2011年11月7日月曜日

国際化と内需

最近の求人ニーズから、「国際化への対応」と「内需特化型」
という2つの傾向が見えてきました。

会計士、税理士を求める求人先の場合・・・

国際化への対応とは、
海外進出企業、または外資系企業への税務・会計業務であり、

内需型の典型としては、
相続・事業承継ニーズへの税務対応、相続対策コンサルティング
への対応となります。

もちろん、従来からある税務・会計業務でも有資格者の求人は
沢山あり、採用の中心となっていますが、主に人員の穴埋め
補充目的の場合が多いようです。

実務として英語(特に会話)の出来る税理士・会計士資格者は
転職市場では希少です。

海外とくに最近アジア進出企業が多くなり、海外子会社との
連結業務は不可欠となり、対応できる人材が求められています。

企業をサポートする会計事務所でも、アジアに事務所を置き、
現地法人への会計税務サービスを行う例が増えてきました。

海外対応可能な人材は、企業でも会計事務所でもウェルカムな
環境が出来つつありますが、海外に住み積極的に独自性のある
キャリアを築いて行きたいという有資格者はまだまだ多くは
ありません。

差別化できるキャリアを創るのは今がチャンスとも言えます。

英語力はある程度必要ですが、モチベーションとして好奇心や
チャレンジ精神が大事だと思います。

一方、内需型として相続・事業承継のコンサルティングニーズ
を若手税理士資格者で相続申告や相続コンサルティングについて
自信を持って行える人材も多いとは言えません。

ただ、法人、消費、相続など税法の学習・合格実績があり、
法人の税務対応を実務でしっかり経験していれば、相続申告の
経験が無くても採用する会計事務所は沢山あります。

新たなキャリアを身に付けるには、その実務を経験することが
一番ですが、転職の場合は即戦力度合いを判断されますから、
日頃からどれだけ興味を持ち、事例研究をしているかなど、
いかに準備しているかが問われます。

本気で転職したい場合は、
付け焼刃でない準備をしておきたいものです。

つまり、本気で臨めば転職出来ない有資格者はいないという
のが経験的に言えることです。

どんな準備が必要かは人によって異なりますので、それは
ご相談時にお話させていただきます。

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