2014年9月2日火曜日

ハイブリッド型人材

先月だったか、女子バレーボールの日本代表が「ハイブリッドSIX」なる戦術で、国際大会の優勝に手が届きそうなところまで行きました。
コートに出る選手全員がアタッカーであり、守備にも長け、穴の少ない布陣だったと記憶しています。

ハイブリッドとは元々は「雑種」の意味だそうです。
産業界ではハイブリッドカーに代表されるように、ガソリンと電気といった異質なものを組み合わせてシステムに組み込むことなどが一般的です。
人材の分野でもハイブリッド人材なる造語もチラホラ出ています。

「技術力とマネジメント力」「開拓営業と管理システム」など、ある意味対極にある要素が兼ね合わさると、イノベーションを起こす人材になる可能性が高いようです。
IT技術を持ったアーチストが独創的なゲームを開発したり、統計学に強い営業マンが新たなマーケットを開拓するなど、ときどきスーパーマンがいますよね。

会計業界では、ITと会計、会計と英語、そして法人税と相続税などのスキルの併せ持ちがハイブリッド人材の例になっています。
また、知識吸収力(インプット)だけでなく、論理的説明能力(アウトプット)にも長けていればハイブリッド人材と言えるでしょう。

多くの転職希望者とお会いしてみてですが、若いころに苦手なことでも根気よくやってきた人は、ハイブリッド型人材になれる要素があるのではないでしょうか。
スキルの幅は、根気強く取り組んできたことが多い人に与えられるご褒美だと思います。


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