2014年6月10日火曜日

若者を育てましょう!

この国の人口が年間20万人以上も減っているようです。
昨年の出生率は1.43。
人口を維持するには出生率を2.07にする必要があるらしいのですが、現状では沖縄が1.94で最も多く、最低の東京は1.13です。
初婚年齢も約30歳と晩婚化が進んでおり、よほどインパクトのある国策を打ち出さないと現実に子供を増やすのは難しそうです。
一方、2015年新卒の求人倍率が1.61倍と前年1.28倍から大幅に上昇しています。300人未満の中小企業での採用も前年比44.5%UPしています。
建設業、サービス業などで採用人数を大幅に増やし、超売り手市場の様相です。
採用したくても若者が少ないという状況は当分続きそうです。
苦労して採用しても短期で辞めてしまっては、まったく時間の無駄です。
たしかに即戦力が理想ですが、中小企業にとってはそういった人材は稀と思って長期的観点でしっかり育成しようと腹をくくるしかありません。
会計業界も学生や若者に仕事の魅力を伝えていかないと、単なる労働集約産業になってしまう恐れがあります。
本当は経済の発展成長に貢献できる遣り甲斐ある仕事であるはずなのに、目の前の処理に終始するのみで、若者に大きな夢を見せられていないことが多いのではないでしょうか。

よく「子供は社会の宝」と言いますが、今では20代の人材を社会の宝として本気で戦力化しないと、日本の将来は危険だと思います。
若者を本気で育てていきましょう!


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