2013年11月5日火曜日

「変わらないモノ」

先日、何十年か振りに大学祭に顔を出してきました。 後輩たちの模擬店では「塩焼きそば」を売っていて、その値段は一皿300円。私の学生時代と変わりません。 アベノミクスでインフレ誘導と謳ってはいるものの、現実の厳しさはこんなところにも・・・ サラリーマンの社会保険料は徐々に上がり手取りは増えにくい世の中です。 消費増税も控えていますから、焼きそばの味と同じしょっぱい時代は続いています。

しかし他の国に目をやれば、いかに日本が恵まれているかが分ります。 安全で平和、勤勉で親切、そして美味しい料理・・・。 それに多くの人が健全な倫理観を持っています。 細かく見れば失われたモノも多いですが、基本的には与えられた任務を一生懸命果たそうとする 真面目な国民性は世界の中では稀有な存在です。

この国に生まれたことに感謝したいです。

私たちは履歴書同様、自分の足跡を消すことも変えることもできません。 国や会社、そして家族の将来も・・・先は見えにくいけれど、 いま自分の歩いている道を一生懸命磨くことが自分の人生を輝かしいものにすることだと思います。

嬉しいことに月日は変わっても部活の後輩たちは変わない伝統を守ってくれていました。 存続が危ぶまれたときは、意思ある若いOBOGが支援して繋いでくれました。 年代のギャップを埋めるのはやはり“思いやり”のコミュニケーションが大事だと感じます。

老後に不安を抱える人は多いですが若年層も将来が不安です。 共生するためにも若い年代の考え方を聞きながら、 多少は困難を乗り越えてきた年長者の知恵を授けられたらいいなと思っています。

税理士・公認会計士の転職相談、採用支援ならREX