2011年3月22日火曜日

伝える力

税理士・公認会計士の転職相談、求人・採用支援ならREX

この度、東日本大震災でお亡くなりになられた方には謹んで
お悔やみを申し上げると共に、被災者の方々には心からの
お見舞いを申し上げます。

さて、テレビを見ている人は当然お気づきかと思いますが、
現在ACのコマーシャルが頻繁に流れています。

HPによると、ACジャパン(旧公共広告機構)の使命としては、
「広告を通じてさまざまな提言を発信し、
住みよい市民社会の実現をめざす民間の団体です。」とあります。

通常見てきた所謂商業主義のコマーシャルではないものが頻繁に
流れるため、最初は若干違和感を感じましたが、テレビから流れる
広告の力は強いと思います。国民がお互いに思いやりを持って、
共に助け合っていくという共生社会の実現に貢献して欲しいと
思います。

今、明治維新と第二次大戦後に並ぶ大きな転換期であることは
間違いありませんが、バブル崩壊以降この20年じわじわと状況が
深刻化してきたため、直ぐに行動に移し切れなかったことは
否めません。

それを大きな自然災害によって改めて認識している人が多い
というのが実態だと思います。

自分に何ができるのだろう、と思っている人も多いと思い
ますが、まずは自分が今行なっている経済活動を弱めないこと
も大事だと思います。しっかり稼いで他に貢献できる余力が
なければ始まりません。

節電と寄付は、誰もができる貢献です。
今現在、赤十字には220億以上、中央共同募金会には50億以上の
寄付が集まっているようですが、まだまだ足りないと思います。
個人として企業として、できるだけのことはしていきたいと
思います。

また、あまり政治的な側面は出せないものの、為政者が何を考え
実行しているのか、もっと適格に知りたいところです。
一層の情報開示が欲しいと思う人は多いのではないでしょうか。

そして伝える力のある人がメディアの前に立つべきだと感じます。
原発事故の問題で沢山の専門家や現場で責任ある立場の方々が
メディアの前で説明していますが、分かりやすい人と伝わりにくい人
がいるというのが目に見えてしまいます。

伝える人の表情、声、息遣いや伝え方など、メディアは適格に
キャッチしています。

私たちのような人材紹介コンサルタントも人に情報を適格にわかり
易く伝えることが仕事になります。

特に弊社が御世話している税理士や公認会計士のような専門的な
資格を持つご登録者の方には、我々もついつい専門用語や業界用語
で会話しがちです。

しかし候補者の経験によっては必ずしもご理解いただけない内容も、
分かっていると思い流してしまっているかもしれません。改めて、
納得と合意を得ながら人をサポートすることの大切さを感じています。

危機になると多くのことを気づかされますから、全て悪いことばかり
ではないと考えて、一緒に頑張るしかありません。

一緒に頑張れる人がいることに感謝したいと思います。