2008年10月21日火曜日

マネジメント



先日、1年ぶりにゴルフをしました。諸々の事情で、しばらく遠ざか

っていたのですが、久々のゴルフコンペ参加です。同伴者にご迷惑

までは掛けなかったとは思いますが、ドライバーがほとんど芯に当

たらず、かつての飛ばし屋もあまり見せ場のない結果に終わりました。

練習不足はさることながら、自身の調子に応じた“コースマネジメント”

を行い、スコアメイクにこだわるべきでした。コースをマネジメントする

ことは、ゴルフの腕前以上に逸る気持ちを抑える冷静さが必要だと

思います。「~たら、~れば」は幻想でしかありません。


ゴルフといえば、今回の日本オープンでは、片山晋吾プロが通算25

勝目を飾り、史上7人目となる永久シード入りとなったわけですが、

勝因は卓越した技術だけでなく、精神力を柱にした「セルフマネジ

メント力」の勝利ではなかったでしょうか。ドライバーを持たずにラウ

ンドしたことは、所謂「リスクマネジメント」であると思います。


人材紹介の現場でも求める人材についてお聞きすると、「マネジメ

ントができる人」という要件が少なからず登場します。それだけマネ

ジメント力のある人材が組織に少ないということと、マネジメント力

は一朝一夕にはレベルアップしないということだと思います。

『マネジメント』とは、どの組織においても永遠の課題です。
部下に対するマネジメントだけでなく、顧客に対するマネジメントも

あり得ます。場合によっては上司をマネジメントすることも必要と

なるでしょう。


基本は適切なコミュニケーション。
マネジメントの本も沢山出ていますが、

「和」を重んじる日本人ならではのマネジメント力を磨いていきたい

ものです。相手の立場に立つ。思いやりを持つ。


相手の力を出させる(利用する)ことが目的成就の早道だと思います。

もっとも自分自身に対するマネジメント、すなわち自制心が組織人

として生きていく基本となるのは言うまでもありません。