
思っていたよりも、ずっとあっさりして
食べやすかったです。




続いて向った 湯布院温泉での1コマ。
ドクター・フィッシュが足の裏の角質を食べてくれました。
(お陰で足も?ツルツル)









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先ずはやってみよう

先日、出張で福岡に行ってきました。
目的は、仕事、勉強、そして親睦交流です。

日頃参加している勉強会メンバーが最近共同で本を出版し、
福岡証券取引所と共催で、所謂「出版記念セミナー」を
開催しました。

本の題名は
株式後悔 ~後悔せずに株式公開する方法
(ご興味ある方は、是非アマゾンか書店で!)

勉強会の主なテーマは、企業の会計・法務・労務問題について。
特に株式公開準備における諸問題についての情報交換と、そこに
関わる専門家同士の親睦交流を行っています。

会計士、弁護士、証券会社、取引所、VCなど第一線にいる
若手実務家たちが親睦会の前に真面目な勉強会を行っている
言ったイメージでしょうか。

実際は飲み会がメインかもしれません。(笑)

私は、株式公開の専門家ではありませんが、弊社REXも
以前はIPO企業への管理部門人材を紹介することを積極的
に行っていました。今でも株式公開やインキュベーションに
は興味を持っています。

IPO支援はリスクはあるものの、成長性ある企業に関わる
喜びは大きい仕事です。

現実的には新規の株式公開も2009年は19社、2010年も22社で
終りそうです。これは200社以上だった10年前の10分の一の
水準ですから、ビジネスとしては随分と冷え込んでしまい、
IPOを支援するプレーヤー(会計士、コンサルタント)もめっ
きり減ってしまった感があります。

弊社でもIPO企業の求人案件は激減しましたので、商売とし
ては旬ではありません。しかし、いつかまた、新しい産業を作り
出すベンチャーや起業家を人材面から支援することを諦めては
おりません。

日本の経済復興には、中小企業からパブリック企業を目指す
会社が増えて行かないと、雇用も伸びていかないでしょう。

きっとその日が来ることを信じて、目の前のビジネスの先にある
将来の夢を語れる仲間作りのための交流や飲み会も必要だと
思っています。実際この20年、無駄と思うような飲み会でも
続けていると、何らかの結果が出る体験を多くして来ました。

また、最近、経済産業省後援の起業支援”ドリームゲート”の
アドバイザーになりました。

これもすぐに芽はでないかもしれませんが、先ずは興味のある
ことには、挑戦してみようと考えています。

先の出版記念会、次回は札幌証券取引所で行うようですが、
また応援に行こうかどうか、迷っています。

交流と勉強が同時に出来るのは、幸せなことだと思います。


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2010年12月6日月曜日

目標管理

昨日の男子プロゴルフ最終戦。
年間賞金王は韓国の金選手に譲ったものの、石川遼も
18番の難しいショートホールでピンそば1M以内につけ、
見事なバーディーフィニッシュ。シーズン最終ホールだけ
に、気持ちの良い終わり方だったでしょう。

来年も目標も更に高く設定して来るのでしょう。
楽しみです。

我々ビジネスマンにとっても2010年を締めくくる、この
師走の1ヶ月は、”終わりよければ全て良し”にしたい
ものですね。

ところで、1年の終わりといえば、先日スケジュール帳を
買い換えましたが、このデジタル時代においても手書き
手帳の売上げは増えているらしいです。

今やスケジュールを管理するツールは沢山あり、個人の
予定と共有の予定を管理する為、弊社でも、用途によって
ASPのグループウェアや、Googleのカレンダーを使い分け
しています。

学生のうちはスマートフォンのスケジュール管理で十分と思い
ますが、社会人ともなればモバイルとアナログ手帳、そして
会社のグループウェアを嫌でも同時に使いこなさないといけ
ない状況になるでしょう。

中でも手軽に使える手書き手帳は、スケジュールだけでなく、
備忘録として、アイディア(ネタ)帳として、アドレス帳
として重宝するものだと思います。

実際仕事のできるビジネスマンの手帳はしっかりしています。
目標を設定し、手帳で進捗を管理するのは当たり前のことです。

さて、国の政治も、国民誰もが見れる政策実行のスケジュール
手帳など作ってはどうでしょうか。

この場合はWEB上で予定確認ができる必要があるのでしょ
うが、各分野別に進捗管理ができるように、公約や計画を
日付に落として国民の目に触れさせ、実行が甘くならないか、
監視効果を施してはどうでしょう。

既にHPなどで公約公表などやっているのかも知れませんが
Googleのカレンダーみたいな

やるべき課題を書き出して、実行実現のゴールをASPの
スケジュールに書き込み、その組織のだれもが閲覧できるという
のは、既にビジネスでは普通の行為ですが、ここに来て自治体単位、
国家単位で目標設定したものをチェックすることを現実化する
時では、と思うのです。

日本の人口増加策→10年後1億8000万人とか、
GDP→10年後800兆など。

この国に足踏みしている暇はありません。
とにかく少子老齢化対策、財政再建、とにかく経済の衰退に
歯止めをかけなくては・・・


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2010年12月3日金曜日

○○だけじゃない

日経のスポーツ欄でカズこと三浦和良さんのコラム
「サッカー人として」を読むことがあります。

今朝は”身体能力だけじゃない”という視点で、
足の速い若い選手がベテランの選手に1対1で抜かれる
ことがある、というエピソードが書かれていました。

サッカーで名声を博したペレもマラドーナもロマーリオも、
皆背は170センチ以下。

そして現代サッカーのスーパースター メッシも、たまに
ヘディングシュートを決めますよね。

ドルトムントで大活躍の香川選手だって大きくは無い。


就職も転職も、学歴や経歴だけじゃないんです。

人やマーケットに対する観察力やタイミングを掴む洞察力、
そして自分自身を客観視して大局を捉える俯瞰力については、
学校で教わることではなく、自らの体験や苦労から学習して
身に付いて行く事だと思います。

行動力のある人 
知識を知恵に変えられる人 
思いやりのある人

これらを持つ人は強いですね。


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2010年11月29日月曜日

龍馬伝終わる

龍馬伝が終わりました。
司馬遼太郎の「竜馬がゆく」は昔読んでいましたし、日本史受験だったため、
話の流れは大体分かっているだけに、違いを見たかったのですが、結局、
初回と最終回以外で見たのは5~6回だったでしょうか。

道半ばにして33年間の短い人生の幕を閉じたのは、確かに惜しまれますが、
自らの才能を使い切った坂本龍馬を尊敬せずにはいられません。

同時代に出会っていたら、眩しすぎてライバル心と嫉妬に燃えたでしょうか。
それとも、心酔してどこまでもついて行ったでしょうか。

どちらにしても、与えられた命に限りがあり、使命を全うすることの大切さを
改めて感じます。

龍馬が活躍したのは約150年前。
それほど昔ではないと思うのは、自分が50にもなったから??

この世に何か残せているのだろうかという焦りもありますが、
自分なりの歴史を作りたいですね。

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2010年11月15日月曜日

独立開業してやるべきこと

以前転職相談にいらしたことがある若い税理士資格者の方が

半年前くらいに独立されたということで、弊社までご報告に

いらっしゃいました。


以前にお会いした時のご相談では、独立を想定して色々な経験

を積んで行きたい反面、最初の営業活動と収入が見えないため、

どこか非常勤で働ける環境は無いですか・・・というような

内容だったと思います。


当時のご相談に対するアドバイスとしては、

非常勤で収入を確保できるような都合のいい話はころがって

いませんし、当面の収入も欲しいかもしれないけれど、もし

1年くらい暮らせる貯金があるなら、退路を断って多くの時間

を顧客開拓に専心したほうが、独立開業する意味としては

モチベーションも上がるのではないですか?というものでした。

(独立時のリスク軽減は当然考えなければいけませんが、自分
の事業拡大に活用できる時間を他に奪われるのは単にスピードを
落とすことにしか思えませんでした)


そのせいかどうかは分かりませんが、5年以上勤めた税理士法人

を退職された後、独立開業した事務所の収入を増やすために

多くの出会いを求めて必死に活動されたようでした。

結果としては独立後半年で、十数社の顧問先が出来、紹介される

見込みも数件あるので、1年以内に20件以上になるだろうという

予想でした。


今後の事務所経営方針や暖めている事業プラン、そしてご自身が

人生で達成したい目標など、熱く語っていただき、私自身の創業期

の頃をも思い出させてくれました。


会計事務所業界は飽和状態ではあるけれど、現状のサービスに

不満や不安を持っている若い経営者は多いですよ、と話してく

れた表情からは、自信のようなものが窺えました。


独立して成功される方は、スタートアップ時にやるべき

一番大事な業務、すなわち顧客開拓に時間をかけるのだろう

ということが予想されます。


ドラッガー曰く「事業の目的は顧客の創造である」

これは私にとっての金言でもあります。


転職支援という形ではありませんでしたが、今後も勉強会など

にも一緒に参加しましょうというように、新たなお付き合いが

始まることになりました。今後のご活躍を応援させていただき

たいと思っています。


弊社は転職支援がメインであるものの、ご縁が出来た若手会計人

の独立後スタートアップ時のご支援にも今後取り組んで行きたい

ところです。


史上最年少16歳での公認会計士試験合格者が出たとの事。

それはそれで凄い快挙ですが、資格自体がビジネスになるのは

学校くらいなもので、「資格を取った能力」を生かしたビジネス

で成功することが皆の望むところなのではないでしょうか。

恐縮です。


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2010年11月8日月曜日

個性とプロフェッショナル

プロ野球日本シリーズも、パリーグ3位から勝ち上がったロッテ
優勝で幕を閉じました。4勝2敗1引き分け、7戦中3戦が延長戦突入と
いう、まさに両者実力伯仲の戦いでした。

圧倒的な力を持つヒーローはいないけれど、チーム力全体と勢いが紙一重
の差で、中日よりロッテに分があったのでしょう。

さて、スポーツ界を盛り上げているのは、ゴルフの石川遼選手やサッカー
の本田圭佑選手の例のように、常に個性の強い選手だと思います。
日本シリーズを見る限り、最近の野球界は個性不足かな、という印象が
ありますね。

やはり、他を圧倒するパフォーマンスを発揮する”プロフェッショナル”
をファンは待ち望んでいると思うのです。

日ハムに入団するであろう早稲田の斎藤祐樹選手も、人間的に成熟した
素晴らしい若者ですし、マスクも良いので、女性ファンには圧倒的
人気と思いますが、僕らオジサン達の心を掴むには、更なる個性的な
発言や、プレースタイルでも魅せる必要があるのでは、と思ったり。
(そのあたりのエンターテイメント性は大いに期待しています)

どこの組織でも個性が強いと、所謂「出る杭」的に生き難いところが
ありますが、イノベーションを起こすのは、やはり最初は個の力なのだと
思います。

世界の中でも、日本の個性は埋没ぎみですから、僕らも隣国とまでは
行かないけれど、もっと自己主張しなければいけないのだと感じます。

国力の低下は由々しき問題ですから、
僕ら大人達も、若い人に対して、他と違うことを否定したり無理に矯正し
たりしないで、個性と捉えて伸ばしていくような、包容力のあるサポートを
実現していくことが大事なのではないでしょうか。

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2010年10月25日月曜日

組織と伝統

このところ急に冷え込んできて、そろそろ冬物スーツに衣替えしなけ
ればと思いつつ、先週末も素通りしてしまいました。

衣替えはできませんでしたが、日曜日は知り合いの息子さんが古豪の
高校ラグビー部で頑張っているというので、試合を観に行ってきました。

さすが上位常連高だけあって貫録勝ちしましたが、負けたほうの
チームは引退試合になり、試合後はチームメイトと抱き合って号泣して
いました。

チーム内でポジション争いをしたライバル同士も、生涯の大切な戦友
として、これからずっと付き合っていくことでしょう。

ちょっと感傷的になったところ、ユーミンのノーサイドという曲の
歌詞が走馬灯のように蘇ってきました。


”彼は目を閉じて枯れた芝生の匂い深く吸った
 長いリーグ戦しめくくるキックはゴールをそれた

   中略

 人々がみんな立ち去っても私ここにいるわ

 同じゼッケン誰かがつけて
 また次のシーズンをかけてゆく
 人々がみんなあなたを忘れてもここにいるわ”


毎年毎年、同じゼッケンをつけた選手が母校のユニフォーム
を着て戦います。伝統を受け繋いで戦ってきたレギュラーは、
先輩から同じポジションのゼッケンを受け継ぎ、また後輩に
託していく。

そこにはフォア・ザ・チームの精神があります。
レギュラーのゼッケンを貰えなかったとしても、
卒業した後、チームに在籍していたことへの誇りを持ち続けること
でしょう。

チーム内のライバルの存在があればこそ、レギュラーであること
を感謝できるのです。


近年終身雇用が崩れ、企業など組織でも、そういった帰属意識が
持てる会社が少なくなってしまったかもしれませんが、
そこに在籍していたことに誇りが持てるような組織を作って
みたいものです。

同じゼッケンをつけた先人の歩みを、さらに進化させるために。


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2010年10月19日火曜日

時間と距離

最近の大手居酒屋チェーンでは、遠隔地の同店とテレビ電話で
繋ぎ、2箇所で行う同窓会を一つの企画にするようなサービス
をしているらしいです。(何かのTVで見ました)

そのうち大きなホテルでも宴会場の大画面を用意して、世界
同時同窓会のようなサービスを行なう日が来るのでしょうか??

本当にその同窓会が一体感あるもになるのかは、体験してみない
と分かりませんが、目的は東京と地方または海外との電話会議と
一緒ですね。

世の中が進歩して距離と時間はどんどん短縮されています。

インターネットの普及とIT運用のコストダウンで、距離も時間
も気にならない環境を作ってしまいました。

何時でもどこでも、誰とでも仕事は出来ますし、距離や時間を
理由に言い訳し難い世の中になってしまいました。

一方、人の寿命は長くなっていますから、昔の人の100倍くらい
の体験をして、神経をすり減らしてしまうかもしれません。

かつて 時間=距離÷速さ と算数で習いましたが、時間が短縮
されても空いた時間には次の予定が入ってくるものです。

多少の逃げ場(時間)も残しておきたいもの・・・


さて先日、私も遠隔地とのミーティングを初めて体験しました。
仕事仲間の会計士と札幌に居る弁護士とでスカイプを利用した
会議を行ないました。

多少カメラや音質の精度に課題が残るものの、目的としては十分
に達成できました。(会議では同窓会のように乾杯や握手は必要
ありませんからね)


どんなに距離と時間を越えてネット社会になったとしても、直接会
って話すことが無くなることは考えられませんから、会う以上は
目的を達する(満足を得られる)コミュニケーションは必須と
なることは間違いありません。

今日の転職相談も、求職者には会っただけの価値を提供しなけれ
ばいけないのだと、肝に銘じる次第です。


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2010年9月28日火曜日

勝負の分かれ目

テニスのクルム伊達公子選手がマリア・シャラポアに

勝ったのには驚きました。

技術の高さはもちろんのこと、粘りの勝利というか、

やはり勝ちたいという意識の強さ。

技術と戦術眼への自信。そして精神力なのでしょう。

真のプロフェッショナルを見せていただきました。


勝負師にとっての目的はシンプルで、勝つことです。

試合に勝つことと、そして自分の目標に勝つこと。


我々ベンチャーではたらく人も、経営資源が少ない中、

自分を律して、1対1では絶対に負けないという気持ち

が必要です。

問題解決に立ち向かっていく気概が萎えていては、

勝てるはず無いのです。


気持ちを強く持つには、まずは自信をつけること。


スキルがまだまだであれば、挨拶や笑顔で勝負すれば

良いのです。

まずは1点突破。強みを磨きたいですね。

自信が付けば、自然と余裕が顔に出ます。


一人の人間として輝いているかどうかが勝負の分かれ目

だと思います。




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2010年9月13日月曜日

笑顔と親切

自動車運転免許証の更新に行って来ました。

日頃転職希望者には「履歴書用に印象の良い写真を撮りましょう」
と言ってるだけに、

運転免許証の写真も少し笑顔のほうが印象良く見えるかと思い、
写真撮影の時にちょこっと微笑んでみたところ、
「顎は締めておいて!」と、冷たく注意されてしまいました・・・。

慣れないことはするもんじゃないですね。
運転免許は公文書でもあり本人確認には笑顔が適さないようです。

確かに、違反キップを切られた時のドライバーは、誰も決して
笑顔にはなりませんからね。

運転免許の写真は、引きつった顔で写るのが正解なのでしょう。(笑)


日曜日だけに免許更新は随分と混んでいましたが、日本も今後
少子高齢化と人口減少によって、今まで増加の一途だった
運転免許保有者の人口も段々と減ってくるでしょう。

最近は若い人でも免許を持っていない人が多いようですから、
教習所の経営もどうなんでしょうか。

自分が運転教習所へ通ったのは30年くらい前ですが、その頃は
サービス業とは程遠いものだった気がします。

予約は取りにくいし、教官は恐いし、厳しいし・・・。
今は当時よりずっとサービスが良いのでは、と予想します。

身体の安全に関わる仕事なだけに、ヘラヘラ笑って教える教官は
いないでしょうけど、優しく丁寧で親切に教えてくれるように
なったのではないでしょうか。

やはり、どんなサービス業でも親切が一番ですね。

私共のような有料職業紹介所の転職サービスも、今のように受給
のバランスやタイミングで全ての方をサポートすることが難しい
時期もありますが、やはり基本は”親切”や人に接するホスピタリティ
が重要だと思っています。

もちろん、親切と売上げの相関データでの証明は無いのですが、
笑顔で人に接すると、相手の人も気持ちいいですし、自分たち
自身も生き生きと仕事ができるので、決して損な事にはならない
と思うのです。

笑顔を注意されるのは、
悲しい集まりの時と免許の写真撮影の時だけです。

笑顔と親切、そして感謝。

行動指針にすべき、サービス業の基本ですね。





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2010年9月6日月曜日

行動あるのみ

9月に入っても暑い毎日ですね。

プロ野球はセリーグもパリーグも熱い!
阪神が優勝すると景気が良くなるという噂もあるらしいので、
今年は阪神を応援しようかと思っています。

政局も熱いです。
政権政党の党首選挙では14日開票日に向け、主役お二人の動向
が新聞紙上を賑わしています。

しかし多くの一般市民は関与出来ない選挙であり、結果がどちら
に転ぶか分からない中、経済や財政に関する政策委員会でも、
現在休止状況といったところでしょうか。

登場人物は毎回同じだが、主役が毎回変わる小劇団、という印象
です。どちらが勝っても、負けたほうの態度いかんで政局が混沌
として経済も更に停滞・・・なんてことになりませんように。

私も小さいながら企業を経営していますので、
計画→実行→検証→改善→行動という地味な活動サイクルを毎月、
いや毎日のように行ない、未来に向けた明るいメッセージを社員
に向けて投げかけ、そしてその実現を目指して共に走るという
日々を送っています。

つまり、世の中に価値を生み出す組織体にするべく、日々意欲的
に奮闘するのが企業活動のあるべき姿と信じているものの、一方
この国の経営活動の実にのんびりしたこと・・・。

主義、信条の違いはあれど、経済復興に向け早く動き出して欲し
いのですが、どうも成長企業のようなスピード経営とはいかない
ようです。

しかし、某航空会社の再生ではないですが、この国自身も毎年
赤字で資産を食い潰している状況はもう10年以上続いているの
ですから、一刻も早くリーダーが国の再生に向けた力強いメッ
セージと実行力を示して欲しいと思うのは、私だけではないで
しょう。

このままじゃ、日本も夏バテで終わらず夏枯れしてしまいます。

求められるのは、具体的な行動。
行動なくして成果なし。

阪神ガンバレ!

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2010年8月23日月曜日

二兎を追えるマルチタスク

先日、知り合いの女性弁護士がクラシックコンサートに声楽で出演
するということで、興味津々、当社監査役の会計士先生と観て参り
ました。

M&AやIPOの企業法務を得意とする大変忙しい若手の弁護士さんなの
で、出演者の中では飛び切り異色な存在でしたが、そのコンサートでは、
CDを出しているプロのピアニストや、ベテランのオペラ歌手に混じって、
出演パートを立派に演じ切っていらっしゃいました。

ご自身は練習不足で満足な出来ではなかったようですが、何しろ関心した
のは、声楽を始めて3年余りとは感じさせない見事な歌声と、音大卒の
クラシック音楽のキャリア組に一歩も引けを取らない、その舞台度胸は
100点満点でした。

多才な人っているのだなあと関心する一方で、趣味というには随分本格的
と言いますか、本気で取り組んでいるようなので、クオリティーに対して
こだわって仕事並みのストレスを抱えてしまうのではないか、と余計な
心配もしてしまいました。

あらためて思ったのは、誰もが同じ一日24時間というものを与えられるなか、
濃密な時間を過ごすには、思考と行動の量と質に尽きるのだと思います。

実際いろいろな方々と接してみて、
仕事の出来る忙しい人ほど、OFFの時間を充実させたいと考え、計画的な
行動を取っているようです。

同時に二兎は追えないけれど、時間管理を徹底すれば、二兎も三兎も追う事
が可能なのかもしれません。仕事においても、同時平行にプロジェクトを
幾つも進めるようなスキルを必要とされる時代です。

この美人弁護士さんもきっと、幾つもの案件を同時に捌いていくマルチタスクの
達人なのだろうと想像いたしました。

自分自身を振り返って、最近出始めたお腹、つまり運動不足を仕事のせいには
出来ないなと反省した次第です。

時間は自分の意思で作れるのですから。

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2010年8月16日月曜日

歴史から学ぶ

愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ。(ビスマルク)

終戦後65年を経て、私たち日本人が歴史から学んだことは
何なのでしょう。

ついにGDPで中国に抜かれ、”経済大国日本”の看板
は色褪せて、世界の視線が日本から離れていく・・・・。
国内政治も将来設計が上手く描けず、過去20年もがいています。
今こそ真のリーダーが必要です。

日本自らが武力を活用した打開策を選ぶことは2度とないでしょうが、
そろそろ存在感を示さないと、世界から取り残されていくという
焦燥感は70年前と変わらないのではないでしょうか。

元々教育熱心で優秀な国民であることは内外とも認めているところ
ですが、今でも本当にそうなのでしょうか。

大学を出ても10%は就職が出来て居ない状況。
グローバルな仕事を期待できる人材でないと大手企業も目を向けない
現状。

今後10年で国内の労働者人口が700万人も減るという人口構成を考
えると、現状の採用の仕方では企業も人材不足に陥ることが目に
見えています。

一方、若ければアルバイトで何とか生活は出来るので、失業はしない
がキャリアも作れない。勤勉、忠実、誠実などが日本人の特徴である
はずが、それさえも怪しくなっています。

この状態、ちょっとヤバくないですか?

極東の少数派である日本が豊かさを維持するには、結局「経済力」
を高めていくしか無いと思うのです。

政策は対処療法ではなく根治治療が待たれます。
大手企業が世界に逃げ出さないよう、今後の「税金改革」に注目
が集まります。

対外的には平和的交渉力を磨き、日本を魅力に感じ必要とする
国を増やしていくしかないと思うのです。


都内も練馬で38度とか。
身近では、この暑さがヤバいです。

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2010年8月6日金曜日

生涯現役

昨日は、尊敬する税理士のM先生のセミナーがあり、拝聴するはずが、
仕事が長引き懇親会にのみ参加しました。

M先生は、あまりにもオーラが大きくて、気安く近づくには恐れ多い
存在ではありますが、お付き合い自体はもう10年になるでしょうか。
久しぶりに元気な先生にお会いすることができ、会の終盤、ワイン
まで注いでいただき本当に感激しました。

お互い、海老蔵さんに似ているね、と親しみを込めて言っていただき、
ボウズ頭であることを初めて「得」に感じたわけです。

いつも矍鑠としていながら、80歳を超えてお酒はガンガン飲みますし、
講演では2時間くらい話続ける体力には本当に脱帽です。

今では事務所に出られるのは週に1日とか。執筆活動が中心なのだと
思われますが、仕事を続けるM先生は、私の目標でもあります。

私も、蒸留酒の原液は水で薄めないとちょっとキツい年齢になりましたが、
仕事は生涯現役で、少しでもM先生に近づけるように頑張ろうと思います。


しかし、先生と同じ海老蔵アタマでも、散髪の料金が私の5倍とは、
いったいどういう事なのでしょう?





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2010年8月4日水曜日

受験の夏

今年は我が家も2人の娘が、”受験の夏”です。
毎日予備校や図書館に行ったり、塾の合宿に行ったりで
家族の予定は合いません。
従って家族旅行の予定も無く、お盆の渋滞も無縁であります。

心置きなく仕事ができます。

自分の大学受験時代を思い起こせば、
「夏を制するものは受験を制す」などと某予備校の掛け声に洗脳されて、
高田馬場まで毎日通って自習室で勉強したものでした。

夏休みシーズン、街行く若い男女が小麦色の肌を露出させて楽しそうに
闊歩している脇で、色白の受験生(つまり私)が日陰を探して歩いている
姿を思い出してしまいます。

そう、夏は楽しい思い出よりも、なんだかほろ苦い思い出ばかりです。

大学に入っても、ウェインタースポーツのクラブに精を出していましたので
夏は冬の合宿日を稼ぐ為、バイトバイトの毎日でした。
そもそも昔も今も日焼けは苦手なので、自分には合っていたかもしれません。


今年の税理士試験もまさに、昨日、今日、明日で、
一年間の学習の集大成を結実させる時。

色白の税理士受験生が、1年の努力の成果をこの一瞬に大爆発させて
もらいたいと願っています。

弊社登録の税理士科目合格者も受験が終われば、皆さんお会いする予定
となっています。登録者も更に増えていく時期です。

受験の後の税理士(3科目以上)の採用活動はお任せ下さい!


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2010年7月21日水曜日

モチベーション3.0

ついに酷暑の季節到来です。
照り付ける直射日光と紫外線からお肌を守る為、男性用の日傘が欲し
いと思うのは、色白の私だけでしょうか。

茹だるような暑さの中、仕事のやる気が失せるのは分からないでも
ありません。しかしやる気が簡単に失せてしまう人は、暑くても寒く
ても、上司に叱られても、電車が混んでも、髪型が決まらなくても、
何かのせいにしてやる気を減退させてしまうものだと思うのです。

元々仕事への目的意識とヤル気、要するにモチベーションが低い人
の特長です・・・・とバッサリ切り捨ててしまうとそれで終わって
しまう話なのですが、いかにしてやる気を維持できる集団を作るかが、
チームマネジメントでは重要な事だと言われています。

オーナー経営者は、いろんな意味で自由ですし、やる気を失うことは
会社の滅亡に直結するので、基本モチベーションは高い人種と思います。
しかし常に元気な経営者はやる気を失うことが少ないだけに、意図して
人をやる気にさせることがあまり得意でなかったりします。
(私も気をつけていますが)

たとえば社員のやる気を引き出す手段として、金銭的インセンティブ
は即効性があります。しかしその持続性は疑問です。
所詮金銭的欲求はそれを充たしてしまうと途端に行動力が減速し、再び
やる気にさせるにはそれ同等以上の強い刺激が必要です(麻薬みたいに)

かく言う私も、かつて働いた外資生保で、前月の10倍以上の給料を貰
った時、流石にその後数ヶ月はのんびりしてしまい、再度ゼンマイを
巻き直すのには結構苦労した経験があります。
金銭+アルファの社会的欲求が加味されないと成果が持続しません。

もちろん金銭的評価に加えて行動を褒めるという事も、やる気にする
には効果的と考えられますが、持続的なやる気という点では、やはり
本人の自律性を高めなければ効果は一時的なものになるでしょう。

ルーチンは大切な業務ですから決して否定できませんが、正社員の
仕事もかつて主流だったルーチン業務から、創造的な仕事へのウェート
を高めていかないと賃金は上げられません。

自分で考え、自分で造り、行動の成果を内外に認めてもらう。
それぞれの社員の自己実現欲求がどこにあるのか、リーダーが細やか
に気を配らなければいけない時代なのだと感じます。

日頃若手会計人の転職相談をしていて、皆さん学びに対する意欲は
大変高く、組織への利益貢献という事よりも、学べる環境や何が身に
付くかに一番興味を持っている方が多いです。

それを逆手にとって、学べる環境、身に付くスキルを売りにして、
良い人材の確保をすることが可能ということでしょう。

以上

モチベーション3.0 ドライブ(ダニエル・ピンク著 大前研一訳)
「持続するやる気をいかに引き出すか」で勉強させていただきました。

岡村


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2010年7月12日月曜日

ブレる球、ブレる票

スポーツと政治。ふたつのイベントが同時に終了しました。

W-cupサッカー、そして参議院選挙。
この1ヶ月間、国民はどちらに多くの関心を寄せたのでしょうか。

長い時間楽しめたのは、サッカーでした。
特に決勝トーナメントに真のW-CUPの戦いがあるのだと実感しました。

オランダのロッベン、スナイデル、そして決勝戦のゴールを決めた
スペインのイニエスタ。親しみ易いボウズ頭の選手がW-CUP
を盛り上げたことは記憶に残るでしょう。(私の記憶にね)

もちろん重要なのは国政に影響を及ぼす選挙の方に決まっています。
しかし大事である選挙が何か準備不足と議論不足で、本当に多くの
国民の関心を惹きつけたのか、疑問が残るところです。

本来、選挙当日だけの一発勝負のイベントであってはならないと思い
ますが、3年に一度半分づつ入れ替える参院選が一発勝負なのに対して、
4年に一度のW-CUPは、長期間にわたっての戦いの結果、真の実力が
証明できるのだと感じました。

当然サッカーと比較するなど、無理な話であることは分かっています
が、この国の選挙の方式が、何かその場、その時点、短期間での世相
が反映されているだけで、国民の本当の意思を吸い上げるには何かが
足りないような気がします。

20歳以上の成人が選挙権を持っているといっても、若年層とシニア層
の関心ごとや直接的利益が異なります。今回も、サラリーマン層の
浮動票が保守政党への拡散を生んだのではないでしょうか。

W-Cup方式が、地区予選、本大会の予選リーグ、そして決勝トーナメン
トとあるように、政策を問う選挙が、地域、年代別の予備選・または
アンケート投票(予選)があって、議論を積み重ねた後に、決戦投票
(決勝)をするとか、国民全体を政治へ関心を向けさせる時間と工夫が
あればいいのに、という気がします。

国が一つになって、経済面でも教育面でも、暮らしやすさでも、どうす
れば世界のトップクラスに返り咲けるのか、論議する期間がもっとあっ
たほうが良いのでは、と個人的には思います。

分かりにくい政党や政治家の政策に対して、一発勝負で実力を計るのは
恐いと思いました。

状況の変化など現実路線で考えれば、公約がぶれる事もあるでしょう。
しかし、説明責任は果たさないと信頼を失います。

ブレる球「シャブラニ」が本田選手のゴールを生んだ今回のワールドカップ
ですが、政党の政策がブレて国民の期待をはずしまくるのでは困ります。
今年の流行語は「ブレる」で決まりですかね。

成長なくして繁栄は無いですから、国の成長戦略に期待しています。 

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2010年7月5日月曜日

戦力の引継ぎ

ワールドカップもBEST4が出揃い、3決も入れて残りは4試合。
ただし試合開始は全て日本時間の朝3時30分らしく・・・

どの試合も面白そうで、もちろん興味はありますが、デンマーク
戦のように早起きして見るかどうかは微妙なところかと。

日本では、既に祭りの後のような雰囲気が漂い、ここ数日の話題
は代表選手の去就と、次回大会を見据えた今後の組織・チーム作り
に向いているような印象です。

いわば、甲子園予選に破れた3年生が引退し、新チーム結成に
向けて動き出した高校の野球部のようです。

引退と涙はこの時期の風物詩みたいなもので・・・


さて、人が入れ替わりながらチーム組織として継続していく宿命で
あるのは企業でも同じで、どちらも戦力の引継ぎが重要な問題に
なってきます。

誰かが引退(退職)をしても、他の誰かをそのポジションに据えて
戦力ダウンを防ぐ。新規採用する募集背景でも補充目的が多いです。

しかし、企業でも採用した人材を即レギュラーに置くのは周りとの
調和を図るのに時間がかかり、結構難しいものです。

プレー(仕事)の仕方や、パス(コミュニケーション)の出し方が
前任者と違いますし、やはり最初は信頼関係構築ありきですね。

移籍(退職)の兆しを察知して、採用は前倒しに計画を進めたい
ところ。実際、ジャパンのレギュラー陣が活躍できたのも、控えに
力のある選手がいるからこそです。

採用の決め手はスピードです。情報(候補者)の集め方と、そのフ
ォロー。買手市場と言えども、転職者も選ぶ意思は持っています。
良いと思える人材はタイミングを外すと逃げられて、他に決まって
しまいます。

良い情報を早く多く収集し、目標とする期日までにまとめるため
には、カウンターで一気に攻め上がることが重要です。

最後は双方の意思が一致してゴールとなるのです。


いやはや、仕事の話をしているつもりがW杯のお陰でいつのまにか
すっかりサッカー脳になってしまいました。

以上。

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2010年7月3日土曜日

ルールのある戦争

ワールドカップはルールのある戦争である。
そう感じさせた準々決勝のオランダ対ブラジル戦。

日本が惜敗したオランダが世界ランク1位のブラジルに快勝しました。

個人的にはその髪型に親しみを持っているスナイデルやロッベンの
大活躍で、見事逆転で勝利したわけですが、対するブラジルのプレー
ぶりに期待はずれの落胆も感じた試合でした。

前半1-0で折り返した時点では、ブラジル優位の展開で、そのまま得点
を重ねていく予感もありました。

しかし後半の早い時間に、なかばラッキーなオウンゴールで同点に追いついた
オランダが息を吹き返し、その後スナイデルの”スキンヘッド逆転ゴールで”
勝負の流れは完全にオランダへ。

そして極めつけはラフプレーでのブラジルCBの一発退場。

勝負の綾は何だったのか・・・

挑戦者として挑んだオランダのボールを追う直向さ。
一方、絡みつく相手を振り払おうと苛立つ王者ブラジル。

同じルールの中で、冷静に戦ったオランダと、焦りを押さえきれなかった
ブラジルという構図は誰の目にも明らかでした。

リードした後のオランダも守りに入るというよりも相手陣内に積極的に
攻めあがり、その姿勢には爽快感がありました。

決定機に決め切れなかったエース カカと、栄光がするりと逃げた
ドゥンガ監督の心中は・・・。

激しい肉弾戦になった後半、
公平に両チームを裁いた日本人審判の冷静さは見逃せませんでしたね。


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2010年6月28日月曜日

地理は得意だったはず

明日29日 ベスト8をかけた日本対パラグアイの一戦があります。

また先だっては、同じくアジア代表韓国とウルグアイの試合があり、
韓国は惜しくも8強を逃してしまいました。

世界から見れば、この2試合は似たような対戦同士なのでしょうね。
韓国と日本、パラグアイとウルグアイ、どちらもルーツが近い
ようですし。

パラグアイとウルグアイの場所を正確に言える日本人、どれくらい
いるのでしょうか?

地理が得意だったはずの私もパラグアイの場所をブラジルの上あたり
と誤解していました。

ついでに、アフリカ勢の国の場所もキャッチアップしました。

コートジボアール、カメルーン、ガーナ、ナイジェリア
南アフリカ以外は、みな西アフリカで近いですね。

ガーナの日本大使館には、従兄弟が赴任していますが、きっと
盛り上がっているんだろうな。

地球儀を見て、思いをめぐらせ、世界を旅した気分を味わいましょう!

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2010年6月21日月曜日

組織への忠誠

個の力か、組織力か。スポーツでもビジネスでも課題は同じです。

日頃弊社に転職相談にいらっしゃる方は、大手監査法人にお勤めの
若手会計士または外資系大手税理士法人にお勤めの税理士の方が
多いのですが、誤解を恐れず敢えて申し上げるなら、事業会社に勤務
する方に比べると帰属意識やロイヤリティーが若干希薄なようです。

まず、監査法人や外資系税理士法人という組織が、事業会社のように
全社的な経営目標を掲げて社員全員がそこへ向けて邁進して行く、
という図式になり難い環境であることは言えるようです。

個が強いプロフェッショナル集団であるがため、各人の独立意識が高く、
所属組織に対しての忠誠という教育や習慣が無いのかもしれません。

しかし、”事業の目的は顧客の創造である”という故ドラッガー氏の
言葉を借りれば、どんな営利組織や団体でもそこに所属する全員のベク
トルが一致しなければ、組織として顧客満足度を極大化していくという
高い目標を達成することが難しいだろうということも想像できます。
 
複雑化していくビジネスの世界で、会計・税務・経営に精通する職業
会計人の役割は益々大きくなっていくものと思われます。
これからは組織の力で企業のワンストップニーズに応えていくことが求めら
れるのではないでしょうか。

顧客への忠誠。組織(チーム)への忠誠。同じ目標を共有するには当然
必要なことなのでしょう。
もちろん、組織への忠誠は雇用関係や上下関係に限らず、パートナー
シップであっても実現可能なことと思います。
ただし強い信頼関係が不可欠になりますが。

個人だけでなく、組織での達成ができれば、より喜びは大きいものに
なるはずです。

さて一方、
ワールドカップも予選リーグ中盤となりますが、毎日の結果を見ると過去
の優勝経験チームであっても楽には勝てない試合が続いているようです。

主力選手のケガや不調で思うような結果を得られず、チーム内の不協
和音が表面化している強豪国さえあります。プロらしくプレー以外でも
ファンを裏切らないで欲しいと願っています。

そんな中、今回の岡田ジャパンは、チームの雰囲気がとても良いので
はないかと思わせます。

正ゴールキーパーでも、ベテラン選手が控えに回って盛り立て役に
徹し、守備陣全体も連携がしっかりしていて、選手達の気持ちが一つ
になっている気がします。

決めるべき人が決め、抑えるべき人が抑えている。結果に繋がり、団結
も更に強くなる。今のところ戦略と戦術が計画どおりに実を結んでいる
という印象です。

良い結果が組織への忠誠をより強固なものにしているのでしょう。

必然的に、決勝リーグ進出をかけた第三戦デンマーク戦への注目が
集まるお膳立てが出来ました。
試合開始は24日(木)の27時30分。

夜更かしは身体に悪いので、”早起き”して応援したいと思います。

再び感動のゴールが見たいです。


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2010年6月15日火曜日

雨降って地固まる

2010年6月15日

おめでとう!ありがとう!!
日本国中の雨雲を吹き飛ばした会心の一発。
Wカップ初戦カメルーン戦を見事勝利で飾った岡田ジャパン。

昨日は、夜のお勤め(転職相談)の後、帰宅したのが11時半過ぎ。
「前半はほとんど見れなかったな」と悔しさ半分、テレビの前に立った
直後に放った”松井のクロス”。そして”本田のゴ~ル”。

ライブなのにダイジェスト版を見たような幸運に恵まれてしまいました。

直前の日本代表はテストマッチでいいところなしの敗戦続きでした。
先発や戦術も守備重視に変えたようで本番も厳しい結果になりそうだ・・・。
日本中が覚悟していたはず。それが、理想的な勝ち点3をゲットする。

評判や期待が高いと妙に硬くなるのが日本人の生真面目なところですが、
前評判が芳しくなかったのが返ってリラックスできたのかもしれません。

仕事でも何でも、上手く行っている時というのはイケイケドンドンで
流れにまかせて進むだけで、何も考えていない事が多いですが、
結果が出ない時や苦しい時期は、試行錯誤を繰り返し、思い、悩んで
一筋の光を求めてのた打ち回る時が誰でもあるでしょう。

見せ掛けだけの努力じゃなくて、本当に結果を求めて七転八倒をして
いたら、突然の偶然で良い結果を得られた経験はありませんか?

結果が出ない時や、自信を失いかけているときこそ、自己コントロール
を上手にしたいもの。

プロ野球でも、かつて調子が悪い時も”絶好調!”と言って自己暗示を
かけた根アカな名選手がいました。

人からの期待に惑わされるより、自分自身への期待を高く持ち、それに
応えたいものです。それが”高い目標の明確化”ということなのです。

(運を)”持っている”という表現をよく聞きますが、期待に応えた
本田選手も有言実行の人。新エースが結果を出し、これでニッポン
チームも更に結束するでしょう。

昨日は、まさに雨降って地固まる の一日でした。
やっぱり次も期待してますよ。


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2010年6月7日月曜日

AKBはビジネスユニット?

1週間くらい前だったか、高3の娘が、ポニーテールと云々・・・
とか言う、AKB48のNEWシングルを持ち帰ってきました。

あれ?ファンだったっけと聞くと、なんでもクラスメートの一人が
AKBの握手会参加券付きのCDを一人で十数枚も買ったので、1枚
をタダでもらったとの事。

どうやら「握手回数」×「CD」を買ったという訳なのですが、
1回の握手の値段は、CD価格1枚1000円也。

熱烈ファンにとってはCD本体が付録なのでしょうか・・・
エコじゃないのでは?

AKBにさほどの興味がないオジサンにとっては、ただ単に商魂たく
ましいとしか映らないのではありますが、一方ダウンロード
全盛で若者のCD離れが顕著となった昨今においては、結果を
出せる必殺のビジネスモデルという事なのでしょう。

興味ついでにAKBを調べてみると正規メンバー48名以外に研究生と
やらが15名ほど居るようで、頑張っても2~3人しか覚えられない
オジサンに取りましては、かつてのモー娘以上に高い壁を感じる
難儀な問題なのであります。

悔しいけれど、AKBが間違いなく売れるビジネスユニットである
ことを認めざるを得ません。ちょっとポケモンビジネスに通じる
ものがあると思われますけど、そう感じるのは私だけでしょうか。

さて、AKBと言えば、その仕掛け人が秋元康氏であることは有名ですが、
その秋元氏に師事していた放送作家の岩崎夏海さんが書いたビジネス
小説『もし高校野球の女子マネージャーがドラッガーの「マネジメント」
を読んだら』(通称もしドラ)は、昨年暮れに発売され、60万部も売れて
いて、今でも本屋さんのビジネス書コーナーに平積みされています。

登場人物もAKBメンバーをイメージしているとのこと。
1日で読めてしまう当該ビジネス書で、AKBをちょっと身近に感じた
方も居たのではないでしょうか。

ドラッガーファンの一人としましては、「マネジメント」の極意が
多くの若いビジネスマンに広まって行く事は好ましい事とは感じます。

ただ「マネジメント」が普遍的とも言えるビジネスの金言を数多く
残しているロングセラーなのに対し、本のモデルであるAKBの賞味期限
がとっても心配です。

是非、2匹目のドジョウを狙った、次なる奇想天外なドラッガー書を
お待ちしています。

岡村


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2010年5月24日月曜日

競争から協業、協働へ

参加させていただいているIPOの勉強会メンバーと、
この土日に北海道へ行き、ゴルフとグルメとで交流を
深めて参りました。

スキー以外での北海道はもう20年振りくらいでしたが、
昼間はゴルフ以外にやることが無いので、札幌の大通り
公園にある「さっぽろ電波塔」にも登って、まさに
御のぼりさん状態でした。

この勉強会、若い弁護士や公認会計士の方が中心となり、
ベンチャーキャピタル、証券会社、証券取引所等で働く
30代のビジネスパーソン、そしてベンチャー経営者など
が参加しています。

私もIPO企業の人材紹介をやって来た経験もあり、それぞれ
の立ち居地から語られる経験を聞けることは非常に有益です。

勉強だけでは味気ないですし、飲むだけでは長続きしない
でしょうから、勉強と交流を重ね、ゆくゆくはIPOを目指す
企業の発掘などでお役に立てればと思っています。

同業者のお付き合いという点では、我々人材紹介業も、それ
ぞれの専門分野を生かして協働する事が時々あるのですが、
証券関係者でもありうるようです。

ベンチャーキャピタルの人達は各社仲が良く、情報交換やゴ
ルフなどをすることが時折あるとの事。IPO企業に投資する
場合に、VCが何社も入っていることがうなずけます。
逆に証券会社同士だと、やはり競争相手。協働することは
ほとんど無いようです。

さっぽろ電波塔のような施設も、本来競合するテレビ局共通の
電波発信のタワーとして建てられましたから、協業していたと
も言えるでしょう。

飲食でも地域にラーメン店が多くなれば、競合ということにな
りますが、色々なお店の味を楽しめるラーメンの町という評判
が作られれば、相乗効果ということで協業になります。

札幌にも外国人(特にアジアの)観光客が多く押し寄せ、
何事もアジア経済圏として考える必要が出てきていますが、世
界との競争に勝つ為には、国内産業が更なる切磋琢磨と協業
そして協働して、生き残らなければなりません。

さっぽろ電波塔も、現在はその存在感を活かして、大通り公園
の観光名物となり、役割を変えて生き残っています。
東京タワーも同じ運命ですね。

つまり、マーケットのニーズに対応して、ハコの役割も変化し
て行くと考えれば、生き残れるのだと思います。

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2010年5月17日月曜日

成果を上げるということ

6月11日から開催のサッカーワールドカップ南アフリカ大会。
ここまで来たら、あとは日本選手のゴールで1試合でも多く
勝つことを願うのみとなりました。

日本代表も全員が職業としてサッカーをしているプロ集団。
成果とはシンプルで、試合で負けないこと。
そして目標はベスト4。

この岡田ジャパンの目標が、現実的か否か論議されている
ところもありますが、それをやろうとすることが大切であると
感じます。(ある選手の受け売りですが)


当社でも常日頃から意識付けていることですが、
仕事とは成果を上げる為にするものだと考えます。

どんな組織でも成果を上げることを目的としている場合は、
メンバーの目的意識のレベルを上げ、進むべきベクトルを
同じ方向に導く工夫が必要となって来ると思います。

目的意識が希薄な場合、得てして仕事ぶりは以下のような
状態になりがちです。

やるべき大事な仕事が後回し→ 優先順位を掴んでいない。
量を追う事のみで満足している →手段を目的化している。
場当たり的な行動を取っている →全体を見ていない。

こんな場合は、所謂「木を見て森を見ず」といった近視眼的
な行動に陥っているのです。

チームのゴール(目標)と自分のゴールを一致させることが、
組織で働いていくための必須条件となります。

逆に、組織の目標にアジャストできないと、それは辛いことに
なりそうです。

ビジネスマンにとっても、ストレスを溜めないために、組織と
個人の考え方を一致させるよう努力するか、自分のゴールに
忠実に向う為に転職するか、判断しなければいけない場面が
来るはずです。

税理士や公認会計士の皆さんは、組織に貢献するという仕事
よりも、自分の持つ知的技術を駆使して、自分の興味ある
テーマで成果を上げたい、と願っている方が多いようです。

確かにそれは理想的ですが、個人個人の目的意識が
バラバラでは、チームでの競争には勝てません。

スポーツでも仕事でも、
自分が居る場所を輝かしいものにするために、成果に対し
貪欲に追求したいものです。


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2010年5月10日月曜日

チームの勝利が一番

自分の数字には無頓着。

それを振り返ると前へ向かう邪魔になるような気がする”

LAエンゼルスの松井選手が日米通算1500打点を挙げた時の

コメントを聞いて思ったのですが、偉大な業績を成し遂げた人

にとって、それ以上の目標を設定することは容易ではない。

だからこそ1試合1試合勝つことに集中し、そのための準備を

日々していくことが、松井選手にとって平常心を保って長くプ

レーをする秘訣なのだろうと思ったわけです。

”個人の記録にはそれほどの拘りは無い。チームの勝利が一番”

松井選手が偉業達成時に語ってきたフレーズです。

よく松井選手とイチロー選手を比較されることがありますが、

二人が居たチーム事情によって、その後野球人としての考え方も

違ってきたのかも知れません。

つまり、松井は常勝を義務付けられたチームで、勝つ為に打点を

あげることを当然の使命とされる主砲であり続けたこと。

一方のイチローは残念ながら優勝と縁が薄いチームで、イチロー

個人の華麗なパフォーマンスを楽しみに来てくれるファンのため

結果を出し、打率に一喜一憂しない安打数という減らない記録

が積み重ねられてきたという環境の違いがあったと思います。

企業活動においても、営業マンが大きな受注や年次の目標を

達成したりすると、ちょっと一息つきたい、休みたいと思って

しまう場合は多いですし、1番を獲ったが故、本当の実力とのギャ

ップに悩む人もいるのです。やはり断続的な努力をしていないと

ハイパフォーマンスを続けることは出来ません。

NO.1を獲った者の宿命は、NO.1を続けることの苦しさを背負う

ことですが、そこから解放されるには、眼の前にいる顧客の

HAPPYにさらに貢献し続けるというシンプルな考えになるこ

とだと思います。

我々企業人も、過去の多少の栄光を振り返るより、未来を建設的

に創っていく事に意識を集中していくべきでしょう。それだけ時

代の変化は大きく、過去の成功体験が通用しなくなっています。

自らの居場所を輝かしいものにするには、自己研鑽に努め、

やはりチームが勝つことに貢献するしかないのだと思います。




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2010年4月26日月曜日

ビルの谷間の定食屋

先日、中規模会計事務所の経営者とお酒を飲みながらお話を
させていただいた中で、「どんな事務所を目指しているのですか?」
という質問を投げ掛けてみました。

その先生は見るからにインテリで、とてもジェントルマン。
プラダやシャネルが似合いそうなスマートな方です。
公認会計士を主体とするシャープなコンサルティング会社を目指して
いるというような答えを予想したところ、

「ウチの事務所は高層ビルの谷間で営む定食屋みたいなものですよ」
という意外にベタな答えが返ってきました。

言葉の主旨は、大規模事務所を目指さず、大手事務所が敢えて入
ってこない、かといって普通の会計事務所では扱えない特化した分野
で一番になるという思いを伝えたかったのでしょう。

通常の法人税務監査のクライアントの数は、事務所規模の割には
多くなく、新規の営業もそれほど力は入れていないようです。

一方、事務所スタッフの有資格者率も高く、得意分野に関しては、
上場大手と提携し、プロジェクト案件のコンサルティング業務が拡大し、
日本全国というフォールドでビジネスチャンスを得ているようでした。

更に聞くと、その特化した分野に注力している会計事務所は全国でも
3社くらいしかないとの事。
だからこそ、社員一人当たりの生産性が2000万円を優に超えているの
だと納得しました。
恐るべし定食屋。
弱者が生き残っていくには、事業テーマ絞ることが必須であることはよく
言われますが、今までやってきたことを切り捨てるのには勇気がいる
ものです。

仕事では、キャビネットの中の使わない資料を捨て、
家では、この冬着なかった洋服や使わなくなったキャンプ用品を捨て、
頭の中は、常識だと思い込んでいた「こだわり」を捨て、
「強み」とすべき事に集中したいと考えています。

GWは何処も混みそうなので、掃除週間にしたいと考えています。



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2010年4月19日月曜日

親衛隊

中3の娘のバレーボールの公式戦を観に行きました。
その学校では部員数24名で、女子生徒数の5人に一人が
バレー部ということです。

年々、生徒数や顧問の引受け手も減り、部活動を維持して
いくのが大変な中では、幸い盛り上がっていました。

しかし部員が多いからといって強くなるとは限りません。
人数6人ギリギリで参加しても強いチーム(学校)がありました。
応援する大人の数のほうが多く、メガホンを握ったお父さん達
のリズムに合わせた低ーい掛け声は、アイドルの親衛隊かと
思わせるほどの熱心さで、微笑ましさをちょっと超えていました
が、周りの人達が必死で部活動を支えている姿をみました。
(もし親じゃなかったら異常な光景かも・・・)


かえって人数が多いと練習の密度も薄まりますし、チームを
統制するも一苦労です。

やる気のあるメンバー、指導者、練習時間、学校・保護者の
協力が無いと、簡単には勝てるチームにならないのが現実で、
いい意味での親衛隊は必要なようです。




一方、学校の部活動維持だけでなく、企業にとっても若年層の
就業人口が減ってしまうのは、企業の活力維持にとっては
由々しき問題です。



不況のあおりで新卒内定率が80%という状況で、
国を中心として社会全体で若年層の戦力化を真剣に考えて
行かないと、本当に国際社会から取り残されてしまうような
不安があります。


相変わらずブランド力のある大企業のみ人気が殺到し、
中小企業には人が集まりにくく、母集団を作る体力も不足して
いる現状を打破するために、国家としても若年層の採用・育成
の援助をお願いしたいところです。

新卒採用のシステムも今や陳腐化しているのではないでしょうか。

国と大学と企業が協力して、全体でインターン制度などを導入し
てはどうでしょう。一定のインターン期間を経て就業を決定すれば
お互いのミスマッチや無用な就労歴を増やさずに済みます。
もちろん中途採用でもインターン期間を設けてもよいと 思います。

また既卒者を中小企業が採用した場合の補助金などがあれば、
安心して教育・育成の期間を設けることが出来ます。


超えるべきハードルはいろいろとありますが、新卒4月採用主義
や経歴、転職回数など過去の既成概念を捨てないと、現状
の打破は難しいと思うのですが、どうでしょう?


今後、ゆとり教育で親掛かりだった子供時代、そして学生時代
を経て、いきなり戦場のような企業に入って自立しろと言われて
対応ができない若者が多くなるが目に見えていると思います。


ウチの子供達もゆとり教育ど真中なのですが、再度競争力を
取り戻すために、教育制度の大幅な見直しが必要と感じます。


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2010年4月6日火曜日

上昇気流に乗って

昼休みに散歩がてら、芝大門あたりを歩いている時、

暖かな風に乗ってヒラヒラと桜が舞っている情景

に遭遇しました。ここから新緑の季節を迎えるのだな、

と何だかとても明るい気分になってきました。

景気も上昇機運に乗って行って欲しいですね。


上昇と言えば、昨日打ち上げられたスペースシャトル

のディスカバリー号。

日本人最後の宇宙飛行士は 山崎直子さん。

その旦那さんは奥さんの夢を実現するために主夫に

なられたとの事。結構イケメンの旦那さんで、ご夫婦の

生き方もカッコいいですね。


宇宙飛行士の奥さんを父娘で送り出すなんて、

こんなドラマみたいな人生もあるのだな、と思いました。

でも、そこに至るまでは大変なご苦労があったはずです。

家族の問題等で、仕事に打ち込めず悩んでいる人も多い

と思いますが、人に話すと意外に皆何か抱えているもので、

自分だけが悩んでるのではないと気づかされるわけです。


私たちの人生でも、何があったって明日はやって来る

わけだし、流されるだけでなく、自ら進んで筋書きの無い

ドラマを作っていくことを楽しめれば、ストレスなんて

吹っ飛びますよ。


子供の頃、新学期のクラス替えが心配で前の晩寝付け

なかったように、春は新しい環境で不安になる人もいる

かと思いますが、無理に「是非頑張りましょう」という

よりも、「是非楽しみましょう」 というほうが当たっている

のだと思います。


暖かくなりましたし、まずは行動しましょう。


(春眠暁を覚えず・・・とならないうちに)



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2010年4月3日土曜日

再会

先日、ある機会で久しぶりに会った先輩3人と飲んで、

いろいろな話をする中で、

「♭みんなどう考えているんだ?」 「#なにがですか?」

「♭なにがって、老後だよ!」

という漫才のような件で、定年後どう過ごすのか、という

話題に入っていったことを思い出した。


僕自身は、定年などという概念は持ち合わせておらず、

会社が成長し、安心して誰かに経営をバトンタッチする時

が引退であり、今はまだ明確にその時期を決めていない。

今はメンバーとREXをどう伸ばしていくか考えることが楽しい。


経営トップを譲るのはやはり60歳くらいかもしれないが、

その後もキャリア&ファイナンシャルのアドバイザーとして

頭と体が動く限り、働いていきたいと思っている。


有名企業のサラリーマンである諸先輩方とはズレた

ビジネス人生を歩んでいることを自覚したが、


先輩方も僕も、元気であれば何かできるのだ、と思う。


しかし、こうして久しぶりに再会出来たのが、お通夜の

席のあとであったのが、何とも皮肉ではある。


今後、毎年1~2回は会って行こうよ、という事になった

のは故人が作ってくれた縁なのだと思う。

ありがとうございます。


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2010年3月31日水曜日

年度末

3月31日は入社式を控える新入社員のように、なぜかソワソワしますね。

気温も上がり、サクラも8分咲きくらいでしょうか。

明日はビジネスマンにとっての開幕戦。
スタートダッシュのため、4月1日を気持ち良く迎えたいものです。


早い時間から居酒屋が混むのでしょうね。


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2010年3月23日火曜日

叡智を発揮するとき

最近の日経新聞「私の履歴書」に、ユニ・チャームの高原会長

が寄稿されていますが、その成功物語からは、我々も大変勉強

になる知恵を得ることができます。

   

何といってもベンチャーの旗手にふさわしいチャレンジ精神と

情熱をもって、消費者の支持を勝ち取ってきたのだと思います。

内外の大手資本に対して品質での真っ向勝負を挑んだ姿勢には、

改めて学ばざるを得ません。壁にぶち当たったときに、叡智と

勇気を持って乗り越えてきた様子が、紙面から伝わります。

       

日本人はこの叡智を発揮するのに向いているようです。

別の新聞記事にも書いてありましたが、日本人は四季の変化を

感じ取れる優秀な感性を持っており、本来消費意欲も旺盛です。

サクラサク→合格・入学式、桜→お花見と連想し、それが消費

に繋がっています。

   

つまり豊かな想像力が消費を牽引しているのです。

将来不安を払拭し、物心ともに豊かな社会を作るには、今こそ

生活する人、そして働く人の叡智を結集する必要があると思う

のです。

   

話が大きくなってしまいましたが、

マーケティングというのも、日常で起きている些細なことでも

変化を感じ取り、生活提案をして消費を喚起し、豊かさを求め

成長発展を目指すことなのではないでしょうか。

誰の仕事でも常に何らかのマーケットを対象としています。

マーケットに受け入れられる為のサイクルを連想することが

肝心です。

  

何のために。誰の為に。どんな効果を齎すのか。

どうしたら良くなるのか。

目の前の事を解決するために次の段階まで関連付けして

考えるといった、日々の仕事でも連想の繰り返しです。

それ無くして本当の成果は生まれません。

     

人間に与えられた特殊能力すなわち叡智を発揮することが

将来に対する答えとなるではないでしょうか。

       

さて、

10年近く前、参加している経営者の会で高原会長に講演を

お願いし、今回の私の履歴書に書かれている一部が垣間

見られるお話を聞くことが出来ました。その時会長から、

「岡村さんの名司会で気持ちよく話すことが出来ました」

と素人司会の私を気遣っていただいたことに、改めて感謝

申し上げます。


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2010年3月15日月曜日

転職の動機

日曜日は近所に一人で暮らす父の様子を見に行くことがあります。

80歳を過ぎ、健康上いろいろと問題も抱えてはいますが、幸いに
して頭はまだクリアです。スポーツや政治、そして経済の話になる
ことが多く、時々弊社の事業についての話題に及ぶことがあります。
次男である私は子供頃、企業戦士の父とはあまり会話した記憶が
ありません。 それが今では父の一番会話する相手となっています。

某銀行に一生を捧げたお陰で、他人から見れば比較的恵まれた
老後をおくって来たと思います。しかし典型的な就社型でもあり、
転職を一度も経験していないため、転職サポートの仕事が
今ひとつよく分かっていません。

大きな組織しか経験が無いため、転職者に問題があるから、
という既成概念が強いのも事実です。

最近の就職難と上場企業の新卒採用状況が新聞記事に
なっているので、この前も「お前のところは商売になっているのか」
などと聞いてきたので、「ウチ(REX)はスペシャリスト転職に特化
しているから、なんとかなっているよ。」と適当に答えたら、
「どういう意味だ?」と意外にも食いついてきました。

今までも、どうせ理解しないだろうから「問題ないよ」とか
「まあ、大丈夫」とか、素っ気無い返事をしてきました。
関心があるのに私のほうからしっかり説明しては来なかったのです。

それだけに、父の理解力のあるうちに、ここはよく理解してもらおうと
先ずは噛み砕いて一生懸命説明してみました。
父も理解しようと努力していました。

・最近は人間関係の問題以外にも転職の動機は多岐にわたっている。

・ 中途採用ではゼネラリストよりもスペシャリストを望む傾向がある。

・大企業であってもM&Aなどで生き残りをかけ、従来と違う事業を
 行ない、現有メンバーでは対応できない業務は中途採用で補う。

・特にREXの専門である公認会計士や税理士資格者の場合、
 転職によって自分の武器(スキル)を増やしていっている傾向が強い。

・ 医師が専門の診療科目を持つのと同じように、会計士、税理士は
 資格を持ちつつも、それぞれ経験によって専門分野が分かれてくる。
 しかし外からはそれが見えにくい。

 などなど。

一応弊社の行なっている会計士・税理士専門の人材紹介について、
基礎は植えつけたと思います。父の耳が遠く、大きな声を出したせい
で、ちょっと喉が枯れましたが、話してよかったと思いました。 

初めて聞く人にも理解して共感してもらえるサービスを提供する
必要を益々感じました。

父には、また今度、仕事の話をしてみようと思います。
忘れてしまわないうちに。

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2010年2月22日月曜日

対応力

よく対応力のある人材が欲しいと言われることがあります。

どんな仕事をするときでも、業務への対応力や内外の人へ
の対応力を求められますが、中でも顧客対応力が一番
重要であると思います。

昨今の食品消費期限表示問題やメーカーのリコール問題
など、起こしてしまったことに対する批判よりも、起きたこと
に対する対処方法に多くの批判が集まることは、記憶に新
しいところです。

ミスやトラブルは誰にでも起こりえますし、こちら側に直接の
原因が無い場合もありますが、そこで言い訳をすると相手
からの評価は更に下がります。

この場合、相手が何を望んでいるのか、瞬時に判断しなけ
ればなりません。ここでの能力が仕事を上手く出来る人と
出来ない人の差がつくところです。

人間の本能として未熟な場合、先ず自分を防衛することを
考えるのですが、自己を守ろうとする苦しいいい訳が火に
油を注ぐ事態になることをなかなか予測できない人は評価
が上がりません。

顧客との信頼関係もミスを起こしたから崩れるのではなく、
ミスに対する対応の遅れや誠実さが欠けて根本の信頼が
失われるのです。

一方、ミスやトラブルが起きても、今後それらを回避する
仕組みを直ぐに作れば、組織もより強くなります。

アカウンタビリティ(説明責任)とよく言われますが、相手の
問題意識によっては説明するともっと深みに入りそうで
躊躇する時もあるでしょうが、顧客に対してはやはり誠実さ
が一番大切だと思います。(社員間でも同じですが)

先ずは事態を直ぐに報告し、非を認め、適切な対処をしな
ければなりません。それが長期的に顧客を維持する最も
重要な心がけだと思います。


さて、タイガー・ウッズがゴルフのプレーではなく個人的素行に
より謝罪会見をしましたが、米国メディアはまだ納得はいか
ないようです。

あと何が足りないのでしょうか?


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2010年2月15日月曜日

税理士の市場性は

最近、独立系大手税理士法人の理事長からお話を伺う機会を得ました。

税理士業界の市場は約1兆円との事。約200万社×年50万円の会計税務
顧問料という計算らしいです。さらに他のコンサルティングやMAS業務で
成長余力が1兆円とすると、実に2兆円マーケットになります。

一方この市場でのリーディングカンパニーは所謂外資系BIG4税理士法人
ですが、一番の大手で年商100億円というから、1兆円の1%でしかありません。

TOP企業ですら1%のシェアしかない業界を有望とみるか、競争の激しい
世界と見るか、その人の考え方次第ですが、消費が減退し、どの業界でも
成長が鈍化している中ではパイの奪う事でしか成長する道は無いのだから、
小さな会計事務所だとしても売上げ拡大のチャンスはまだまだあるのは
ないでしょうか。

また、もう一つ。これから伸びようとする会計事務所に必要な要素は、
「社員力」であるとの事。確かに会計事務所は人の知的生産性向上が
利益率の源泉になるわけで、付加価値の高いサービスを提供して高収益
を上げるには、社員のレベルUPを基本とした品質の向上を地道に追及
するしかないと仰っていました。

社員力を上げるには、会計事務所に限らず、やはりやる気を出させる
仕組みが大事と思います。

ワンストップで顧客のあらゆるニーズに応えようとして、規模拡大を目指す
会計事務所は、運営の仕組みが一般の事業会社と変わらなくなってきました。

少数精鋭で何かに特化していくのか、あらゆるサービスを提供するのか、
経営の方法論に是非は無いと思われますが、

社員力をたかめるため、経営者がそれ自体を真剣に考えているか、
自営業としてしか考えていないのか、自ずと結果には差が出てくるのでしょう。


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2010年2月2日火曜日

龍馬伝

日曜日、録画したままだった大河ドラマ「龍馬伝」を3本連続
で観てしまいました。

この龍馬伝が面白いかどうかに関わらず、多くの日本人の心
を動かした坂本龍馬の33歳という短い人生に、少なからず興味
を持っている人も多いと思います。

身分制度厳しい土佐藩の下級武士の家に生まれ、幼少時代に
意図せず上士(上級武士)を怒らせて命を奪われそうになった時、
病弱な母が必死になって龍馬をかばい灘は逃れたものの、それが
もとで母は寿命を縮めたというエピソードが初回にありました。

しかし母は上士の心を動かした。そこが龍馬の原体験となり、自分
も多くの人を動かせるのでは、自分も何かできるのではという思い
で土佐を出て日本を変える道へと進んでいったということです。

この“人を動かす”という能力は、誰もが身につけたいと思うもので
すが、実際はそう簡単にいかないようです。

リーダーとして人を動かす。マネージャーとして人を動かす。
取引先を動かす。
ビジネスではいろいろな場面で人を動かさなければなりませんが、
動かすためには動機付けが必要となります。それを考えるのが
私たちの仕事であると思います。

所謂モチベーションの問題です。
大きな志であり、自己実現意欲であり、人に役立とうとする強い
気持ち、または切迫感であり・・・人は何かによって動かされます。

そしてそこにぶれない強さがあれば、思いを実現する可能性が
高くなるのです。

時間は有限であるだけに、無駄に過ごしたくはないものです。

転職される方も、誰のために、何のためにと、自分と向き合って
働く動機を考えないと失敗します。

我々事業主にとっては、考え抜きリスクの少ないチャレンジをし続
けなければ、社員もその家族も、顧客も守れません。

だから真剣です。

龍馬も、自分のため、家族のため、土佐のため、日本のためによく
考え、行動した人であったと思うのです。

「考えにゃ、いかんぜよ」

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2010年1月25日月曜日

成長・成功する人材とは

最近読んだ本のなかで、
伸びる人材に共通する7項目という記述に目が留まりました。
「日本で最も人材を育成する会社」のテキスト:酒井譲著

出所は元プロ野球の名打撃コーチで、その後高校教師に
転じた故高畠導宏氏が「人生を豊かに過ごすには」という
演題で講演した中での内容です。
高畠氏はTVドラマ「フルスイング」のモデルにもなりました。

・ 素直であること
・ 好奇心旺盛であること
・ 忍耐力があり、あきらめないこと
・ 準備を怠らないこと
・ 几帳面であること
・ 気配りができること
・ 夢を持ち、目標を高く設定することができること

これらはあらゆる職業に共通する普遍的な気構えであり
習慣であると思います。私たちホワイトカラーでも、各個人は
決まったテーマ(職種)で仕事をしているものの、常に同じ
状況は無く、変化してゆく中で成果を上げて行くためには、
上記を実行していくことが必須となります。特に、他人と関わ
り顧客満足を最大化することを命題とする企業に属する者に
とっては最も重要なことだと思います。

弊社に転職相談にいらっしゃる方は、税理士、公認会計士
など有資格者がほとんどですから、学習能力が高いことは
言うまでもありませんが、転職に関しては些か準備が足りない
方が多いです。

活動に関しても、単に自分の志向に合う求人情報を仕入れる
ことまではするけれど、どうしたら内定を取れるかといった採用
側から見た視点を推察し事前の対策準備をするといったところ
には、当初意識が及ばないケースがほとんどです。

就職内定必勝法のような書籍もありますが、中途採用は時期、
タイミングなど、需給のバランスなどで決まる要素が高いので、
今のような不況で買手市場の時は、より採用側の出方を研究
する必要があります。

転職という新たなプロジェクトを成功に導くためには、目標意識
を高く保ち、相手(求人企業・採用者)から見て自分がどのよう
に映るのかを客観的に分析して臨むことで、その確率は高くな
るでしょう。

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2010年1月12日火曜日

アバター

過去、人間が考えた事は、ほとんど現実になっている

ことを考えると、映画「アバター」の世界も現実に

起こるかもしれない・・・・・


奇想天外な宇宙ファンタジーとバイオレンスアクション

で大ヒット間違いなしの映画、

ジェームズ・キャメロン監督の「アバター」を

観に行ってきました。 とにかく、CGが凄い!

自然や動物、メカニックの描写が凄い!!


3Dの劇場ではありませんでしたが、


映像も音声も、物凄い迫力で、

どこからこの物語を作る想像力が

生まれてくるのだろう。


ストーリーはとてもシンプルですが、

地球上で人類が自然との共存して

いくことの大切さを考えさせられました。

一見の価値あり。




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2010年1月11日月曜日

JALに学べることは


再建に向けた日本航空(JAL)の会社更生が注目
されていますが、マイレージは継続されるとのことで
妻も一安心。
日常の買い物でも必ずJALカードを使い、溜まった
マイルで旅行に行く時の飛行機代はいつもタダ。
最近も家族で沖縄に行ってきました。


飛行機で行く旅行は一家の楽しみでもあり、JALは
家庭円満にも一役買ってくれているのでした。


それだけに個人的にもJALの再建を祈っています。

コスト削減や企業年金の減額など、従業員やOB、取引先など

直接関係者の心労は相当なものでしょうが、株式会社であると同時

に公共的機関の役割が大きいゆえ、国民の納得する形での再建

は避けられないようです。

昔は飛行機に乗ってスチュワーデスさん(当時の呼び方)との短い

やり取りにもドキドキしたものでしたが、最近の国内便やリゾート便

はベテランのCAさんが多く乗務しているようですね。


こちらも年を取りストライクゾーンは上昇していますけど、

「安全な空の旅をお楽しみ下さい」と言ってくれるからには、

CAさんのフレッシュさも期待したいです。

実際、採用時の年齢もUPしているらしいですね。

CAに代表される肌理細やかな気配りは日本人の一番の強みで

あるところですが、やはり航空会社の強みは、その人材教育が

きちんとしていること。JALから人材教育を学べるはずです。

勝手な思いつきですが、
航空会社の人材教育を、日本の若年層の社会人教育に
有効活用できないのでしょうか。


マナーが良く知性と教養に溢れた若いCAさんの存在は、子供達の

目標になり大人になりきれない若者達の模範にもなるのに、

と思うのは私だけでしょうか。

さて、成人の日を迎え、大人の仲間入りをした人が約127万人だそうです。
(ちなみに昭和23年生まれの団塊ど真中世代の人口は227万人です)


新成人の数は過去最少で、少子化を実感してしまいます。
来年はさらに減るようです。

ゆとり教育も見直され、民主党政権下では高校授業料の補助も検討

されてはいますが、少なくなった若年層を、日本を牽引する人材に教育

することが、復活の王道ではないかと思うのです。


2010年1月10日日曜日

創造力と緻密さ

ビジネスの世界で仕事をする社会人の基本は、

仕事を通じて関わる”相手”を満足させるための

不断の努力すること、と考えています。


努力とは、目標に向かって考え、行動することです。


それ無くして長期的な成長と成功は不可能だと

思うからです。


この場合の相手とは、ステークホルダーを意味し、

顧客、取引先、共に働く仲間を満足させる仕事

をすること。それこそ、ビジネスでの成功に近づく

王道なのではないでしょうか。


仕事をする上で、創造力と作業の緻密さを両立させる

ことは簡単ではありませんが、どちらも高いレベルに

ある人がハイパフォーマーになっているような気が

します。


創造力とは現状を捉えて未来を予測し、新たな価値を

生み出すことであり、緻密さとは、正確であること、

その正確さとは他者に対して喜ばれたいという、

気遣いや細やかさの現れです。


不景気だと周りが見えなくなり短期的な結果を

求めがちですが、創造力と緻密さを高めて

価値あるサービスを提供し続けることが、長期的

成長、すなわちロングセラーへの道だと信じて、

日々取り組んでいます。


さあ、本格稼動が始まる第二週。

気合を入れて頑張りましょう。



税理士・公認会計士の転職相談、採用支援ならREX

2010年1月3日日曜日

2010年スタート!



あけましておめでとうございます。

2010年という区切りのよい年を迎え、

気合が入っています。

元旦は母の墓参りから始まり、

二日には快晴の湘南で、箱根駅伝を応援

して来ました。


大きな注目を浴びる中、プレッシャーに押しつぶされ、

一人であったら頑張りきれない事もあるかもしれま

せんが、伝統と仲間達に支えられた学生たちが、

襷をつないで頑張る姿にあらためて元気ともらい

ました。


今日三日は往路でした。

会社の程近く、増上寺前を通過する

選手たちは輝いて見えました。

東洋大の2連覇は見事でした。
青学大8位入賞、41年ぶりのシード獲得 おめでとうございます!

バトンパスが陸上日本のお家芸であるように、

仲間を信じて走るチームワークこそ、日本人の真髄で

あると気づきました。


依然として混沌とした1年になることが予想され

ますが、しっかり本質を捉えて、半歩先行く

「さすが」と言われるサービスを目指し、

公認会計士、税理士など会計・税務・財務の

プロフェッショナル人材に特化した人材サービス

を更に進化させて行く所存です。


本年も何卒宜しくお願いいたします。


岡村



税理士・公認会計士の転職相談、採用支援ならREX