2007年11月6日火曜日

空白の一日から二十八年

電車の中刷り広告で見た  『空白の一日から二十八年』・・・
そして そこに写る2人の野球人。

【黄桜】の宣伝である。
http://www.kizakura.co.jp/company/release/20071012.htm

35歳以上の人なら誰でも知っている「巨人」のエース格小林繁投手と、
その年のドラフトで「阪神」が引き当てた江川卓投手との物語である。

怪物江川を獲得するために、ドラフト制度の盲点を突いた周囲の大人
の仕業だったのだろう。
空白の一日の翌日、ドラフト会議で巨人に反発した4球団。
その中で阪神が江川卓を引いてしまったことで、小林投手の運命をも
変えてしまったのである。

30年近くを経過し、風化する寸前で二人を引き合わせた意味は、
一企業の広告というだけでなく、人生のあり方まで考えさせられる。
起きた事実は変えられないが、お互いのわだかまりを溶かす
いう点で、広告の主役のお二人個人にとっては大きいことであり、
一般市民の我々にとっても何か安堵感をもたらす出来事ではなかったか。

当時の日本中を論争に巻き込んだ結果、江川投手は相当なバッシング
に遭い、おまけに3ヶ月の出場停止処分で新人のその年は9勝どまり。
一方悲劇のヒーロー小林投手は、巨人からの8勝を含む22勝をあげ、
沢村賞に輝いた。もしかしたら、その事件がなければ小林投手も平凡な
投手人生だったかもしれないと考えると、何が良くて何が悪かったかは
本人のみぞ知るところ。江川投手も高卒のドラフトで阪急に入っていたら、
200勝位軽くしていたのではないだろうか。

さて、来る2007年11月19日のドラフト会議。
大学生の希望球団指名制度が無くなった今年はどんなドラマが待っているのか。

私達も日々自分の思いに対し、明確な意思表示をしなければ ならない。
妥協していては前に進めないのが人生である。
シビアな選択の中で、一つを選ばなければならない場面が何度も訪れる
のだろう。その決断によって周りの人から勝手な事を言われるかもしれない。

決断に対して後悔しても始まらない。事実の検証は大切だが信じる道を
進むのみである。願えば、いつか「時」が解決してくれるものである。

それにしても、一つの広告が縁を作ったとは、面白い話ではないだろうか。

 あっぱれ 黄桜。


”電車の中で、ポカンと口を開けて中刷り広告を見ていた姿を誰かに見られ
ていたかもしれない・・・” ハズカシー。

2007年11月4日日曜日

佐藤 可士和さんから学ぶ


佐藤 可士和さんの著書

『佐藤可士和の超整理術』日本経済新聞出版社

から学んだこと。


・空間の整理  ・情報の整理 ・思考の整理


これに影響を受けて、

まずは空間の整理、身の回りを整理してみました。

家の中にも、めったに使わないモノが沢山。


押入れ代わりに、今流行の「コンテナボックス」を借りて

直ぐに使わないけれど、そのうち使うかもしれないものや、

捨てられないものを入れ始めました。

結構運びましたが、コンテナは3分の1も埋まっていません。

意外と入ります。ありがとう「ハローストレージ」さん
まずは、目の前からモノを減らして、自分の周りが整理
されると、頭も整理されますね。
情報が氾濫する中、取捨選択の技術が仕事の成果に
影響を及ぼすことになりそうです。
整理は仕事術の基本と肝に銘じよう。