2015年8月18日火曜日

意志決定のポイント

新卒採用の8月1日面接解禁後、水面下で進んでいた金融機関や大手企業の採用活動が、にわかに活発になっています。大手企業の採用担当者も、お盆休みや土日関係なくご対応に追われていることでしょう。

さて新卒採用では、エントリーシート通過→WEBテスト通過→面接3~4回が、大手企業の一般的な採用プロセスだと思われますが、面接での選考が始まったとたんに展開が早くなるようです。

就活生の掲示板などからも、採用の進行状況が分かります。どんな面接でどんな質問だったとかも投稿されており、企業側の対応状況が見えてきます。面接した日の夜に次回選考日の連絡が来る場合も多いようで、「連絡が来た」「来ない」など、学生の不安や安堵が文面からリアルに伝わってきます。

学生に人気の有名企業の採用だからこそ閲覧数が多くなり、投稿サイトとして成り立つわけですが、一方ではこのように企業の評判がネットの口コミで伝わってしまうことは、採用側にとっても注意が必要ですね。

選考には、スピードが肝心であることはもちろんですが、選考に漏れた応募者からも良い会社と言ってもらえるような対応が不可欠だと感じます。

新卒のみならず中途採用においても、採用面接の対応は非常に重要であり、候補者にとっては、面接官を通じて会社のイメージを固めます。そして、いかに自分を必要としてくれる会社なのか、自分を評価してくれているかが伝わるかどうかで、内定後の意思決定も変わってきます。

この売り手市場のなかでは、内定者の歩留まりを上げることが一番の課題だと思います。ひとつの例ですが、面接に進んだ理由や二次面接に進んでもらったプラスの理由を応募者にしっかりと口頭で伝えるだけで、応募者からの好感度が上がるというのは事実です。

採用で成功するには、やはり相手目線での採用活動が欠かせませんね。

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