2008年11月25日火曜日

全員でゴールを狙う。

少人数のプロフェッショナルな組織を作るには、チーム競技から
参考になることもあるだろう。チームスポーツ競技では、
ペアを除いてほとんどが以下人数の範囲に収まる。

5人:バスケットボール
6人:バレーボール、アイスホッケー
7人:ハンドボール、水球、
8人:シンクロナイズドスイミング団体
9人:野球、フィールドホッケー
10人:箱根駅伝
11人:サッカー
12人:ラクロス女子
15人:ラグビー        (13人と14人は思いつかないが。)

高校時代はバスケット部に所属していたが、試合にスタメンで出る
のは5人。レギュラー争いの厳しいスポーツだった。

コーチに繰り返し言われたのは、
「ボールを持ったら必ずゴールを見る」ということ。

バスケは人数が少ないだけに、皆それぞれがシュートを打たない
と攻撃パターンが単調になり守られやすい。全員がゴールできる
技術があることが理想だ。しかし全員が同じレベルではないので、
ポイントゲッターにつなぐパターンを作る。

野球であればクリーンアップであり、サッカーであれば点取り屋の
FWであるが、そこにつなぐメンバーが必要になる。華やかなポイ
ントゲットの影にはバイプレーヤー(脇役)とも言える存在がある。
どちらも結果を出すために必要不可欠な役割である。

事業を行う組織の中でも役割がある。

考え判断する人、コツコツ作業して体制を整わせる人、
フロントで顧客をゲットする人。そして結果をまとめる人。

どの役目も必ず通らなければならない大事な過程を担っている。
大切なことは、それぞれの役割のメンバーに対し組織の中で重要
な役割をしているという自覚を持ってもらい、最大限のパフォーマン
スを挙げてもらうことだろう。

仕事の技術は訓練の時間とともにある程度上がっていくが、働く人
の意識(モチベーション)ばかりは状況によって上がったり下がった
りするようだ。

今のような経済的に難しい局面にあるときこそ、メンバーの意識を
高く保つための工夫が必要だと感じる。

一度組織で戦い始めると、一人では何も出来ないものだ。
チームで戦う以上、チーム力をつけて成果を分かち合いたい。

会社でもひとつの部署は5人から15人がほとんどだと思う。

楽しくなければメンバーのやる気は盛り上がらない。
そして最終的には勝たなきゃ面白くない。

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