2008年12月16日火曜日

生キャラメルでも食べながら

我が家で最近ウケているのは、“生キャラメル”

初めて食べたその食感は随分と滑らかな舌触りで、ついつい癖
になってしまった。

製造元、北海道花畑牧場の牧場主はタレントの田中義剛さん。
牧場経営をするという夢を実現するために芸能活動をしながら
資金を蓄え、実際に”生キャラメル”というヒット商品を生み出す
までの事業に育てた起業家である。

特に農業はいろいろな規制もあり、国内でイチから始めることは
至難の技であるから、逆境を克服する連続だったことだろう。
研究を重ねた本物志向の商品とブランドを確立したことでさらに
付加価値がついた。

事業開始から十余年を経て、まだまだ借金もあるだろうし、成功し
たと安心できないかもしれない。

しかし市場や産業の中にある歪みや消費者の潜在ニーズを探り
当て、ニッチな分野でブランドを築いたという事実は輝いている。
事業家として大いに勉強になる。

ベンチャーが存在価値を発揮するには、薄利多売よりも、ニッチな
高付加価値サービスを追及するほうが向いていると感じる。

今は事業の現状維持をするにも絶えず改善が必要で、伸ばしてい
くには更なる革新が不可欠だと思う。ついつい既成概念や経験に
囚われてしまうが、この環境下であるからこそ、足元だけを見てな
いで、10年超の長期的視点を持ち続けていきたい。

ヒントは日常の何気ない会話や出来事の中にも隠れている。

休日にはブラックコーヒーを飲みながら生キャラメルを戴いて、
次なる大きな戦略を構想してみよう。

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