2016年9月6日火曜日

ライセンス契約

最近、YBCのコマーシャルが目につきはじめました。
どこ??って山形の放送局でも会計業界で有名なコンサル会社でもありません。ヤマザキビスケットカンパニーのことです。

山崎製パンとナビスコのライセンス契約が8月末で終了し、ナビスコブランドで親しまれたクラッカーやビスケットの売れ筋が、そのままでは売れなくなったようです。「リッツ」がカタチを変えて味はそのまま?の「ルヴァン」になり、それで女優さんのCMが目立っているのですね。

また、今後「オレオ」はライセンスを持つ別のメーカーが売るようで、チップスターはそのままYBCで売れるとのこと。このあたりの権利は複雑です。日本企業びいきとしてはリッツファンがそのまま新製品に流れてくれることを願っています。

さて、海外ブランドのライセンス終了と言えば、昨年本家との契約が切れた山陽と「バーバリー」が衝撃的でした。多くの売上をバーバリーシリーズで賄っていた同社の株価は半分以下になり決算の業績も厳しいようです。こちらも新たなブランドを育てて復活してほしいと思います。

当然と言えば当然なのですが、外資は初めに現地企業と手を組みブランドを根付かせますが、そのうち自前で販売するようになります。本家のクオリティを保つためとか販売戦略の違いとか様々な理由があるでしょうけど、残された提携企業としては後が大変です。

昔を思い返せば、かつてスナック菓子のフリトレーも不二家フリトレーという社名でしたし(現在カルビー傘下)、アディダスだってデサントが売ってました。 LVMH モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンの例を見るとおり、ファッションも食品も世界ブランドは集約されている傾向があり、その他の海外ブランドも変遷を探ると面白いのではないでしょうか。

経営する側としては自前のブランドを地道に育てていくのがベストだとは思いますが・・・

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2016年8月2日火曜日

再就職保証付きパスポート

先日、20年以上キャリアのある親しい会計士お二人と飲みました。 お二人とも大手監査法人の同期で、現在それぞれ独立されていますが、一人はIPO専門のコンサルタントとして、もう一人は社員数十人のコンサル会社代表として活躍されています。二人は監査法人を卒業した後にも様々な経験をして現在の地位を築いていました。

最近若手会計士で独立志向の方が少ないことをお話したところ、やはり20年前とは世の中の環境が変わっているとのこと。大手監査法人の業務も分業化が進み、監査、アドバイザリー、IPOなど部署を跨いだ横断的な業務ができる環境になく短期でキャリアを積むのは難しい。また、会計業務で独立しても税務中心では報酬単価が低くなかなか食えないなど、 監査→コンサル→独立という、かつてのキャリアストーリーが描きにくくなっているとのことでした。

ただ、印象に残ったのは、会計士資格と監査法人経験は「再就職可能なパスポートを持っていることだと考えて、若い人にはチャレンジして欲しい」とおっしゃっていたことです。

たしかに監査法人からベンチャー企業に若くして転身し、たとえ夢破れたとしても必ず会計士を必要とするウェルカムな就業先があるということです。一般のビジネスパーソンが転職を重ねると評価が下がってしまうのとは逆ですね。

会計士資格者は転職回数が増えても、それぞれ相応の武器を身につければ評価が上がりますが、資格がなければ渡り歩いているだけと認識されかねない。これは事実です。

ただそのパスポートも有効期限が無いこともありませんので、チャレンジは早いほうがよろしいでしょう。

あと、もうひとつの再就職保証付きのパスポートは、「働く意欲」。
資格は必要ありませんね。

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2016年7月26日火曜日

ブーム

新ゲーム「ポケモンGO」の発表から株価が2倍以上になった任天堂ですが、国内リリースから数日経ち、今度はストップ安。三日天下とはこのことでしょうか。爆上げ祭りは終わった模様です。ブームはいつまで続くやら。

土日でポケモン30匹ゲットしてレベル5になりましたが、その先はもういいかなと。ポケモンジムに歩いていくより本物のジムに行って鍛えたいし・・・結構ハマってるじゃないかって??(汗)自宅では同じポケモンばかり出て来るのでもう飽きました。もちろんゲーム好きやポケモンファンは引き続き楽しむことでしょう。

ビジネスとしては流行り廃りのある分野に乗っかるのは劇薬みたいなものです。成長性の見込まれる分野で儲けさせてもらおうと、皆こぞって参入し躍起になって競争しますが、そのうち疲弊してあとから資金力のある会社が出てきて一網打尽、なんてことは枚挙にいとまがありません。

ブームに乗って成長が早いほど、墜落も早いのではと思います。ポケモンキャラクターは長く愛されるロングセラーですし大事に扱って欲しいと願っていますが、ポケモンGOの今後はまだ気になります。

ベストセラーよりロングセラーに。
このココロを大切にしてビジネスに取り組もうと思います。

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2016年7月21日木曜日

ポケモン

任天堂の株価が直近1~2週間で2倍以上になっています。
新興ベンチャーなど小型株でもない時価総額1兆円を超す大企業としては異例の上がり方ではないでしょうか。
新しいオンラインゲーム「ポケモンGO」が海外で配信され、爆発的な人気の兆しがあり、今後の期待が株価に表れているようです。位置情報を利用し外に出て楽しむゲームと聞いていますが、日本で流行ったら歩きスマホで事故が増えるのではないかと若干心配ではあります。一方外に出て健康的に人と交流をする機会を作るコミュニケーションツールになるかもしれません。

ゲームの世界では専用機からオンラインそしてスマホに潮流が変わりました。スマホゲームの時代に乗り遅れた任天堂が減速していくのを寂しい思いで見ていたファンも多かったでしょう。日ごろスマホゲームをしない私でも、かつてのスーパーファミコンのマリオやGAME BOYのポケモン、そしてWii Fit など人気のゲームは買ったことがあり、そのブランドには愛着がありました。復活するのは素直に嬉しいですね。
優良なコンテンツと優秀な人材がいれば、日はまた昇るということなのでしょう。

世の中、新しいものが次々に出てくるような気がしますが、実は昔流行ったコンテンツと新たなIT とかメディアの組み合わせなど、価値と価値の掛け合わせが大事なのだと感じます。
日本ではシニア世代を外に連れ出し健康にするには、ウルトラマンGOとか仮面ライダーGOとか作ってほしいですね。

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2016年7月5日火曜日

他人と上手につき合う方法

世界各地でテロの危険度が増しています。バングラデッシュで命を落とされた日本人7人の方のご冥福を心からお祈りいたします。
国際協力機構(JICA)のお仕事は、ハードな環境のなか途上国の未来を描く、遣り甲斐に溢れたお仕事だと思います。日本を代表して業務に就かれていた有能な人財を失い本当に残念でなりません。

古今東西テロの実行犯には学歴の高い人が多いと記憶しています。自分たちの正当性を主張する手段が人殺しとはお粗末なことです。いったい何の勉強をしてきたのでしょう。

テロの原因は複合的なのかもしれませんが、格差への憎悪は激しくなる一方のようで今後が心配です。情報伝達の加速化によって、どこの地域にいても格差が明確化しやすい時代です。アジアでも、かつてのヨーロッパのように人種やイデオロギーの違いによって悲惨な争いが起きる過ちを犯してはならないと思います。

「競争社会から共創社会へ」と言葉ではよく言われますが、その実現には一人ひとりの精神性を上げていくことしかないでしょう。

シンプルに、常に相手の立場に立って考えることを意識していきたいですね。他人と上手く付き合えることがHAPPYを手に入れるコツなのですから。

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2016年6月23日木曜日

決断のとき

6月も後半になり、新卒採用も終盤または決着した企業も多いと思います。大手が収束したこれからが本番というところもあるでしょう。当社の場合も進捗としては後半戦ではありますが、今だ奮闘中です。

最終面接に来る学生さんとお話していると、その学生さんの、当社への志望度がすぐわかります。最近の学生さんは、最終面接で話をしても、悪びれず「迷っています」「決めきれません」と言います。採用側としては、何度も面接したこの段階で志望度が高くなければNGなのですが、できるだけ、意思決定しやすいような材料を与えてあげたいと、多くの質問に応えます。それでも意志決定への決定打は少ないです。こちらの実力不足もあるでしょうが「まだ決めたくない」と思っているフシが見て取れます。
売り手市場の傾向かもしれませんが、自分の尺度で選ぼうとして、情報が多くなればなるほど軸がぶれて選べなくなります。大事なのは、相手からどう評価してもらっているのか、相手が自分のどの部分を必要としているかなど、相手目線の判断だと思うのですが、それがありません。いま持っている情報知識や面接官との相性ばかり気にして、期限を決めるとか、縁とかタイミングとか、割り切りの部分が弱いようです。全て100%納得することなんてないし、状況は時間の経過とともに変化していくことを理解してほしいのですが・・・ 組織人に求められるのは、周りが変化することで、自分も変化できることなのです。

就職先を決めてしまうことで、何かを失うと感じているようにも見えます。選ぶことが目的になっているのかもしれません。そうであれば、選ぶ楽しみを失った買い物客みたいです。 本当は早く決めて、次なる目標設定をして走り出したほうが、たくさんの楽しさや喜びに触れられると思います。決断はゴールではなくスタートなのです。

とはいえ、真っ新な状態から鍛えて行けば、自社を代表する立派なビジネスパーソンになれるのですから、新卒は魅力です。
我々企業としても、こちらの実力不足を改善しながら、状況の変化に素早く対応し、最善を尽くすのみですね。

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2016年6月13日月曜日

ローカルルールからの脱却 

“不適切だが違法ではない”
誉められた内容ではないので、流行語にはなってほしくないフレーズです。 「クレヨンしんちゃん」の単行本購入は児童の言葉遣いを調査するためであり、「ピザの焼き方本」の購入は、ピザを焼きながら政治課題について意見を聞いたことがあるという弁明・・・ 政治資金が余っていたのかもしれませんが、我々が選挙で選んだ都政トップの政治資金利用方法を聞き、いささか失笑気味です。

おそらくですが、個人事業主のままの感覚で今だ経費勘定をしているのでしょう。もちろん自分で稼いでいる個人事業主が家族で回転ずしに行ったら、領収証をもらい経費に落とすことはあり得るでしょう。個人事業から法人成りするのも、所得税率よりも法人税率が低いから。社長の給料を低くして法人の経費を使うのは中小零細企業の現実です。

ここまではゴルフで言えばローカルルール。「6インチ・リプレースOK」です。でも公の立場になれば「ノータッチ」。即ちあるがままでプレーしなければいけません。なにしろ他人から支援を受けた政治資金ですからね。

上場を目指すベンチャー企業だって、VCから多額のファイナンスを受けたあと、会社の経費で高級車や高級絵画を買ったりしたら、違法ではないけれど不適切ですよね。

政治のためにつかってもらいたいお金、事業のために使ってもらいたいお金、それから被災者のためにつかってもらいたいお金が別のものに使われたら支援者からしたら最悪です。

ローカルからオフィシャルへの脱却は、上場を目指すオーナー経営者にとっても乗り越えなければならない最初のハードルでもあります。 倫理観の問題でもあり、違法か否か以上にお金の使い方によってトップの品性や信頼性が見えてくるのでは・・・と思うわけです。

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2016年5月24日火曜日

コスト意識

燃費改ざん問題で揺れる自動車業界ですが、我が家も某社のハイブリッド車を所有しており、購入時はリッター燃費26キロとかのふれ込みでしたが、実際2年ほど乗ってみてℓ14キロ前後で推移しているようです。
エアコンを消すとか、アクセルを踏み込み過ぎないとか、ブレーキを頻繁に踏むとか、燃費向上のコツを指導してもらった通りに乗ってたつもりですが、ℓ15キロを超えたためしはありません。なんだかメーカーを疑惑の眼差しで見てしまいそうです・・・

ガソリン代同様、携帯代や公共料金も、節約すればチリも積もれば方式で、意識すれば余資が生まれることでしょう。それにはやはりマネーフォワードさんみたいな家計簿アプリを使ったほうが良いかもしれませんね。

給料を上げたい気持ちは皆同じですが、現在の給料の高さと将来の豊かさは必ずしもイコールではありません。年収が高い人ほど使い方も派手で燃費は悪いようです。消費もアメ車並みの人がいるでしょう。
「時間を味方にする」という投資の格言がありますが、キリギリスにならないよう時間をかけて将来への備えをしたいものです。
会社も同じで、売上計画だけではなくコスト計画を立てて管理しないと、利益は出せない(お金は残らない)のだと実感しています。

そういえば、5月は自動車税の納付時期です。所得税も給料が上がれば税率が上がり、なかなか手取りは増えませんね・・・

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2016年5月18日水曜日

自己管理能力

新聞を見ていたら、“スマホで本人確認”という記事がありました。 政府が携帯電話会社と連携してスマホを使った本人確認システムをつくるとの事。 税金と社会保険料の一元管理を目的にしたマイナンバーカードの情報をダウンロードして、読み取り機にかざすことで本人確認できるというシステムです。病院の診察医療情報やクレジット決済の履歴もすべてスマホで確認できる時代が近づいてきました。便利だけど・・・ちょっと怖いですね。

いまやスマホなしの生活は考えられません。
若い人たちにとってスマホは命に次いで大事なものかもしれません。 益々スマホが手放せないというか、逆に重要な情報が入りすぎて人前に置いておくと危険なモノになりつつあります。腕に巻きつけるapple watchに重要情報を、手に持つスマホがPC代わりという生活が来るかもしれませんね。プールや温泉に入るときも手放せないので100m防水にして欲しいくらいです。

情報漏えいリスク以上に不安なのが健康面です。
最近私もスマホを持つ左腕、しかも肩から小指までが痺れてきてスマホのせいか?と思える状態になりました。常に左手で持ち歩くi phone plusの重量と左親指のフリック入力のせいで左腕の筋が悲鳴をあげています。さらに老眼が進んで夕方の操作は文字がかすんでヤバいです。いつもスマホを見ていたら45歳過ぎは皆さん目がやられますね。一生使いこなせるとは思えません。

まあ、身体のためにも使うときと使わない(気にしない)ときをしっかり分ける自己管理能力が必要です。 どんなに便利になっても、使う人の強い意志や精神力が求められます。こちらの鍛え方を議論するべきでしょうね。

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2016年5月10日火曜日

集中力

六大学野球で東京大学の3年生エースが11年ぶりの完封勝利を成し遂げ、注目度を上げていますね。現役で東大文Ⅰに入学した本格左腕は、将来官僚になるのか、野球人の道を究めるのか、どんなキャリアを選ぶのでしょう。今後の活躍が楽しみです。

会計士の皆さまも、多くは難関資格を勝ち得た優秀な方々ばかりですが、ハイレベルな文武両道を実現するにはやはり集中力なのでしょうね。

平等に与えられた時間の中、その使い方によってパフォーマンスが変わってくるのは、真剣勝負の仕事も同じです。自己実現意欲の高さ、負けず嫌い、決めたことをやり切る意志の強さ、他者を巻き込む人間力など、ハイパフォーマーに共通した要素を見習っていきたいのもです。

もっとやっておけば良かった・・・と後々後悔しないためにも、若いうちは出来る限り自分の力を高める努力をすること。それがHAPPYを引き寄せるシンプルな方法ではないでしょうか。

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2016年4月27日水曜日

ある日の買い物から

休みの日に駅直結のファッションビルに入って家族の買い物を店の前でボーっ待っていたら「TAX ReFUND」の文字が飛び込んできました。 いわゆる税金の返還カウンターですが、外国の方と思われる買い物客がひっきりなしに出入りしていました。

こういった外国人観光客向けに消費税の返金手続きができる場所がいつの間にか増えていたのですね。消費税が10%になるとかはまだ分かりませんが、TAX-FREEのマークは増えることでしょう。

次に銀座で和食の店に入りましたら、やはり外国人グループが何組かいて、なにやら英語のメニューが出されていました。ちらっと見たところ英語のメニューは明らかに品数が少ないようでした。

ハワイなどへ行くと日本語のメニューを見せてもらう場合がありますが、選ぶメニューが少ないことがあります。外国の方に本当に満足してもらいたいのなら、メニューは大事にすべきでしょう。

一過性の観光客だと考え、店のオペレーションをただ回すという考え方だと、おそらく良い口コミは広がりません。トリップアドバイザーの評価も上がったほうが得ですしね。「おもてなし」のサービスが世界に勝てる日本の価値なのですから、そこは気を遣いたいところ。

専門家の仕事も、スポット業務は一過性のサービスと思ったら大間違いです。顧客のうしろ側にはたくさんの見込み客がいるのです。顧問業務だって顧客が期待する業務内容と金額が見合ってこそ、満足を提供できます。顧客は一度離れたら戻って来ませんね。

「結果にコミットする」とは別のCMですが、受けたサービスで期待どおり、もしくは期待以上の結果が出たら、その良かったことを他の人に紹介するでしょう。

結果が出たとは売れた時点ではなく、売れたあとに紹介をもらえたときだと考えたいです。

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2016年4月22日金曜日

危機管理

この度、熊本・大分地方の大きな地震によりお亡くなりになられた方々への心からの哀悼と、被災された方々へのお見舞いを申し上げます。 未だ予断は許さない状況ですが、一日も早い事態の収束と復旧にむけて動き出すことをお祈りしています。弊社の立場で今出来うることを真摯に考え行動していく所存でございます。

東日本大震災から5年。天からまた試練を与えられたのかと絶句してしまう事態が起き、自然の力は人間の予測を遥かに超えるという畏怖を感じています。

昨秋、仕事がらみで熊本に行ったとき、ちょうど稲の収穫時期で、山々に広がる黄金色に輝く美しい棚田の景色が印象的でした。稲作はじめ地域経済へ大きな打撃になると思うと胸が痛みます。

さて、このような緊急事態で何が大事であるかと言えば、まずはライフラインの確保と統制のとれた行動だと思います。個人個人が勝手に動き出すと混乱をします。先ずは自治体のリーダーシップが本領を発揮する場面ですが、各コミュニティ単位でもリーダーの判断と指示が重要になるのでしょう。

そういった緊急事態での統率力や判断力は、真剣勝負の仕事のなかで養われるものだと考えます。前例を踏襲するだけで上辺の仕事をしていても、いざというとき責任ある判断を下せません。仲間と目標を一つにして行動することは仕事の組織で訓練されます。

首都圏に同じことが起こらないとは限りません。
そうなってほしくはありませんが、危機管理は会社と社員の安全を守る経営者の仕事だと思いますので、前に進めて行きたいですね。


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2016年4月5日火曜日

メリハリ

先日、夜桜見物を楽しむため中目黒駅近くの目黒川沿いを歩きました。 昔から桜の名所で見物客は多かったけれど、近年外国の方がさらに増えたようで、駅近くのスーパーにはたくさんの中国人の家族連れやカップルがいました。

また、そのあと新宿の家電量販店に寄りましたら、ここは外国か??と思わせるくらい中国語が飛び交っていて、中国人の店員さんも複数対応していました。とくにビューティー家電を一人で何セットも買っていく光景を見ました。

どちらもインバウンド需要を感じさせる光景ですが、日本人がハワイに行くみたいに、仕事を頑張ったご褒美で日本観光に来ているのでしょうか。

さて、監査法人で3月決算対応をする会計士の方々も、今まさに臨戦態勢でしょう。繁忙時期を乗り越えれば、楽しい夏の計画が待ってます。将来への希望や楽しいイメージを抱きながら、それを実現すべく頑張れたらいいですね!

メリハリとはよく言いますが、この時期は「張り」の部分。 体調に気を付けて頑張ってください!

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2016年3月23日水曜日

格差

ベルギーの地下鉄や空港で大変痛ましいテロ事件が起こってしまいました。罪のない人に危害を加える暴挙には強い憤りを感じます。 なんとなく生産性が高く豊かな国という印象でしたが、いろいろな問題を抱えているようです。同じ人間として生まれたのに、生活の格差を感じた閉塞感から負の方向へ向かうのでしょうか。

ヨーロッパの他の国でも同様に、移民の増加は労働力として頼りにされる一方、格差も生んでいるようです。ベルギーでは適職につけず失業率が30%を越えている地域もあるとのことです。(ちなみに同国の平均失業率は8%台)

たしかに人は他人と比べたがります。人と比べて安心したり劣等感を持ったり。他人となんらかの違いがあるのは当たり前のこと。昨日の自分と比べることが大事だと思うのですが、それに気が付かない人も多いですね。 多少の劣等感やコンプレックスはエネルギーにもなりますが、それが過ぎると幸せから遠ざかるような気がします。自分自身と向き合い、乗り越える努力をすることに意味があると信じたい。

「衣食足りて礼節を知る」と言いますが、やはり正しい教育を受けることや職業に就くことの大切さを感じます。今さらながら、仕事をして他者に貢献することと、仕事を通じて物心ともに豊かになることを、伝えていけるようになりたいと思っています。教育、勤労、そして納税、ですね!

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2016年3月16日水曜日

ゲームチェンジをチャンスに

現在、日本が置かれている経済環境を過去のモノサシで考えた場合、お先は暗いことばかりです。とくに少子高齢化による就労者人口の減少は購買意欲の減少につながり、過去を踏襲するのみでは成長を望めません。

ゼロ金利政策によって企業の投資意欲をかき立てようとも、長期的なマーケットニーズが読みにくい状況では、積極的な設備投資に動きにくい。 メガバンクの担当者も中小企業の資金需要がまったく増えていないと嘆いていました。ゼロ金利が続いて株価も上がらなければ、銀行も運用難に陥りそうです。

いま日本の将来に暗雲が立ち込めています。来年消費税を上げてしまったら景気は冷え込む可能性が高いと思います。打つ手に詰まる企業が増えるかもしれません。 人不足のため採用に力を入れる企業はいまだ多いですが、採用した人の将来を保証できる企業は少ないはずです。

それでも着実に成長している会社はありますし、成長分野でも失速する企業もあります。結局のところ、経営の仕方で良くも悪くもなるのだと思います。

国の経営は会社の経営に比べたら、格段に難度が高いとは思いますが、先進国はどこも成熟社会になり、同じようなパラダイムシフトが訪れています。 大量生産、大量消費の時代は終わったのです。

ただ、ゲームのやり方を変えれば、未来は再びHAPPYになるはずです。 一人ひとり、また一社一社のニーズを掴み、感動のサービスを提供できれば、まだまだ成長できるのではないかと考えています。

ゲームチェンジをチャンスに変えるべく、知恵を使いたいものですね。

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2016年3月1日火曜日

システム

暦はすでに春だというのにインフルエンザが流行り、暖かい日は花粉が飛び、落ち着かない季節ですね。
監査法人にお勤めの方も、これから繁忙期に向けて出張が多くなってくることでしょう。様々なところに出かけられて美味しいものも食べられるので、出張好きな会計士の方が多いようです。

一方、面倒なのは旅費交通費・経費の精算です。
経費精算にかかる時間が勿体ないとお感じになっている方も少なくないのではないでしょうか。
当社でも営業効率を考え、経費精算システムを洗練させようと「経費精算」でググってみました。すると1ページ目の広告枠に7社あり、オーガニックでも10社出てきて、なかなかの激戦商材であることがわかりました。
ただ、どれがいいのかさっぱりわかりません。多少の値段の差は分かるものの、使い勝手については実際に使ってみないとわかりません。入力の手間もそうですが、ASPで遅いものはかえってストレスになりそうです。 効率化のためのシステムは必要だけれど、システムの選定や組み方で悩んでいる会社は多いのではないでしょうか。

人材ビジネスでもたくさんの企業データ、個人データを扱います。 当社でもデータ内を検索しやすい最適なシステムを常に模索していますが、最適なものを構築するのは簡単なことではありません。
また、システムは完璧だとしても、入力するのは人ですし、取り出し方を決めるのも人です。 「多くのご登録者様のキャリアの価値を上げていきたい」 といった思いが前提にないと、良いマッチングは実現しにくいものです。

実際、顧客や登録者様とのリレーションを大事にしているコンサルタントの頭の中に良い情報があり、取り出しやすいということもあります。 結局、人に貢献する意識を持ってたくさんの人に会っているコンサルタントが、顧客満足度が高いということでしょう。

人とシステムが市場を制することは間違いない、と考えています。

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2016年2月23日火曜日

勉強

大学受験シーズンも終盤ですね。 受験経験者にとってはこの時期には悲喜こもごもの思い出があることでしょう。

私の高校時代は勉強する意味を見いだせず、成績は超低空飛行。赤点を避ける場しのぎの勉強でしたから、現役受験では勉強量が足りず全落ちしました。
浪人の1年間はさすがに尻に火がついたように勉強して何とか志望範囲の四校に受かり、一番楽しそうな学校に行きました。しかし大学でも単位を取るだけの勉強しか出来ませんでした。(反面、社会勉強は豊富にしましたが・・・・)
継続しての勉強が得意ではない自分にとって、コツコツと勉強を続け難関資格を勝ち獲った方々は本当に凄いなと敬意を持っています。

勉強を継続できるかどうかは、やはり強い目的意識と習慣なのでしょう。 私は次男のせいか、親から勉強を強制されたことがありません。さしたる将来の夢はなく、父のような銀行員になるイメージもわかず、何のため誰のために勉強するのか、さっぱりわかりませんでした。
中学までは勉強がデキるより運動デキたほうがモテたのです・・・・(言い訳か!)
ただ、学校の勉強に限らず、仕事で成果を出すには継続的な努力が不可欠です。

社会に出て、営業の仕事が面白くなり、成果を出すため研究し、勝つために工夫をしました。時間があるときは学生時代にも行かなかった図書館に行き、ビジネス書を読んでいました。

「勉強は裏切らない」
これは尊敬する税理士の先生が仰っていたことですが、今にして実感できます。

インプットは自分だけのものですが、アウトプットすることで、そのノウハウをお金に換えることことができます。社会に出ると人に伝えるための勉強がとても大事になります。

積み上げた知識やキャリアについて高く評価してもらうにも、アウトプット(説明能力)が必要と思います。 そのあたりは人材エージェントがサポートできる部分ではないでしょうか。

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2016年2月16日火曜日

免疫力

このところインフルエンザが猛威を振るっており、「流行警報」なるものが出たようです。小さな子供さんを持つご家庭では油断ができませんね。 また、油断ができないという意味では、経済政策の先詰まりから金融不安心理が流行ることが心配です。

インフルエンザの場合は、春になり暖かくなれば自然に淘汰されていきますが、金融不安は今後も付きまといそうです。成熟経済の中でどのように成長させるのか、実に悩ましいところです。 企業の成長意欲を削ぐような経済環境にならないことを祈ります。

謎かけじゃないですけど、インフルエンザと金融不安は共通していますね。 どちらも流行します。 どちらも特効薬の効きがだんだん悪くなってきます。 なってしまったら耐えることを強いられます。

どちらを耐えるにも、免疫力をつけることが大事です。 たとえば「笑い」は免疫力を上げるという実験結果があるようですね。人も企業も明るく元気でいること。

心身ともに健康に保ち、心理的に不景気にならないよう、明るい未来を想像していきたいものです。 やっぱりポジティブシンキング。困難を笑い飛ばしましょう!

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2016年2月2日火曜日

感動の瞬間

個人的な感想ですが、週末のスポーツでは感動が二つありました。

ひとつはオリンピック予選を兼ねたサッカーU23アジア選手権決勝の日韓戦。鳥肌が立つような逆転劇で、とても気持ちがよかったです。
さほど期待されていなかったチームが、延長や逆転で勝ち上がりました。今までの日本代表なら既にオリンピックは決めたなかでは、勝ちきらなかったような気がします。

もうひとつは、大阪女子国際マラソンの福士加代子選手の優勝。こちらもオリンピック当確の素晴らしい走りだったと思います。
8年前の同大会では優勝を期待されながら、脱水症状になりゴール前は意識がもうろうとしてコケながらたどり着いた姿が鮮明に思い出されます。 今回、誰もがそれを記憶していて、最後までハラハラしながら見守っていたことでしょう。

人の感動とはギャップで起きるのだと思います。 期待より結果が大きく良ければ感動が起こります。
強い人は強くて当たり前。当たり前と思われたら感動はありません。 挫折を味わった人や弱かったチームが努力を重ねて最後に勝つから感動が増幅するのです。

だからエリートはつらいですね。
出来て当たり前だと思われてしまいますから、周りを感動させるには期待以上のパフォーマンスを上げ続けなければいけません。
出来ると思われた人が何か失策をするとかえって艶消しになります。たまには弱みを見せておいたほうが楽かもしれません。

人生でも常にハイスピードだと最後まで持たないので、サッカーやマラソンのように、勝負所でトップスピードに持ってこられるよう強弱つけたほうが、人の感動にもつながるのではないでしょうか。
弱みの裏側に強みが隠れているものでしょう。

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2016年1月26日火曜日

雇用責任

厚生年金に加入する資格があるのに未加入者になっている人が200万人もいるらしいです。 ご承知のとおり、雇用主である企業が保険料の半分を負担するため、国民年金のみ加入者と厚生年金を最後まで納めた人とでは、将来の老齢年金受取額が数倍違うケースがあります。 つまり加入未加入のちがいで老後の生活水準が左右される可能性があるのです。

マイナンバー制度導入によって、いずれ未加入の雇用主はいなくなると思いますが、年金支給は個人の人生設計上重要な問題です。 年金制度が破たんするリスクなどを想像し、自助努力の個人保険のほうがいいという人もいるようです。しかし、よく考えてみれば、国の保険が破たんして金融機関の運用だけが無傷ということがあるのでしょうか。 そもそも、この国の秩序のなかで暮らす以上は、納税同様、公的保険料の納付はMUSTです。
個人事務所で従業員が5人未満の場合、法律上の加入義務はありませんが、他人様を正社員として雇用するならば、社員の将来を考えることも雇用主の責任範囲だと思います。

日頃、私どもに採用の依頼・問合せがありますが、厚生年金に加入していない事務所があるのは残念です。社会保険だけの問題ではなく、雇用する姿勢次第でブラック企業のレッテルを貼られてしまう時代であることを、経営者はよく考えなければいけません。 当社でも公的年金に加入していない求人は受けていないのですが、コストの問題ではなく、雇用者としての責任意識の問題だと思っています。

また、社員の健康管理も雇用者の責任です。多忙が原因で社員が身体を壊したとしたら、就業環境を改善しない雇用者の責任です。人材を使い捨てにするような企業は存在意義がないと言えます。

働く環境作りと生産性向上は一致するものです。 ただし、働く環境作りの土台として、働く意義や動機を従業員に正しく伝えることが最も重要だと思います。

人を雇用するとは相当の責任が生じるものだと、私も肝に銘じて経営をしています。

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2016年1月21日木曜日

公器となる企業

年明けから騒ぎとなっていたSMAPの解散騒動。 出演番組でメンバーが直接コメントしたことから、事態は収拾に向かった様子ですが、ファンのもやもやした気持ちはしばらく続きそうです。

事実関係は芸能誌に譲るとして、ジャーニーズ事務所という、いち私企業と所属タレントとの問題ということ以上に、ネットで幅広い年代層のファンが思いを書き込み、大物政治家がその去就を言及するまでの国民的関心事になったこと、そして企業経営者としてどのような判断をするかに注目しました。

タレントを扱う権利こそ事務所が所有していますが、SMAPファンからの経済効果だけでなく、その社会活動への貢献(震災復興支援、パラリンピックなど)により、国民的アイドルになっていたのだと思います。

今回に限らず経営者が気づきにくいのが、自社のブランド、商品そして社員の存在をもって企業活動が公のものになっているということです。 商法上の所有者とかではなく、企業が多くの他人から必要とされる存在になっていれば、気持ち的には顧客のもの、そして社員のものでもあります。

私見ではありますが、未上場のオーナ企業だとしても、多数の顧客から必要とされ、その会社を愛し生活の基盤にしている社員を抱えていれば、公器であり、それ相応の判断をすることが求められます。

会社は誰のもの??という問いにある、株主、社員、顧客、全てのステークホルダーという枠組みを超えて、やはりそのブランドを愛するすべての人のためにあると考えてよいでしょう。経営幹部の権力闘争や所属員とのコミュニケーション不足から、大衆が大切にしている宝を失うことになったとしたら、その企業は自らの本当の役割に気が付いていないのだと思います。

逆に、関わる人すべてに利益を生み他人から必要とされる企業にならなければ、存在意義は高まりません。利益を生むとはお金の問題だけでなく、喜び、そして感動や笑顔をも生み出すことではないでしょうか。

結局、人の幸せを創り出せる企業はみな、公器となり得るかもしれません。

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