2015年7月30日木曜日

天職の発想

息苦しいほど、蒸し暑い日が続いています。
税理士や会計士の方にとっては、苦しかった受験生時代の「夏」を思い出すころでしょうか。

こんなに暑い夏の土曜日にも、転職相談にいらっしゃる若い会計人の方々がたくさんいらっしゃいます。 一般的な紹介会社のように、すぐにでも転職したいという方の相談が多いように思われますが、割合にして半数ちかくが将来キャリアについてのご相談です。

資格を取って実務経験を一定期間積んだものの、キャリアの方向性について悩まれている方が多いということなのでしょう。他の職種などへの根本的なキャリアチェンジをしたいという方はほとんどいらっしゃいません。

資格や経験を生かし、実務レベルを上げたいという方、働き方や職場の環境を変えたいという方、収入を上げ生活レベルを改善したい方などが中心ですが、相談内容はさまざまです。

監査も税務も資格がなければできない仕事ですから、資格者の皆さまは選ばれた希少な人財です。簡単には得られない難関資格ですから、その価値を活かし世の中に貢献されることを心から願っています。 しかし現状は生き生きと働いている人ばかりではないようです。資格を持っていることと、生き生きと働けることは別の要素なのでしょう。

当たり前のことですが、転職は成長するキッカケであって、決してゴールではありません。いまの仕事を天職と思い、苦しい時期を乗り越え、何かひとつでも得意分野を身につけないとキャリアの価値は上がっていきません。困難を乗り越えた経験がないと、転職しても同じ問題にぶち当たるものです。仕事をして、ずいぶん後になってから天職と思える人も多いのではないでしょうか。

さまざまなご相談を沢山承っていますので、夏のあいだにキャリアの棚卸をしてはいかがでしょう。

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