2015年4月21日火曜日

コピペ人間

先般、会合で親しい経営者と話したとき、取引先の新人担当者から受け取った御礼状を見せてもらいました。
「○○様ってダレ?って思うよね。」と苦笑いしていました。 要するに一番肝心のお名前が「○○様」のままだったのです。

あきらかにテンプレートのコピペでした。折角丁寧な御礼状を送ったつもりなのに、もっとも間違えてはいけない相手の名前が○○様だなんて・・・かえって艶消しになってしまいました。
そもそも新入社員にテンプレートを使わせるのもいかがなものかと。最初は自分で文章作らせないとダメですよね。 ただ、今の時代はコピペ天国で、学生時代から文書作りにコピペは当たり前のように行われています。
便利な方法ですが、所詮他人の文章ですから、そこには危険がいっぱいです。

そういえば、釣りバカ日誌の浜ちゃんの口癖が「ハマザキじゃなくてハマサキ!」だったなど、名前の呼ばれ方についてのコラムを最近読みました。
私もよく「オカモトさん」と言われることがあります。親しい友人に「オカモトくん」がいますが、彼は「オカムラさん」とは呼ばれることはないようです。不思議ですね~(笑) もう何度もあるので慣れましたが、名前を間違えられて気持ちのいい人はいませんね。

もちろん、前に送った御礼状の社名や個人名のままだったら、個人情報漏えい問題に発展しかねないですから、こういった細かいミスはゼロにしないといけません。一人前になるまでは外部に出す文書については事前に上司がチェックすべきですが、そのあたりが遵守されていなかったのでしょう。
会社のレベルも測られます。

顧客作りはほんとうに時間がかかるもの。それに比べ、信用を失うときは一瞬です。我々も肝に銘じて社員教育をしなければと身が引き締まる思いです。

この時期、人事の方におかれましては新卒社員の研修等でお忙しいことと存じますが、模倣だけするコピペ人間ではなく、オリジナリティー溢れる人材に育てていきたいものですね。

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