2015年12月22日火曜日

2016年への応援ソング

いよいよ今年もあと数日となりました。
先週の税理士試験官報合格者で、覚えているお名前を何人か拝見し、資格者のキャリアを支援する私どもにとりましても嬉しい瞬間でした。とくに、正社員で仕事をしながら受験勉強を続けて、合格を勝ち取った方の喜びはひとしおでしょう。本当におめでとうございました。

しかし、あのマクドナルドが売却される時代です。税理士の受験勉強を始めてから合格するまでの何年間でこの数年で経済環境が大きく変化してしまっている可能性があります。どんな仕事でも求められるアウトプットは変化していくでしょう。 宝物である税理士資格を光り続けさせるためには、自己研鑽が欠かせないものと思います。

さて、来年に向けて、元気の出る動画を見つけました。
というとナニ訳わかんないこといってんだ!!と言われそうですが、それは松岡修造さん出演の某飲料メーカーのWEB広告「キミだけの応援歌ムービー」です。(すでにご存知かもしれません) http://www.suntory.co.jp/softdrink/cclemon/song/
100人分のニックネームに向けて、応援ソングを歌っている動画なのですが、人から聞いて、見て、笑ってしまいました。私に当てはまるのは、おかちゃん、やす、おとうさん、社長、と4パターンもありました(笑) 先生、部長、先輩など、みなさんにも当てはまるものがあるでしょう。

複雑に考えすぎず、来年も明るく楽しい年になるよう、プラス思考で頑張りましょう。

「出来る、出来る、絶対出来る!!」

では、良いお年を!


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2015年12月15日火曜日

採用の決め手

先日、知人宅に電話したら「現在使われておりません」とのテープが・・・引っ越ししてしまったのかと思ったら、固定電話を止めてしまったそうです。ビジネスでもコミュニケーションツールが変わってきていますし、家庭の固定電話やFAXは風前の灯火なのでしょうか。
ターゲットによっては、FAXや紙のチラシ方が、いまだに訴求力のある媒体であるという事実もあります。 しかしITでコミュニケーション方法が変化することを止めることはできないでしょう。

年も押し詰まり、今年を総括する話題が出るころですが、皆様の会社は良い年でしたでしょうか? このところの景況感は横ばいで、落ち着いているようにも見えますが、 新興国の情勢で日本経済も影響を受ける、綱渡り状態であることに変わりありません。

少子高齢化による人口減は避けられず、議論は国民総活躍社会と銘打って、家族全員を稼ぎ手へと駆り出そうとしています。 家計の収入を上げて税収もいただくという国の作戦は、 たしかに間違ってはいないのだろうけれど、 本質は生産性を上げるための個々人の実力を上げることだと思います。
ITリテラシーとコミュニケーション力を上げる教育こそ国で取り組んで欲しいですね。 伝える力と聞く力の土台があってこそのITリテラシーだと思います。

採用の現場においても、ITや語学力に増して情緒豊かな対人スキルが決め手となっている企業様が多いようです。 とくにリーダーシップやホスピタリティはITとは別の、 機械やAIにもとって変わることができない普遍的なスキルだと思います。

ではそういったスキルをどのように養っていくか・・・・ 小さくてもいいので、組織の責任者になることが近道だと思います。


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2015年12月1日火曜日

キャリアの作り方

最近の傾向ですが、数年前に一般企業に転職した会計士の方からの相談が増えています。
2010年~2012年の間に、公認会計士資格者が監査法人から大量に流出したことは周知の事実と思いますが、その頃一般企業に転身された方もたくさんいらっしゃいました。それから3~4年が経ち、再度キャリアチェンジを考えている資格者が少なくありません。

今は企業管理部門の求人も多いですから、条件改善に企業から企業へと転職する方もいるようです。しかし、キャリアの作り方を間違えると、ビジネス人生の大事な期間を無駄にしてしまうこともあるので注意が必要です。

以下は主な相談内容です。
・企業の就業環境改善とともに残業が減り、残業代も減って年収ダウンしてしまった。
・上長との相性や、部門内の常に同じ人間関係に閉塞感を感じている。
・仕事内容がルーチン業務から発展せず、会計士としての腕が鈍ってきたのではと不安。

入社してみたら、イメージと違ったというのは転職ではよく聞く話ですが、資格者としてのキャリアダウンは避けたいですね。

また、企業の管理部門では、財務・企画部門や人事はフロントで力を持っていますが、経理部門はとかく守りのイメージです。会計士の方が役員直轄の経営企画部門で期待されるのは、事業企画やマーケティングの部門と連動すること。会社全体の将来をイメージしてないと、資料の作成係に終始してしまいます。

企業では、同じ仕事内容で5年、10年ということは、キャリアアップしていないことですから、マネジメント層へ上っていくという意欲をもっていないと存在感を失います。 とくに大組織ではプロパー社員が中心ですから、社内の生き残りは簡単ではありません。その会社の社風に染まった企業人としてゼネラリストになっていくのです。

新興やベンチャー企業はチャンスはあるけれど、リスクは取りたくないという方もいます。 何のリスクかと言えば、経営のリスクでしょうが、会計士としての実力と所属する会社の安定度とはイコールでないことが多いです。 企業の外科手術ができる会計士は、実力があるということです。

どの職種でも、厳しい環境で仕事された方が自然と実力が付いているということがあるでしょう。 どういったキャリアを作っていくかは人それぞれですが、どんな環境でも生き抜けるビジネスパーソンを目指したいものです。


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2015年11月25日水曜日

マイナンバー

先日、ようやくマイナンバーの「通知カード」が自宅に届きました。 私の住む自治体は、差出日が比較的遅いようなので、多くの皆様のお宅には既に届いているかもしれませね。
通知カードを受け取ると、マイナンバー制度がいよいよ始まったという実感が湧いてきます。 一生付き合う番号を見て、「長くて一生覚えられない・・・」というのが正直な感想です。

今後、通知カードに代えて、写真付きの身分証明として使える個人カードを申請される方もいるでしょう。20歳以上の有効期間はパスポートと同じで10年ですから、運転免許証(5年)よりも長く使えます。

少しでも、若いときの写真で申請したいと思うでしょうが、10年ちかく経って認識されないほど容姿変化があったら困りますね。(笑) 私なんかは30代から40代で随分と大人の容姿になりましたから、その時代に個人カードがあったら認識エラーになっていたかも。飲み会の良いネタに使われていたかもしれません。

国としては、法人税率を下げて企業経済を活発にする支援をして、雇用者の年収を上げて個人課税と社会保険料を漏らさず徴収する方向にあります。もう逃げられません。(逃げるつもりもありませんが)

ただ、富裕層はどんな徴収制度になっても、会社をたくさん作ってそれぞれの交際費を活用するなど、いろいろな方法を考えますので、それほど気にしてないかもしれません。一方、複数からの収入を得ていた事業主やフリーランサーなどの可処分所得は減る可能性があります。

近い将来、配偶者控除も無くなりそうですから、誰もができるだけ長く働いて、将来に備えなければいけない状況になるでしょう。

最期に頼れるのは「健康」ですね!


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2015年11月17日火曜日

モノ作りのプライド

日曜夜のドラマ「下町ロケット」を毎週楽しみに見ています。 主演の阿部寛さんも、その他の役者さんたちも、みんな熱演していてイイですね。純粋に良いモノを作りたいという技術者の熱い思いを感じます。 万人に共通する大きな夢を実現するには、自社の利益だけではなく、相互協力が不可欠で、そこに大手企業と中小企業の垣根ないし個人のエゴも入る余地はありません。あるのはモノ作りへのプライドだけです。

大企業と中小企業の関係同様に、国も相互に依存しています。 先進国と後進国(発展途上国)は、資源を消費する国と資源や労働力を提供する国の関係であり、現実には大きな格差があります。それがときとして負のエネルギーを生んだりもします。 しかし、だれもが願う平和や健康そして地球の安全など、万人に共通する価値観で考えれば、必ず共通点は見いだせるのではないかと信じたいです。

私たちは自由経済の中で夢を追い、豊かさも安全も求めるため、競争が起こります。人も組織も、大きな価値観を共有して共生する道を模索しないと、無益な争いはなくなりません。それにはお互いの歩みよりとか、思いやりの気持ちが大事で、相手を変えられないのなら自分が変わるしかありません。

一方、発展的永続を考えると、切磋琢磨という意味での競争が強く求められますから、レベルアップを諦めずに追求したいものです。 リソースを自社で何でも抱えてしまうことが、かえってリスクになる時代です。外部と協力して本当に強くしたい所に集中しないと勝ち残れないでしょう。若年層が減り、働き方が多様化する今後、仕事の内容や能力に合わせた雇用の仕組みを考えていかざるを得ません。

人事採用に関して日本は新卒主義で、価値観を合わせやすいポテンシャルのある新卒社員を多く取り込めた会社が安定成長してきました。
しかし、ベンチャー、中小企業が成長する段階では、中途の即戦力が必要となります。 さまざまなバックボーンを持つ中途人材ではありますが、上手に活用することが成長への道です。中途採用だとしても、良いモノ(サービス)を作りたい、提供したい、というプライドを持てる人材かどうかは、活躍してもらうための重要なファクターだと思います。

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2015年11月4日水曜日

理想主義、現実主義

私見ですが、長年仕事をしていて、働く人は大体が二つのタイプに分かれていると感じます。

1「未来を展望し、今から先を創ることが好きな人」=理想主義(idealism)の人。
好奇心旺盛でアイディアが豊富。新しいことにチャレンジすることが好きですが、飽きっぽくミスも多い。子供のころ忘れ物が多い人かもしれません。(ワタシのこと?)

2「過去を洗い出し、今を作る(纏める)ことが得意な人」=現実主義(realism)の人。
分析力があり、現状を改善する能力に長け、業務のミスも少ない。一方、自分のアタマで納得しないと直ぐには動けない。失敗は少ないが、大きなチャンスを自ら捕まえにいけない傾向がある人。

決してどちがが良いというわけではありませんし、どちらか100:0という人もいないでしょう。ただ性格として、どちらかには寄っているようです。

会計士の方も、新たなシゴトを創り出すのは前者のタイプ。新しいことにチャレンジすることが好きで、独立してアクティブに活動する傾向があるでしょう。一方、現実主義の人は開拓者というよりは、得意分野を深堀してプロフェッショナルになっていきます。専門機関や企業の経理部門で働く人はこちらのタイプが多いかもしれません。イノベイティブな行動を期待しすぎるとかえって負担になります。

経営者は圧倒的に1のタイプで、参謀は2のタイプが多いと思います。
新たな分野を切り拓くベンチャーは前者で、伝統も守る老舗には後者が向いているでしょう。

中途採用の適性検査でも「動きながら考える人」と「考えてから動く人」とに分かれ、新規営業するタイプは前者で、後者は営業支援業務が向いていると言われています。現代の営業にはどちらのタイプも必要です。

結論として、組織を作るにはどちらのタイプも必要です。最初は開拓者の集まりのほうがスピードがありますが、後々は管理システムが重要になります。 つまりさまざまなタイプの人材を組み合わせることで、攻めにも守りにも強い組織になります。

もし転職をお考えの方なら、ご自分のタイプを見定め、社風や企業ステージ、そして求められている人物像にマッチする転職先を探すほうが、転職した後の後悔が少ないものと思います。

納得のいく転職をするためには、求人票だけではわからない、その組織で求められている詳細について、信頼できるエージェントに詳しくお聞きいただきたいと願っています。

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2015年10月27日火曜日

シェアリング

若者を中心にシェアハウスを利用する人が年々増えているようですね。家の近所でも共同住宅らしき変わった建物が新築され、なんだろうと思っていたら、女性専用のシェアハウス物件でした。まわりでもシェアハウスで外国人と暮らし始めた知人の子がいたり、独身寮をシェアハウスにしたという例を聞きました。

ちょっと調べてみたら、シェアハウスの3/4は東京にあり、その9割が23区内だということで、勤務先に近くて住居費を抑えられるシェアハウスは時代が求めている暮らし方なのでしょう。

全くの単身より、コミュニティのなかで暮らすほうが安全ですし、社会性も身に付きそうです。都会で働く女性が安心して暮らすにも、女性専用のシェアハウスは増えるのではないかと思います。 貸家建付地の評価額がシェアハウスに優遇されたりしたら・・・なんて無理でしょうかね。

世の中、色々なものがシェアされることで利便性が良くなっています。カーシェアリングも、たまにしか自動車を乗らない人にとっては合理的です。将来は自動運転で動くクルマのカーシェアリングが普及するかもしれませんね。

そして、ワークシェアリングについてですが、かつてはリストラして人を減らすアメリカ型か、人は減らさず一人ひとりの仕事量を減らしワークシェアする欧州型かなど、不況期に注目された手法だったような気がします。

これからの時代は、能力差や仕事に費やせる時間が違っても、誰もが戦力になるように業務を切り分け、仕事をシェアして成し遂げることが求められています。 一人で全てを完結させる達成感は過去の価値観となり、それよりもチームで協働した成果に価値があるとする世の中になるのです。

シェアとは経済合理性にかなっているとともに、モノを大切にしたり、人と人の結びつきを強くする方法なのだと思います。

高級な料理やお酒もシェアして美味しく、そして楽しく感じられるものですしね!

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2015年10月22日木曜日

同じ船に乗る

秋らしい爽やかな青空は気持ちがいいですね。当社も10月の秋晴れの日に会社を設立し、早いもので13年が経ちました。
設立当初は顧客の期待に応えるサービスを模索しましたが、まわりの経営者がIPO(株式公開)に意識を向けていたため、組織作りの支援サービスとして人材紹介を始めました。

当時は今以上のIPOブームで、その予備軍の企業も沢山あり、夢を抱いた成長企業はスピード感に溢れ、キラキラ輝いているように見えました。今と同じように人材は売り手市場で、活躍する人材の紹介はウェルカムで景気はまさに晴れ印。当社も人材コンサルタントを増強し「これから」と思いきや、徐々に景気が減速し歯車が狂いだしました。とどめのリーマンショックでは取引先がバタバタと倒れ、当社の行く手に暗雲が立ち込めました。オフィスを縮小し嵐に耐えました。

当社がいま存在しているのは、REXという船に乗り必死に漕いでくれた仲間がいてくれたからです。 現在また20数名のメンバーが同じ船に乗っています。今後どんな荒波が来てもそれを乗り越えられる人材を育てることが一番の仕事だと、14年目のスタートに強く誓います。

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2015年10月6日火曜日

連携

ラグビーワールドカップで活躍する日本代表の戦い方を見て、タックルの際、相手を止めてボールを奪おうとする動きが、とてもよく訓練されているように見えました。低く当たって動きを止めたあと、次の選手がボールを奪いに行く。選手たちは、本当に犠牲心の塊です。フォワードを中心に、巨体選手相手に怯まず、ぶつかって前に進む連携した動きに感動しました。

連携ということでは、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)が合意を得たとのこと。大国の脅威にスクラムを組んで守り、健全な成長を目指そうということなのでしょう。

さて、弊社(レックスアドバイザーズ)が 9月末決算であるため、ここ一年の会計人の人材紹介について簡単に総括してみます。
過去一年の主なプラス要因としては以下の通りです。
・紹介決定件数の増加。前年比約145%up
・転職決定者の平均年齢が上昇。34歳→35歳(弊社扱い)
・監査法人の会計士試験合格者中途採用が3倍増(弊社扱い)
・一般企業求人が全般的に増えI、PO案件の求人増。(求人数140%up)
一方、マイナス要因としては、内定承諾後の辞退者増加。約2%→約4%

総務省の統計では、今年8月の有効求人倍率が1.23倍であるように、多くの業界で人手不足です。2013年度が(求人数より求職者者数が多い)0.97倍であったことを考えると、この2年で売り手市場に一変したわけです。3~4年前と違い、監査法人、税理士法人、コンサル系はともに採用難に陥りました。

ただ、いち早く採用要件や選考方法の見直しなど、変化に対応した取り組みができている求人先は、採用予定人数を確保しつつあります。 やはり、採用に成功する一番の要因は選考の速さです。そして、伸びている企業には、必ず良い採用担当者がいます。エージェントとの情報共有等の連携が、歩留まりの上げるコツでもあります。 また、少人数の会社であれば、経営者が積極的に関わらないと人財は採れません。応募者からみて、面接官に何か違和感を感じるような求人先は、良い採用が出来ていないかもしれません。

監査法人でも、あと1年くらいは積極採用だと思いますが、徐々に選考のハードルが上がってきたようです。採用人数も、しばらくすると落ち着いてくるでしょう。選べるときもそんなに長くは続かないかもしれません。

転職希望者の方々にとっても、タイミングを逃さないためには、市場の状況についてエージェントと連携できていると良いと思います。


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2015年9月25日金曜日

死生観

シルバーウィークが明け、また雨が降り出しました。
同じく湿っぽい話で恐縮ですが、昨晩(9月24日)女優の川島なお美さんが亡くなったことを知り、とても残念に思っています。最期まで仕事に打ち込んでいた姿を想像すると胸が痛みます。私にとっては、川島さんがアシスタントを務めたバラエティー番組に大学のサークルでちょこっと出たことが懐かしい思い出です。人間誰しもいつかは死ぬわけですが、同じ歳の方の死はとくに悲しい。
心からご冥福をお祈りしています。

そんな川島さん、生前にお墓を購入していたらしいです。同じ墓地にはご友人の多くがお墓を買っていて、「死後もお友達でいましょうね」という関係だったようです。そのお仲間たちで昨年「死生観」という本を出したようです。
生前仲良くしていた家族や友人のお墓が同じだと、その子孫どうしも関係が続いたりして、それも良いかもしれませんね。

そういう私も、10年前に母が亡くなったとき、妻方と同じ墓地に新しくお墓を買い、その後に父もそこに入りました。今年はじめに義理母が亡くなり、私たち夫婦の両親は皆同じ場所で眠ることになりました。このままいけば両家の子孫は同じ寺の檀家でありつづけるわけです。

そういったことで、お墓について我が家は心配ないのですが、核家族化が進んだ昨今、どこのお墓に入るかなど考えていない人のほうが多いでしょうね。
相続税をどうするかという税金対策問題も大事ですが、死後も子孫が仲良くしていくことを願って生前に手を打つことも大切なのではないかと感じます。

ただ私としては、幾多の煩悩に打ち勝つ修行が当分必要と思っていますので、時々お墓参りをして、どん欲に生きていきます!


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2015年9月15日火曜日

目の疲れは脳の疲れ

昔(30年前)と比べ、残業時間は減ったけれど、睡眠時間も減っているという記事を見ました。 以前は、遅くまで仕事をしたと感じる時刻が夜12時過ぎだったようですが、今では9時を過ぎると、遅くまで仕事したと感じる人が多いようです。
ITで業務は効率化し、世の中的に労務管理も重視するようになったので、長時間労働が減ってプライベートな時間は増えているはずなのに、睡眠時間が減っているとは・・・ 要するにプライベートでもネットに向き合う時間が大きく増えたのが原因らしいです。

私自身、仕事中のパソコンだけでなく、帰りの電車でもスマホでニュースを見ますし、寝る前もメールを確認したりします。PCよりスマホでインターネットをします。目によいわけありません。首や肩こりもひどくなりました。薬局に行くと、目の疲れに効くサプリや、驚くほどの種類の目薬が売っていますね。昔はロートVしか知りませんでした(笑)

目の疲れは、実は脳の疲れであるとのこと。脳の疲れは自律神経に影響し、万病の元となるそうです。イライラや生活習慣の乱れがあれば、それこそよい仕事ができるはずがありませんね。

今年12月からはストレスチェックが義務化されますが、生産性の維持としても社員の健康管理はますます重要になってくるでしょう。目や脳にも休息を与え、疲れの予防にも気を配っていきたいと考えています。


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2015年9月2日水曜日

温故知新

東京のホテル御三家と言われる「ホテルオークラ」が建て替えにより、8月末で本館が閉館になるというので、最後にひと目見ておこうと思いたち、日曜の夜に行ってまいりました。 21時過ぎだというのに、広いロビーには別れを惜しむ人たちが大勢いて、独特な吊り下げ式の照明をバックに写真を撮ったりして、それぞれの思い出を語り合っているようでした。

私自身はオークラを常時利用するようなセレブではなく、大学卒業時の謝恩会や、その後数回の会合で利用した程度なのですが、あの凛とした東洋的な雰囲気が好きでした。レストランでは、高級中華のフカヒレスープが驚くほど美味だったのを覚えています。

かつてビートルズが泊まったキャピトル東急ホテル(旧赤坂ヒルトンホテル)にも、やはり広いロビーに大きな生け花があり、薄暗くも厳かな雰囲気がありましたが、建て替え後は外資系のホテルっぽくなってしまったのが少し残念でした。オークラも高層ビルになるそうですが、古き良き時代の雰囲気は残してほしいですね。

2020年の東京オリンピックに備えて、今後その他でも海外の方たちの受け入れ準備が進みますが、日本らしさを残すことはとても大切だと思います。
海外の方は寺社仏閣や着物文化から日本の格式を感じていますし、礼儀正しさや高い倫理観など、日本は世界から敬意をもって認められる国になる資質をもっています。

国内需要も労働人口も縮小傾向で、かつての成長イメージから脱却しなければいけません。しかし、日本人らしい勤勉さや使命感をもって持続的な成長を目指せば、新たな革新を生み出し、まだまだ新しい産業が出てくるのだと信じています。温故知新ですよね!


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2015年8月26日水曜日

夏の終わりに

この季節、少しだけ日が落ちるのが早くなり、道端に果てたセミの姿を見ながら、夏も終わりに近づいているんだなと、物悲しい気持ちになったりします。
さて先週、税理士試験がありましたが、税理士のみなさんにとっては、苦しかった受験時代、そして進路に思い悩んだ時期を思い出す、ある意味初心に戻れる季節なのではないでしょうか。

若いころは、楽しく充実したときはあっという間に過ぎ去り、逆に苦しいと感じる時期が長かったような気がします。 社会に出るための受験や就職活動。社会人になってからの競争社会(と感じたなか)で、自分がどこに向かっているのか、何者になりたいのか、手探りでもがいていた社会人2~3年目。やりたいことが上手くいかず反省の毎日で、思い悩んだりすることが多かった20代でしたが、結局は目の前にある課題を乗り越えることしか解決への道はなかった。でも一所懸命さは誰かが認めてくれていて、チャンスに変わるときがある。そう思えるようになったのは30代も後半だったか・・・

私も20代後半の8月に初めての転職を経験をしました。
外資生保の営業への転身でしたが、同期は1年で半数になりました。不安と希望が交錯するなか、周りに惑わされず自分が決めた道をやりきるしかない、と腹をくくって進んできました。2回の被買収体験を経て、結局12年半勤めてしまいましたが、すべてはそこで学びました。 確証はなくとも、期待に応えられるよう頑張って自分自身が成長すると、そこにあるご縁やタイミングを掴めるようになり、仕事の成功にも近づくのではないでしょうか。
縁とかタイミングとかを掴む感性を磨くのは簡単ではないですが、前向きプラスの言葉を発しているうちに運が向いてくるものです。(そう言い切ります!)

夏よさようなら~。食欲の秋、はやく来―い。

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2015年8月18日火曜日

意志決定のポイント

新卒採用の8月1日面接解禁後、水面下で進んでいた金融機関や大手企業の採用活動が、にわかに活発になっています。大手企業の採用担当者も、お盆休みや土日関係なくご対応に追われていることでしょう。

さて新卒採用では、エントリーシート通過→WEBテスト通過→面接3~4回が、大手企業の一般的な採用プロセスだと思われますが、面接での選考が始まったとたんに展開が早くなるようです。

就活生の掲示板などからも、採用の進行状況が分かります。どんな面接でどんな質問だったとかも投稿されており、企業側の対応状況が見えてきます。面接した日の夜に次回選考日の連絡が来る場合も多いようで、「連絡が来た」「来ない」など、学生の不安や安堵が文面からリアルに伝わってきます。

学生に人気の有名企業の採用だからこそ閲覧数が多くなり、投稿サイトとして成り立つわけですが、一方ではこのように企業の評判がネットの口コミで伝わってしまうことは、採用側にとっても注意が必要ですね。

選考には、スピードが肝心であることはもちろんですが、選考に漏れた応募者からも良い会社と言ってもらえるような対応が不可欠だと感じます。

新卒のみならず中途採用においても、採用面接の対応は非常に重要であり、候補者にとっては、面接官を通じて会社のイメージを固めます。そして、いかに自分を必要としてくれる会社なのか、自分を評価してくれているかが伝わるかどうかで、内定後の意思決定も変わってきます。

この売り手市場のなかでは、内定者の歩留まりを上げることが一番の課題だと思います。ひとつの例ですが、面接に進んだ理由や二次面接に進んでもらったプラスの理由を応募者にしっかりと口頭で伝えるだけで、応募者からの好感度が上がるというのは事実です。

採用で成功するには、やはり相手目線での採用活動が欠かせませんね。

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2015年8月5日水曜日

30代までに身につけたい力

以前は「35歳過ぎると転職が難しくなる」という伝説がありました。
確かに「将来の幹部候補35歳くらいまで」「若手ポテンシャル30代前半まで」などをキャッチにする求人票が多かったようです。
また、マネジメント層の採用では45歳くらいで切られていました。5~6年前までは、転職登録される方も駆け込みで35歳前や40代前半が多かった気がします。
今では求人票に年齢制限を書く場合は、相応の理由を記載しなければいけませんし、35歳を過ぎたら採用しないという企業もそれほど多くはないでしょう。日本は高齢化社会に向かい、若年層の就業人口が減っています。連結売上1兆円以上の大企業では、34歳以下の就業者は3割程度しかいません。

40代50代の転職は、依然として簡単ではありませんが、中小企業の人材難は深刻であり、事業継続を希望するオーナー経営者にとって必要な人材であれば何歳でもウェルカムです。
ただ、40代以降にもなれば年齢や学歴ではなく、以下のような力を持っていないと、良いポジションでの転職は厳しいと思います。

・リーダーシップ
・ビジネス感覚
・企画実行力
・人材育成力
・柔軟思考

40代以降で求められる人材は、「自分の頭で考えて、人をその気にさせて、皆と目標を完遂できる人」とでも言いましょうか。
何歳になっても、以前と同じ仕事の仕方の枠内では、ポジション・年収は上がりません。逆にベンチャーでは若くても上記のような力を発揮すれば、どんどん仕事を任されポジションも上がっていきます。

会計士や税理士の方は、一般のビジネスマンに比べて、資格の専門性を生かせる方であれば転職に有利です。独立するオプションもあり、いぜんとして将来有望であることには違いありません。
独立して人を率いる場合は、やはり上記のような能力が発揮できる人が成功することでしょう。


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2015年7月30日木曜日

天職の発想

息苦しいほど、蒸し暑い日が続いています。
税理士や会計士の方にとっては、苦しかった受験生時代の「夏」を思い出すころでしょうか。

こんなに暑い夏の土曜日にも、転職相談にいらっしゃる若い会計人の方々がたくさんいらっしゃいます。 一般的な紹介会社のように、すぐにでも転職したいという方の相談が多いように思われますが、割合にして半数ちかくが将来キャリアについてのご相談です。

資格を取って実務経験を一定期間積んだものの、キャリアの方向性について悩まれている方が多いということなのでしょう。他の職種などへの根本的なキャリアチェンジをしたいという方はほとんどいらっしゃいません。

資格や経験を生かし、実務レベルを上げたいという方、働き方や職場の環境を変えたいという方、収入を上げ生活レベルを改善したい方などが中心ですが、相談内容はさまざまです。

監査も税務も資格がなければできない仕事ですから、資格者の皆さまは選ばれた希少な人財です。簡単には得られない難関資格ですから、その価値を活かし世の中に貢献されることを心から願っています。 しかし現状は生き生きと働いている人ばかりではないようです。資格を持っていることと、生き生きと働けることは別の要素なのでしょう。

当たり前のことですが、転職は成長するキッカケであって、決してゴールではありません。いまの仕事を天職と思い、苦しい時期を乗り越え、何かひとつでも得意分野を身につけないとキャリアの価値は上がっていきません。困難を乗り越えた経験がないと、転職しても同じ問題にぶち当たるものです。仕事をして、ずいぶん後になってから天職と思える人も多いのではないでしょうか。

さまざまなご相談を沢山承っていますので、夏のあいだにキャリアの棚卸をしてはいかがでしょう。

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2015年7月24日金曜日

例年と違う夏

梅雨が明け、本格的な夏の到来です。
「夏を制する者は受験を制す」という受験生向けの格言がありましたが、新卒の就職活動もこの暑い夏が社会人への登竜門となっています。今年の夏は二度と来ないのですから、悔いのないように活動されることを願っています。

また、人事採用担当の皆さまも、例年と違う夏を迎えていらっしゃることでしょう。何にしても“例年通り”という仕事の仕方をしていては、変化の激しいビジネスを主導できない時代です。先回りして自ら変化していく行動力は必須です。

ここ最近、超名門企業の不適切会計が大問題になっており、これらも例年通りの利益を確保するために連年で行われてきた仕業なのでしょうか。
自社の経験や過去は確かに参考にはなりますが、歴史を見れば不正や不誠実は必ず暴かれます。
いつの時代も良いことばかり起こるわけではないのですから、良いことしか報告しない人は困ります。先行きの暗雲も共有して早く対処できる人と組織作りが求められています。

今の景気も良いようで、危うさもいっぱいです。猛暑の後には必ず雷雨が来ますし、私たちもチャレンジの使い方を間違わないようにしなければいけません。
従来の仕事の仕方を変革するというチャレンジがなければ、数字の達成は難しいでしょう。


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2015年7月7日火曜日

期待と結果

もともとの期待が大きく、平凡な結果に終わると周りが落胆するけれど、期待がそれほどでなければ、善戦して大健闘と称えられることがあると思います。

今回の女子サッカーワールドカップの「なでしこジャパン」の準優勝は、十分に健闘したと言えるのではないでしょうか。日本の選手たちは小さな身体で立派に戦いました。本当にお疲れ様でした。 名選手が第一線を退くのは寂しいですが、イチからチームを作り直し、4年後はアメリカに勝つことを期待しています。

さて、会社組織でも、期待されている社員がスランプに陥るときがあります。そんなときどうするか・・・ 土台(基礎)を作り直すことが必要ですね。

たとえば、プロ野球で剛速球投手が怪我やスランプで勝てなくなり、その後はコントロールと巧みな投球術で選手寿命を延ばした例がたくさんあります。長く働くために身体のことを研究し、自分にあった体調管理をされていますよね。

ビジネスマンも次のステージに行くために、基礎となる考え方や行動を変える時期が必ず来ます。私も30代の営業の頃、何度か大きなスランプに陥り、悩み、もがき、新たなスタイルを模索して光を見出してきた経験があります。 世の中の景気や技術革新など、外的な要因も大きく、機械化で人手を必要としない仕事も出てきますから、経営者も社員も先を見据え、生きる道を真剣に考えて行動に移さないといけません。

ひとつのモデルで成功した覇者も、いずれは過去の人になりかねませんから、過去の栄光はそっと角に置いといて、将来の期待に応えられるよう行動したいものです。 スランプで期待されなくなった後でも、自分を作り変えて結果を出したときの快感はたまりません。復活して新たな武器を身に付けた人は本当に強いです。 大事なのは、人の期待より自分自身の期待を裏切らないことだと思います。


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2015年6月23日火曜日

集人財

先週、会計事務所の経営支援をしている某上場コンサル会社のセミナーに、協力事業者として参加させていただきました。
会計事務所が発展するためには、「集客」のみならず「集人財」が避けて通れないテーマであるという、採用・育成についての一貫した内容でした。
東京より、むしろ地方都市から伸び盛りの会計事務所さんが沢山参集し、ご参加された若い先生方の真剣さを肌で感じました。

かつての会計事務所さんは、売り上げ1億円、もしくは職員10名くらいに壁があったように思います。一人でマネジメントできる限界がそのあたりなのでしょうか。それでも年商1億円の会計事務所にするには並大抵ではありません。最近は新興の事務所さんで10人から30人の事務所が多くなってきたように感じます。そういった次世代を担う会計人の今後の躍進が楽しみです。

一方、一般企業の採用事情も、新卒、中途ともに売り手市場です。新卒採用では大手企業が広き門であることから、中堅・中小企業の採用難易度が増しています。採用懇談会では、志望が固まっていない学生に食事を振る舞う中堅企業もあるくらいです。女性社員が働きやすさをアピールし、出前のお寿司に加え、缶酎ハイまで出てくるそうです。やり方はともかくブランド力が浸透していない企業では、それほど採用に苦労しているのです。
しかし中堅企業といっても社員数で500人から1000人規模の会社です。会計事務所で500人を超える事務所など、全国でも指で数えられるくらいですから、いかに会計事務所業界がスモールビジネスの集合体であるかが分かります。 スモールビジネスは決して悪い意味ではなく、それだけ絶対的なシェアを持つ大手が居ない業界なのですから、頑張れば多少目立つ存在になれるということでしょう。
今まさに変革期であり、「集人財」が出来ればチャンスは更に大きくなるのだと思います。

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2015年6月16日火曜日

健康経営

最近、ビジネス誌などで「健康経営」なる言葉が目立っていますね。
当社も毎年この時期に社員全員健康診断を行っていますが、身体の健康だけでなく、心の健康も後押しする必要性を感じてたところです。

国家の成長は鈍化しているのに、IT化は進んで仕事を取り巻くさまざまな仕組みが複雑化し、その変化も激しいです。これからビジネスの世界で生きていく若い人にとって、今までモデルであったものがどんどん陳腐化しているわけです。ストレスとの付き合い方を知らなければ長いビジネス人生は持ちません。

ご承知のとおり、大手企業を中心に、社員の心身の健康を会社が考え、管理して、生き生きと働ける職場環境を作ることで業績向上に直結させようという取組みが広がっています。今年12月からは、社員数50人以上の企業でストレスチェックが義務付けられますが、社員の心の健康度合が明らかになり、それも会社の健全度の指数に入るかもしれません。

心身の健康は全ての人の願いであり、力を発揮する土台です。
小さなことから始めるとして、先ずは職場内での言葉のやり取りひとつから改善していく努力が必要だと考えています。


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2015年6月2日火曜日

公正さ

3月決算法人の株主総会招集通知が送られて来ているころですね。
言うには恥ずかしいくらい少額ですが、私もメーカー、総合商社、メガバンクなど数社の株を保有していますので、大手企業の業績の良さが伝わってきます。
やはり、時価総額の大きいグローバル企業が、日本経済を引っぱっているという印象です。

ただ、大手企業の中でも、不適切会計の疑いで上場廃止の懸念をもたれている会社もあり、改めて発行市場に対する開示責任と、公認会計士の皆さまの会計監査の重要性が認識できました。

さて話変わって、(本来違う場面で使いますが)世界の警察アメリカが国際サッカー連盟(FIFA)の汚職捜査に乗り出し、金権疑惑の協会幹部を摘発しました。ワールドカップなどFIFAの放映権はうなぎ登りと聞いていましたが、やはり陰では巨額のお金が動いていたのですね。

素人なのでよく分りませんが、こういった国際スポーツ連盟には監査とかは入らないのでしょうか。当然入ってますよね???実際は放映権などに定価がないので、汚職を見つけるのは難しいのかもしれませんね。

しかし、歴史が証明しています。
信頼を築くのは時間がかかりますが、失うのは一瞬です。

日本もオリンピックを控え、いろいろな所で予算取りが激しくなりそうです。
このようなスポーツ団体の汚職事件があると、お金の流れや管理が注目されるでしょう。

公正な監査、信頼を裏切らない日本大会を期待したいです。


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2015年5月26日火曜日

保険でキャッシュバック

爽やかな五月晴れの日が続いています。5月末申告企業をご担当される税理士の方も、ひと山越えてやれやれといったところでしょう。
ここ最近の大手企業の好業績に引きずられ、ご担当される中小法人も、だいぶ黒字が増えたのではないでしょうか?2013年度の国税庁の調査ではで約30%の企業が黒字だったと記憶していますが、2015年度はさらに改善していることと予想します。

さて、私も十数年前まで保険会社で中小法人向けの黒字減らし節税商品として、いろいろな保険を販売していました。その頃はオーナー企業の節税ニーズが高く、財務強化とか退職金対策とかで保険もそれなりに喜ばれたものでした。今は節税に適した保険商品も限られているようですね。

一方、節税の保険商品は少なくなりましたが、この数年でクレジットカード払いが出来る保険会社が結構増えました。初回保険料だけでなく、継続保険料もクレジット払い可能な会社が相当数あります。個人でも年収の1割くらいの保険料を払っている方が多いようです。口座振替からクレジットカード払いに変えることで、そのポイント付与分でかなりのキャッシュバック効果があるのではないでしょうか。
これも保険の有効活用ですね。可能かどうかは、ご加入中の保険会社に確かめてみて下さい。

最後に、黒字会社にとって節税と投資を兼ねる有効な手段があるとしたら、先ず“人材投資”だと思うのですが、いかがでしょう?


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2015年5月19日火曜日

政党と企業

その差わずか1%弱!

「大阪都構想」の是非を問う、住民投票の結果が出ました。
大阪に住んだこともない私が、結果をどうこう言える立場ではないのですが、ある意味学ぶところが多い、天下分け目の大決戦でした。

変化を期待した人、変化があれば予定が狂ってしまう人。どちらの言い分にも相応の正当性があったでしょう。「行くも地獄、残るも地獄」 こんな状況でしょうか。評価は後世に委ねるしかありませんね。

ひとつ言えることは、どちらに進んでも、問題が山積している状況は変わらないということ。敗者よりも、勝者のほうが、緊張感溢れた表情に見えました。 今より良くするためには、個々人が現状を認識し、皆で力を合わせるしかありません。問題を放置したままでは、いずれ沈没してしまうタイタニック号と同じです。政治家はみな、個が強いから、まとめるのは大変ですね。まさに、船頭多くして・・・

会社組織においても、進むか止めるか、重要な判断が必要な場面があります。賛成も反対も会社を良くするために考えたこと。戦略を決めた後は実行するのみ。迷っちゃダメですよね。どちらにしても、大事なのは意見の違いを超えてその後の協力体制だと思います。目指す山頂が同じなら、その登り方は相談して決めればいいでしょう。

企業の場合、そのものがひとつの政党みたいなもので、方針は統一しているはず。業績が拡大して公平な分配ができればステークホルダーの利害も一致します。支持者や状況によって政策を変えざるを得ない政党政治よりはシンプルだとは思います。

政党の合併や所属政党の鞍替えなどがあり、M&Aや先生方の転職的な動きは企業と似ていますね。
しかし、組織を強くするために、どちらもリーダーが大事であることに変わりはありません。



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2015年5月12日火曜日

地球の裏側

先日、娘の成人式の写真撮りに付き合ってきました。
5月に成人式の写真??って思うでしょうけど、成人の日は365日分の一日だけですから、写真撮りの日を1年近く前から行い、新成人向けの業務を分散しているわけです。
なんか季節感が・・・と思いながら夏服の家族と一緒の写真も撮りました。

また、テレビのクイズ番組で、「インドがITに強くなったのはナゼでしょう?」という問題がありました。

答えは、インドがアメリカにとって地球の裏側にあたり、アメリカが夜のときインドにITの業務を任せ、翌日インドから引き継ぐといった、24時間体制の環境が大きかったようです。なるほど、アメリカのIT企業の補完をするとなれば、インドのIT技術は上がります。もちろん英語が共通語であることも見逃せません。

夏と冬、昼と夜、そして繁忙期と閑散期など、仕事にならない(出来ない)と思われた時間をうまく使えるかといった“時間差攻撃”とか“二毛作”の応用はさまざまな場面に使えそうです。

会計士の皆さんも、まさに監査のピークを超えたあたりかもしれませんが、将来は地球の裏側のパートナーと一緒のプロジェクトでお仕事をすることが当たり前の時代が来るかもしれませんね。

自分が働いていなくても、お金に働いてもらっている・・・なんて言えるよう、老後に備えて頑張りましょう!


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2015年4月30日木曜日

投票

先日、区議会議員選挙の投票に行きました。夜の受付時間ギリギリ、暗くてよく見えない掲示版のポスターを見比べている人が数人いました。ポスターを数えたら68人。そのなか選ぶのは大変です。

それにしても、掲示板に顔写真ポスターが貼られる告知スタイルは、昔と全く変わりません。どちらの区でもトップクラスで当選した候補者の写真を見れば、おそらく印象がとても良い方ではと想像します。もちろん実績もある方々だとは思いますが、やはり見た目が重視されるのは否めません。

今回の統一地方選挙の投票率は過去最低と聞きましたが、見た目の印象以外、誰に投票すべきか判断材料が乏しい現状を変えないと、今後の投票率も期待できないでしょうね。とくに、今の若い人は新聞をほとんど読まないですから、候補者情報を得る機会は少ないと思います。どうせ投票に足を運ぶわけで、その場でも検討する方法が欲しい。

投票所の選挙掲示板をIT化して、実績とか政策をスマホに取り込めるようにするとか、実績や政策など投票所にもっと情報があると良いと思います。運用にはお金もかかるかもしれませんが、若い人を選挙に向かわせるには、何かしらの工夫が必要だと思います。

ところで、昇進人事も投票で行う会社があるらしいです。面白い人事ですね。やり方次第では、公平で責任感を持たせる仕組みができるかもしれません。 議員選挙と会社の人事はちょっと違うでしょうが、どちらも選ぶ行為は一瞬であるものの、日頃の活動実績が周囲から評価されることが大事だと思います。

仕事でも、アピールが上手くない人は出世し難いと言われます。でもアピールだけで中身が伴わなければ、長期的な評価は得られません。仕事の報告、連絡、相談が出来ている上で実績を出す人が周りから信任を得られるのです。成果を出しても、仕事の中身を報告しない人はマネジメントする側になりにくいです。

選ばれるにはコツがあるのです。アピールというより、情報共有を積極的にすべきでしょう。人に与え続ければ、自分も得られるものが多くなるということですね。


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2015年4月21日火曜日

コピペ人間

先般、会合で親しい経営者と話したとき、取引先の新人担当者から受け取った御礼状を見せてもらいました。
「○○様ってダレ?って思うよね。」と苦笑いしていました。 要するに一番肝心のお名前が「○○様」のままだったのです。

あきらかにテンプレートのコピペでした。折角丁寧な御礼状を送ったつもりなのに、もっとも間違えてはいけない相手の名前が○○様だなんて・・・かえって艶消しになってしまいました。
そもそも新入社員にテンプレートを使わせるのもいかがなものかと。最初は自分で文章作らせないとダメですよね。 ただ、今の時代はコピペ天国で、学生時代から文書作りにコピペは当たり前のように行われています。
便利な方法ですが、所詮他人の文章ですから、そこには危険がいっぱいです。

そういえば、釣りバカ日誌の浜ちゃんの口癖が「ハマザキじゃなくてハマサキ!」だったなど、名前の呼ばれ方についてのコラムを最近読みました。
私もよく「オカモトさん」と言われることがあります。親しい友人に「オカモトくん」がいますが、彼は「オカムラさん」とは呼ばれることはないようです。不思議ですね~(笑) もう何度もあるので慣れましたが、名前を間違えられて気持ちのいい人はいませんね。

もちろん、前に送った御礼状の社名や個人名のままだったら、個人情報漏えい問題に発展しかねないですから、こういった細かいミスはゼロにしないといけません。一人前になるまでは外部に出す文書については事前に上司がチェックすべきですが、そのあたりが遵守されていなかったのでしょう。
会社のレベルも測られます。

顧客作りはほんとうに時間がかかるもの。それに比べ、信用を失うときは一瞬です。我々も肝に銘じて社員教育をしなければと身が引き締まる思いです。

この時期、人事の方におかれましては新卒社員の研修等でお忙しいことと存じますが、模倣だけするコピペ人間ではなく、オリジナリティー溢れる人材に育てていきたいものですね。

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2015年4月7日火曜日

目標を高く

新聞コラムで池上彰さんが、「目標は常に実力より高く」と書いていました。たしかにその通りだと思います。 ゴール地点に壁があると、直前で力を緩めてしまうのが人間の習性です。たとえば、都会の小学校もグランドが狭く、運動会では直線で徒競走をするのに苦労しているようですが、ゴールの先にフェンスが迫っていたり、親御さんたちがカメラを構えていたら、子供もゴール手前でスピードを落としてしまいますよね。そんな経験ありませんか?
自分を大きく伸ばしたいなら、到達できそうな目標の先には、大きな夢があるイメージを持っていることが大切だと思うのです。

満開だった桜も葉桜になり、イチョウ並木は新芽が吹き青くなり始めました。夏に向け行動し始めなければと思わせるこのごろですが、季節は確実に廻ってると感じます。去年の春より何かが着実に進歩していると信じて、目標を高く追い求めたいものです。

人の心理としては、確実にできそうな目標を立ててしまいがちなのですが、それでは実力が伸びないし、他者には勝てない。そう思って、実際の目標の更に3~5割を目指したい。人の評価なんてあてになりませんから、気にせず思い切ってやってみましょう!
個人的には1年の目標を10か月で終わらせることを目標にしたいです。
もちろん、あとはバカンスですよ(笑)


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2015年3月24日火曜日

エグゼクティブの考え方

桜が咲きそうな3月末とはいえ、朝晩は冷え込み、着る服に迷う季節ですね。
厚手のコートじゃ真冬っぽいしと、我慢して春らしい軽装で出かけて、寒い思いをしている人もいるのでは??

それにしても、着る服に迷っている時間というのは結構ムダですね。
こんなこと言うと、ファッションに気を遣っている方から、こっぴどくお叱りを受けてしまうでしょう。でも、欧米のエグゼクティブや成功している起業家は、いつも同じ服を着ていると思いません?

ウォール街の金融マンは、同じブランドの紺かグレーのスーツを着ているというし、故スティーブ・ジョブズ氏は、黒のタートルネックにジーンズがトレードマークでした。マーク・ザッカ―バーグ氏は同じ色のTシャツ。そして大統領もいつも同じ柄のネクタイ。

もちろん、毎日同じ服を着ているわけではなく、同じ服を何着も持っているのです。お金持ちだけど忙しい人たちは、服を選んだり、食事のメニューを選ぶような、意志決定の回数(労力)を減らそうとしているらしいということです。

お気に入りのブランドを決めたら、それだけ。
オフの旅行先も決まった別荘だけ。(老後は別でしょうけど)
食事はいつものレストラン。
たしかに失敗はないですね。
忙しいエグゼクティブは、多くのモノに手を出さず、得意なことに意識を集中するということなのでしょう。

多くの人は、お金があれば、いろんな服を着てみたいし、いろんなところへ旅してみたい。このあたりが、功なり財をなした人と我々凡人のちがい。つまり、いろいろ試してきた末の結果、一つに集中できた人と、まだお試し中の人の差でしょうか。 選ぶ時間と労力を一番大事なことに使いたいというのですから、彼らエグゼクティブに比べて我々はある意味、悩み迷う時間があるということかもしれません。

もちろん、女性については、現実同じ服を着続けるのは難しいかもしれませんが、考え方として意思決定の工数を減らす。一つに集中するというのは参考にできます。 「自分ブランド」を作るにも、同じ印象を与えることは意味がありそうです。

我々ビジネスに関わる者は、先ずは今の仕事の成功に向けて最短距離を走りたい。本意でないと思いながら惰性で仕事を続ける方がムダですよね。

あと1週間もすれば桜も咲き乱れ、一気に春らしくなるでしょう。
景気も上向き傾向ですから、新年度も集中して突っ走りましょう!

でも、もし奥さんが今日のご飯ナニにする?と聞いてきたら、 何でもいいよ、なんて言わず、何かリクエストしましょう。
ここの意思決定はショートカットしないほうが安全かもしれません。(笑)


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2015年3月17日火曜日

ベアと幸せ

トヨタ自動車のベアは4000円、日産自動車は5000円と、日本の代表的な企業の賃上げ回答の見通しが伝わってきました。

ベアとか春闘とか、そもそも話題にのぼるのは「経団連」に、そして組合が「連合」に加盟するような大手製造業のお話であって、たしかに景気改善の指標にはなるものの、就業人口の7割が勤める中堅・中小・ベンチャー企業にはどうもピンときていません。

国が推進する2%のインフレ目標や、昇給企業に対する減税などの施策に対して、目に見えるほど手取りが増えそうにない現状では、なかなか豊かになるイメージが沸いて来ないというのがホンネではと・・・
実際、老後の不安、子育て世代の教育費の不安、そして若年層の漠然とした将来不安は消えていませんしね。

不安を煽るつもりは毛頭ありませんが、昇給だけに頼っていては豊かさを得られないのではと思うのです。 成熟社会における潤いのある生活とは何か。何が充たされるべきなのかを考える必要がありそうです。

足元では、どうやったら仕事が楽しくなるか、どうしたら生活を充実させられるのかについて、もっともっと知恵を使わなければならないと思います。 当面は成長戦略と生産性の向上を目指すしかないのですが、なんだかんだ言っても、公私とも円満な人間関係が心の平穏と豊かさの原点。感謝と思いやりがお互いの幸せにつながると思います。

そうした心の豊かさを追求しつつ、やはり成長には変化へのチャレンジが不可欠です。仕事の仕方も生活のあり方も見つめ直さないといけないでしょう。

人生を約3万日と考えれば、自分がどの位置にいるか、よくわかります。 最初の1万日は親や周りの環境から与えられることが多く、次の1万日が本当の勝負。自分探しを終えて自らの人生を創り上げる時期です。そして最後の1万日は今までの集大成。

私自身、既に残り1/3の地点に来てしまっています。何かを成し遂げるには時間は限られている。ただし焦りは禁物。回り道もくよくよせず着実に前に進もう、と自分に言い聞かせています。

ストレスを減らして、健康でおいしいご飯を食べられることに感謝できることが一番の幸せかもしれません。


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2015年3月3日火曜日

最短での上達

3月1日から2016年新卒向け採用活動が解禁になりました。
学生が最初にすることは、大手就職NAVIに登録して、意中の会社説明会に参加することでしょうか。

私の学生時代のこの時期は、ほぼスキー場で過ごしましたから、当時の2月3月は、就職活動とは無縁でした。合宿→スキー場でのバイト→合宿→大会参加などの繰り返しです。 まあ、当時の楽しかった思い出は置いておいて・・・ スキーやスノボをやったことがある人は分かると思いますが、最短での上達を目指すなら、最初に先生(レッスンプロ)に教えてもらうのが一番。これはゴルフの最初も同じですね。レッスンプロに付かなかったことを後悔しています。

スキーは初心者で大学から始めましたが、上級の先輩たちから基礎を教えてもらいましたから、2年後にスキー学校でコーチのバイトができるほどになりました。我流に陥らなかった分(素直な分)、上達は早かったと思います。 基礎から教わったからこそ、雪と無縁の地域の修学旅行生を3日で山頂から滑れるように教えることができました。 教えてくれた先輩たちには、今でも感謝しています。

ある意味、仕事も同じだと思うのです。
監査は好きではないけれど、地味な監査で会計士としての基礎が養われたという独立会計人の先生も多いですね。

仕事が出来る人とはいったいどんな人でしょうか。
仕事が早い人?数字を残した人?英語が出来る人?
結果を出した人は、仕事が出来る人と思われますが、それがすべてではないと思います。企業では、キャリアを上げつつ継続して力を出せる人が求めれるでしょう。

キャリアの最初の時期にしっかりと教育を受けた人と、我流でやってきた人とは、後でちょっとした差が生まれます。自分が教わってないと、教えられないんですね。自分の持っている情報を開示して、仕事のポイントやコツを仲間や部下に伝えられる人が求められます。

技術やノウハウはマニュアルだけでなく、仕事に対する考え方も伝承することが大事です。組織では指導が上手い人は重宝されるでしょう。

会計士のみなさんは、一般的な就職活動をされた方ばかりではないと思いますが、新卒採用状況は景気の鏡なので知っていて損はないでしょう。

学生の企業への応募にはエントリーシート(ES)が不可欠です。 自分が何をしてきたか、どんなハードルを越えてきたのか、応募する会社で何をしたいのかを文字で表現します。

中途採用では、このESの代わりに職務経歴書が応募条件ですが、転職が初めての方は、この職務経歴書の作成でつまづく場合があります。

レッスンプロとして、人材エージェントを活用してはいかがでしょう。


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2015年2月24日火曜日

よい出会い

人との出会いを仕事にして、25年近くになります。その間、生命保険会社の営業と、人材紹介のエージェント(現在進行形)の仕事で得た出会いが、人生の柱になっています。それぞれ異なった業種、そしてサービスに見えますが、どちらも一つの出会いから仕事が始まります。

偶然の出会いから、大きなチャンスをいただいたことも少なからずあります。さまざまな経験から、自分の気持ちが前向きに開いていないと良い出会いは訪れない、と思うようになりました。

よい出会いは「人」とは限らず、「本」の場合もあります。 若いころは、迷ったときに本屋さんに行くようにしました。本の題名や帯のキャッチが響いたとき、自分が不安に思っていることや、そのとき欲しているものとシンクロして、偶然手に取った本から学んだことも多いです。 私も決して多読家ではありませんが、本に活路を見出そうとするときは、何か自分に変化を起こそうとしたときです。皆さまも同じような体験をされたことがあるでしょう。

また、目で見た映像や景色から影響を受けたとしたら、それも偶然の出会いでしょうか。キッカケは何でもいいのですが、前に進みたいという気持ちが出会いを呼び込むのだと信じています。

いま、多くの会社が人材難で、採用活動は表面上積極的ですが、採用もひとつの出会いですから、前向きな受け入れ態勢を作ることが大事だと思います。 入社後すぐ活躍できる人材の採用が難しいのなら、組織の成長に頼りになる人材、よい影響を与える人材を採用したほうが、後々マネジメントに苦労せずに済むでしょう。

先日の東京マラソンをテレビで見ていて、参加目的がさまざまであるランナーが、一同に走っているこの大イベントを運営するのは、かなり大変なことだと思いました。でも一度きりなら、何とかなりますよね。 一方、会社の場合は永続性が求められます。そこで働く目的も目指す目標も同じベクトルにしないと、烏合の衆になってしまいます。持続的成長を実現するには、先ずは会社自身が成長を望み成長への道筋を示すことだと考えます。

誰しも個人的な思いがあり、ときにけん制し合いますが、組織で活躍しようとするならば、その組織に良い影響を与えるかどうかを考え、行動してほしいというのが経営者の願いです。

かつて外資の保険会社に勤めたときも、設立間もない新しい会社で成長して勢いはありましたが、採用方針がバラバラで組織がまとまらず、いつも問題を抱えていました。 組織作りの第一ステージから第二ステージで、志同じくするリーダー層が団結して、会社を一つの方向へと導いて定着率が上がり、その後組織を大きくするために適した人材が次々に入ってきました。

どちらにしても、その場限り、その場しのぎの出会いしか考えていないと、組織拡大は難しくなるでしょう。


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2015年2月17日火曜日

組織でポジションを得るコツ

2月14日の夜、高校のバスケ部で久しぶりに同期会がありました。
ちょいと良さげな和食屋さんで久々の旧交を温めたわけですが、私らのような男性グループは皆無でした。数件はしごして朝まで飲み明かしたのは、バレンタインデーとは無縁の家庭で放置された人たちです。(笑)

そんなオジサンたちですが、みな立派な社会人になっていて、職業を分類すると概ね3つのグループでした。

(1)企業のサラリーマン(部長クラス)
(2)大学教授や小・中学校の先生など教職の人
(3)歯医者や社労士など事業主

私はサラリーマンから起業した特殊なタイプですが、今のところ(3)のグループに入るのだろうと思います。

私の年代では、転職経験者はだいたい2割いるかいないかです。転職してても2回まででしょう。3回以上転職していると、もう波乱万丈の流転の人生を送っているように思われます。ベンチャーに勤めている人はほとんどいませんから、転職支援をビジネスにしている私は、珍しい仕事をしているわけです。

転職経験のある同期の話で面白かったのは、転職しているお蔭で出世できたという件です。
掻い摘んで言いますと、2社経営統合した上場会社にあって、どちらの出身母体の社員ではない転職組なので2社間の派閥争いなど、しがらみと無縁な中立的な存在だったため、上手くポジションを得たというのです。

もちろん、成果を出したから出世したのですが、名のある大企業で転職組が出世するのは相当大変なこと。その分単身赴任の転勤は多くなりましたが、今では200人以上の部下がいるとのこと。人生って不思議ですね。

高校のとき、団体競技で勝つため、そしてチーム内でレギュラーを取るために、個の力を高めるだけでなく、チーム(組織)の中でコーチにアサインされ、チームメンバーから求められる選手(人材)になるにはどうしたらよいかを考え悩み続けたことが、その後の社会人生活に活かされているのではないかと思います。

私も当時は準レギュラーで、どうしたらたくさん試合に出られるかを考え本来やりたいポジション(フォワード)ではなく、層が薄かった(背の高い選手が務める)センターの練習をして、試合に出させてもらえるようになりました。
やりたいポジションに未練はありましたが、結果的に試合に出られるようになり、部活も楽しくなりました。

自分のやりたいこと、できること、そして今やらなければいけないことを冷静に考え、組織にとって全体最適となる「活かされる存在」になることが、結果的に身の安全につながるわけです。

高校時代、もっと朝と昼休みの自主練に精を出して、努力を評価される選手であったなら・・・なんて反省点もありますが、チームの戦術を理解し、その努力を認められる選手を選ぶのは、監督・コーチにとっては当然のことだったと思います。

組織で働く場合も一緒ですね。



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2015年2月3日火曜日

賢者は歴史から学ぶ

歴史は繰り返すといいますが、相変わらず紛争、そしてテロがなくなりません。
武力を使えば、それがまた新たな火種となり、平和が遠のいてしまう・・・
“賢者は歴史から学ぶ”という格言が生かされていないことになります。
(人質事件から)

それにしても、人には迷惑をかけちゃいけない、という日本人の恥の文化は、世界の中では異質のようです。
交渉事にも向いてませんし、多くの日本人は争うことを前提に物事を考えていないと思います。何とか上手くまとめようとしますよね。
「損して得取れ」という格言は元は「損して徳取れ」だったとか・・・日本人らしいですね。世界では損したらそこでオシマイなのかもしれません。

会計士や税理士の皆さんも、上手くまとまることを前提にものごとを組み立てる傾向にあると思います。
一度決まったことを、蒸し返すことはあまりしませんでしょ?

グローバルとか、ダイバーシティとか言われる今の時代では、われわれはもう少し高等な交渉術を覚えることが必要かもしれません。そういう私も交渉は苦手です。相手に合わせてしまいます。今まで良い人に囲まれてきたのもあります。

一方で、良い人とお付き合いして、ストレスのない生活をするというのも、大切な処世術とは思います。転ばぬ先の杖というか、あつれきを生む前に、事前に対処するコミュニケーションはリスク管理の手法です。
争いを起こして利益になる世界よりも、争わないための処方箋を書きためていければいいな、と思います。

転職の相談も似たところがありますね。


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2015年1月27日火曜日

組織の課題

組織の課題 ここ最近、経理、財務、総務の管理マネージャーや内部監査など、管理部門人材の紹介依頼が増えています。
リーマンショックの傷が癒えて、業績拡大への道筋が見え、あらためて内部管理体制を見直そうという企業が多いのだと思われます。

当社はどちらかというと、新興市場に上場するような成長企業への人材紹介に力を入れてきました。組織が固まっていない企業のマッチングは、難易度が高いですが、遣り甲斐もあります。歴史が長くはない上場企業は組織体制が頻繁に変わり、人の出入りも多くなる傾向にありますから、そこで働く人も変化に対応できる柔軟性が必要です。それでも、成長過程で変化していく組織にいると、色々な経験が得られます。それらの企業では先を見越した攻めのバックオフィスが求められるでしょう。

新興企業において、上場する旬な時期には人材が集まり易いですが、しばらくすると少し目立たなくなる傾向が見てとれます。 しかしながら、上場のイベントを乗り越えてからが管理部門の力が試されます。
大企業でなくても、上場企業として発行市場に対し成長をアピールし、正しい開示をしていくことが求められているため、それに耐えうる少数精鋭の管理部門を作ることが必要だと思います。人材が定着しないと組織作りは道半ばでとん挫するでしょう。

企業が成長するには、経験則だけでなく会計や人事労務の法制度にナレッジベースがある人材がいると安心です。 企業によっては、業績低迷期に管理部門のコストを気にして縮小し、管理体制の弱体化を招いた例もあります。フロントで数字を作る立場でなくても、管理能力があり、人を育てられる中間層が組織作りには必要です。 バックオフィスの人材要件としては、単なる業務スキルだけではなくヒューマンスキルが伴います。

フラットで風通しが良いような組織が心地良いように思われますが、組織の縦にも筋が通っているほうが、キャリアステップが見えやすく、結果的に人材が定着するのではないでしょうか。

組織作りは永遠の課題ですね。

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2015年1月19日月曜日

ホワイトカラーの仕事

厚生労働省が進めようとしている「ホワイトカラー・エグゼンプション」の対象者は、年収1075万円以上で、有期雇用社員を5年縛りから10年に延ばす場合も、この1075万円以上のルールが適用されそうです。
税理士や公認会計士、そして弁護士などの有資格者は対象になるだろうといわれていますが、今ひとつピンときません。
有資格者は、時間単価で顧客に請求しているケースが多いですから、顧客の成果から報酬をいただかないかぎり、やはり時間には縛られるはずです。

年収基準にしても、金融業界のファンドマネージャーや為替ディーラーなど、数千万円プレーヤーの場合はイメージができます。しかし割合は少ないでしょう。
会計業界でも、年収1075万円以上の多くは、残業代の出ない管理職です。J-SOX全盛時期の監査法人に勤めるシニアスタッフは、残業代込で1075万円を超えた人は結構いましたが今や昔。
年収基準を下げるか、年収に関わらず会社が認める人を対象にするかなど、顧客の発展に貢献できる能力のある若手社員も対象にしないと有名無実になりそうです。

クラウド化が進めば、多くの就業者は場所と時間を選ばない仕事が可能になります。
9時~17時の仕事という概念にとらわれず、一日の中でもONとOFFを切り替えることで、仕事の進捗を管理することができる人が能力の高いと言えるかもしれません。

仕事の価値を時間で測れない、クリエイティブな仕事をする人全てが対象になることが理想だと思います。
ホワイトカラー、ブルーカラー、そしてメタルカラーという分類も形骸化しています。
最近は生産性の高い価値のある人材はゴールドカラーと言うそうですから、この時間にとらわれない雇用制度も「ゴールドカラー」のほうが良いのでは・・・なんて。

一人当たりの生産性向上は、人口減が進む日本の大きな課題となっています。
今年も新卒採用は売り手市場と予想されていますが、大卒者が5割を超えても就職率は低迷し、非正規雇用は2割もいます。年収の低い若者が多く輩出されているわけですが、高い教育費をかけて、その投資を回収できないのでは大問題です。

それは有資格者も同じです。コストと時間をかけて難しい資格を取った方が、生産性が高くなく魅力的でない仕事に就くとしたら、本来の能力を発揮できず、実にもったいない話です。

一方、個人の成果のみならず、チームの目標にコミットできることが組織で求められる人材であることは確かです。
そして、組織のなかで最大パフォーマンスを上げるには、所属する組織体の成長意欲が欠かせないことは言うまでもありません。


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2015年1月6日火曜日

「制約社員とは」

あけましておめでとうございます!
皆さんにとっては、どんなお正月だったでしょう?

私事ですが、初詣は近所の決して大きくはない神社に歩いてお参りに行っています。昔は名のある神社にも出かけましたが、家を建ててからは、地域を管轄する神社にお参りするようになりました。昨年同様、大吉のおみくじを引き当て、幸先良いスタートをきりました。今年もきっと運が良いでしょう。

さて、元旦の日経新聞一面記事に「働き方を変えること」への提言がありましたが、その中で「制約社員」という言葉を見つけました。ここ最近顔を出しはじめた語句ですが、子育てや介護など何らかの理由で、正社員だけれども働く時間が成約されていることです。

近年、専業主婦家庭よりも共働き家庭が多くなり、子育てのみならず、介護、あるいは病気など、男女に関わらず働く時間の制約がある人が増えました。

かく言う私も20年ほど前はイクメンで、保育園の送り迎えを経験しています。子供に療育の必要があり、自己管理で働けるフルコミッションの営業職に転職して、家庭中心の生活を送った時期があります。実際はほとんど妻の頑張りで3人の娘を育てることが出来たのですが、仕事と家庭のバランスを取る必要がありました。また両親の晩年には平日の介助に時間を割きました。

既婚でも未婚でも、親類がいる人なら誰もが通る道です。子供が少ない昨今、子育て以上に親の介護問題は切実な問題です。
しかし、このように働く時間に制約はあるけれど、意欲と能力のある人を活用できるかどうかが、中小企業の発展のカギとなることは想像に難くありません。

いまや仕事のONとOFFも、平日と休日という分けかたでは収まりません。より計画的に仕事に集中し、家族との時間も取る。OFFも計画性がなければ仕事のメールが気になって休まりません。

これからの企業成長への道は、働き方の柔軟性と、組織や業務へのコミットメント意識を育てる風土作りにあると思います。

資格を持つ会計人の方々にとっては、働く環境を作るには独立も選択肢だと思います。ただし、しっかり戦略を立てて独立することがHAPPYになる前提ではあります。

会計人の方の仕事がなくなることはないと思いますが、仕事の仕方や働き方は今後大きく変わっていくでしょう。
私共も、会計人特化の人材エージェントとして、さまざまな働き方を希望される方が活躍できるステージを作るため、ご支援をして参ります。

本年も宜しくお願いいたします。


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