2011年2月18日金曜日

小規模事務所の採用

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会計事務所と言えば、10人以下の事務所が90%以上でしょうか。
そのうち正社員スタッフ5人以下が大半だと思います。

どんな少人数の組織でも、一人にかかるウェートは大きく、
一人の正社員採用には慎重です。

採用には求人コストがかかり、入社しても仕事や環境に馴染むまでに、
つまり戦力化に時間がかかります。

これらコストと時間を許容出来ないと、なかなか人は増えていきません。
一人辞めたら二人採るくらいの覚悟ないと組織は大きくならない
のかもしれません。

実際そうやって数百人規模の会計事務所を作り上げた会計人もいるのです。

採用される側だけの問題ではありません。
働く人にとって魅力ある組織にしていかなければ人は離れてしまいます。

脱皮には痛みがつきものなのでしょう。

2011年2月16日水曜日

斜陽産業?

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税理士・公認会計士の方やその周辺の事業者の人と話をして
いて、会計業界は斜陽産業であるという表現をされる方がいます。

確かに、顧問先企業が減っているとか、景気が悪いとか、先の
見通しが芳しくない会計事務所もあるのですが、他の業界を
見ても、国内需要の頭打ちやビジネスモデルの陳腐化で先行きに
不安を持つ会社が多いので、言われるほど悲観することも無い
のではないかと思います。

実際、ビールメーカーが飲料メーカーをM&Aし世界で戦える
体制を整えようとするなど、事業会社は生き残りに必死です。

シェア拡大の余力が無いメーカーは生き残れないでしょう。

一方、税務会計の分野を見ると。会計事務所でトップシェアを
持つところは、全体の10%どころか3%も無いとの事。

ニッチでも得意分野があれば戦える市場なのだと思います。

2011年2月14日月曜日

国際税務か資産税か

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税理士・会計士を採用しようとする求人ニーズのトレンドとして、
大きくは2つのパターンに分かれます。

・一つは国際化への対応です。具体的な求人としては、
会計系コンサルティング会社や税理士法人での国際業務。
そして一般企業、多くは上場企業でグローバル展開を志向している
求人先です。
たとえば、国際税務、海外進出企業支援、IFRSコンサルなど、税・会計
プラス英語力を活かせる方面です。

・2つ目は、国内のオーナー企業もしくは資産家への税務コンサルティング
です。業務内容は、事業承継、相続など、資産の移転をアドバイス
する業務が税・会計の専門家に求められています。
こちらは税務会計とスキーム構築力や顧客個人に対する対人スキルが
求められる分野です。

求人の募集背景が人材の補充であるか、増員であるかということが
よく言われますが、募集背景の奥には求人先企業の経営戦略があります。

国際税務や資産税の専門性をつけて行きたいという転職希望登録者は
多いですが、同時に2つを追う事は難しいでしょう。

眼の前にいるクライアントの将来性を考え、予想される税・会計の論点
について先回り出来れば、適切なコンサルティングが出来るのだと
思います。

皆さん会計や税務の資格試験勉強をしてきた基礎がありますから、
経済トレンドの情報をキャッチアップして、顧客にアドバイスして
いくような仕事を心がければ、どんな業務になっても対応出来るよう
になるではないでしょうか。

2011年2月13日日曜日

影響力

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弊社が転職サポートしている税理士・公認会計士は個人の資格です。
会計人は個人の能力と個性で、新しい価値・サービスそして雇用を
創出している企業経営者のサポートをしています。

個人として、他者への影響力がある、とても社会貢献度の高い仕事
なのだと思います。


一方で、他者への良きアドバイザーとしての個性と、自己組織を束ねる
リーダーシップとは別の能力要素が必要です。

個人で納税者もしくは中小組織をサポートするのか、それとも税理士法人
や会社組織となって、組織の力で企業の成長や資産家の資産保全をサポート
して行くのかは、会計人個人の個性によるところが大きいようです。

仕事のスタイルは自分で決められるという点では自由なので、自由業と
呼ばる所以なのでしょうか。
(顧客に自分の時間を捧げる仕事だから不自由業という方も居ますが・・・)

ただ、個人でも、チームや組織であっても、顧客が満足する結果を
出さないと、何れ離れていってしまうというシビアな現実があります。



経済でも政治でも混沌として現状の打破が期待される時期は、圧倒的
リーダーシップが必要となります。

30年以上も政権の最高地位につき専制的立場にあった中東国のリーダー
は民衆の総意に屈することとなりました。

最初はリーダーの強い個性に魅了され、期待しますが、そのリーダー
シップへの期待が裏切られた時、反発の力は予想以上のものになるので
しょう。

集団の支持無くして、大きな事を成し遂げることは出来ません。
日本でも、リーダーの影響力が低下している一方で、地方自治における
個性的なリーダーが、国を動かすために本当に団結できるのか、注目する
ところです。

東京都知事選挙も立候補受付日まで1ヶ月余り。
影響力があり、私心の無いリーダーの出現を期待しています。

そして、政治的な面だけでなくとも、他者へ良い影響力を与える個人
が多くなることを願っています。

他者へ影響力が全く無い人生なんてあり得ないのです。