2018年11月9日金曜日

プロの仕事


先日、相続法の改正について、

弁護士の吉田修平先生のセミナーを聞きました。



法律用語を知らない、そして法律の条文を読むことに

慣れていない人にとっても非常にわかりやすい先生の解説に、

本物のプロフェッショナルの姿をみました。


「高齢化時代、病院のベッドでなく、自宅で最期を迎える人が多くなる」

だから

「最期まで自宅で介護した人(長男の嫁とか)に財産が渡る法律に」
etc.....

誰にでもわかりやすい話とは、事例を話せること、
腑に落ちる「例えばなし」ができることなのだ、と思いました。


セミナーを受講している方々も、日ごろ相続コンサルティング

に従事する職業人(税理士、不動産)のプロが大多数でした。


プロがプロに解説しているいるにも関わらず、私のような

FP2級レベルの知識の人間にも、非常にわかりやすい

説明で、改正の目的から実際の事例まで、すーっと腹落ちし、

その明快さに ”感動”しました。


「法律には原則と例外があります。」

「例外のさらに例外がありえる。」

過去の判決を集めてAIに入れて最適解を導こうとしても、

ケースバイケースで法律の解釈は変わります。


人材サービスでみてみると、

人と人との出会い、そしてマッチング、その後のフォローについても、

全てがAIで処理できるわけではありません。


世の中例外だらけです。

我々の仕事も、原理原則を押さえながらも、例外にどれだけ

対応できるかで、介在価値が高まります。


状況の変化に対応して最適解を導き出す力

相手(顧客、ユーザー)が理解できる言葉で話す。

プロの仕事です。



ちなみにFP(ファイナンシャルプランナー)資格は、

金融・不動産・年金・税金など世の中の仕組みを知る上で

役立つと思います。


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