2009年2月17日火曜日

ビジネスチャンスはどこに

GDPの恐るべき減少が景気の先行きをますます暗くしていますが、
バレンタインデー後に発表したのは、チョコの売上げを心配しての
ことだったでしょうか?

さて、そのバレンタインデーですが、今年は男性(オジサン)から女性
に贈るという「逆チョコ」を流行らせようとした流通業界の戦略に乗せ
られた人も結構いたでしょう。

それに、9割の女性が男性からの義理チョコを貰いたがっているという
某菓子メーカーの調査はいったい何の意味があったのでしょうか。

男性でも女性でもタダで戴ける義理チョコなら、誰も拒まないはず・・・。

不景気の今、女性とのコミュニケーションのためなら多少の出費には
大らかな男性をターゲットとしたのかもしれません。

購買層を変える逆転の発想で伸び悩む市場を拡大しようとした努力は
評価できると思いますが、どちらにしても消費者は操られているのです。

また先日は、このところ顧客数を拡大しているという会計人の先生から
お話を聞きました。東京から2時間の地方都市で開業し、週1回は首都
圏でも仕事をされているようでした。

地元にも少ないながらも資産家が居て専門家の支援を欲しがっている。
専門特化した有資格者も少ないので、質の高い仕事をすれば紹介に
つながり顧客も増やせる、との事でした。

地方でもアンテナが高い方は情報収集に積極的です。
ビジネスは首都圏一極集中に見えますが、地方でも首都圏同等のクオ
リティとサービスを提供できれば、一人勝ちになる可能性があります。

自分の得意分野で競争相手がどれくらいいるかで商売のエリアも顧客層
も変えていく必要があるのでしょう。

格差の中にもビジネスチャンスは眠っています。

たしかに全てが供給過剰の状態ですが、需要が少なくても供給者が少なけ
ればチャンスがありますよね。
また、過剰に余ったものも再利用方法を考えれば、ビジネスになります。

現状の景気の中、納得行く価格設定ができるかでしょう。

14日の日、我が家の冷蔵庫は娘達の手作り生チョコレートで一杯でしたが、
残念ながら僕には回ってきませんでした。ターゲットではなかったようです。

一番の優良顧客(スポンサー)を無視するなんて・・・

でも、社内ではちゃんと義理チョコいただきました。ありがとう。
ホワイトデーは期待してね!

「消費は感情で行われるものなのです」

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