させていただいた中で、「どんな事務所を目指しているのですか?」
という質問を投げ掛けてみました。
その先生は見るからにインテリで、とてもジェントルマン。
プラダやシャネルが似合いそうなスマートな方です。
公認会計士を主体とするシャープなコンサルティング会社を目指して
いるというような答えを予想したところ、
「ウチの事務所は高層ビルの谷間で営む定食屋みたいなものですよ」
という意外にベタな答えが返ってきました。
言葉の主旨は、大規模事務所を目指さず、大手事務所が敢えて入
ってこない、かといって普通の会計事務所では扱えない特化した分野
で一番になるという思いを伝えたかったのでしょう。
通常の法人税務監査のクライアントの数は、事務所規模の割には
多くなく、新規の営業もそれほど力は入れていないようです。
一方、事務所スタッフの有資格者率も高く、得意分野に関しては、
上場大手と提携し、プロジェクト案件のコンサルティング業務が拡大し、
日本全国というフォールドでビジネスチャンスを得ているようでした。
更に聞くと、その特化した分野に注力している会計事務所は全国でも
3社くらいしかないとの事。
だからこそ、社員一人当たりの生産性が2000万円を優に超えているの
だと納得しました。
恐るべし定食屋。
弱者が生き残っていくには、事業テーマ絞ることが必須であることはよく
言われますが、今までやってきたことを切り捨てるのには勇気がいる
ものです。
仕事では、キャビネットの中の使わない資料を捨て、
家では、この冬着なかった洋服や使わなくなったキャンプ用品を捨て、
頭の中は、常識だと思い込んでいた「こだわり」を捨て、
「強み」とすべき事に集中したいと考えています。
GWは何処も混みそうなので、掃除週間にしたいと考えています。
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