2015年8月5日水曜日

30代までに身につけたい力

以前は「35歳過ぎると転職が難しくなる」という伝説がありました。
確かに「将来の幹部候補35歳くらいまで」「若手ポテンシャル30代前半まで」などをキャッチにする求人票が多かったようです。
また、マネジメント層の採用では45歳くらいで切られていました。5~6年前までは、転職登録される方も駆け込みで35歳前や40代前半が多かった気がします。
今では求人票に年齢制限を書く場合は、相応の理由を記載しなければいけませんし、35歳を過ぎたら採用しないという企業もそれほど多くはないでしょう。日本は高齢化社会に向かい、若年層の就業人口が減っています。連結売上1兆円以上の大企業では、34歳以下の就業者は3割程度しかいません。

40代50代の転職は、依然として簡単ではありませんが、中小企業の人材難は深刻であり、事業継続を希望するオーナー経営者にとって必要な人材であれば何歳でもウェルカムです。
ただ、40代以降にもなれば年齢や学歴ではなく、以下のような力を持っていないと、良いポジションでの転職は厳しいと思います。

・リーダーシップ
・ビジネス感覚
・企画実行力
・人材育成力
・柔軟思考

40代以降で求められる人材は、「自分の頭で考えて、人をその気にさせて、皆と目標を完遂できる人」とでも言いましょうか。
何歳になっても、以前と同じ仕事の仕方の枠内では、ポジション・年収は上がりません。逆にベンチャーでは若くても上記のような力を発揮すれば、どんどん仕事を任されポジションも上がっていきます。

会計士や税理士の方は、一般のビジネスマンに比べて、資格の専門性を生かせる方であれば転職に有利です。独立するオプションもあり、いぜんとして将来有望であることには違いありません。
独立して人を率いる場合は、やはり上記のような能力が発揮できる人が成功することでしょう。


税理士・公認会計士の転職相談、採用支援ならREX