2015年7月7日火曜日

期待と結果

もともとの期待が大きく、平凡な結果に終わると周りが落胆するけれど、期待がそれほどでなければ、善戦して大健闘と称えられることがあると思います。

今回の女子サッカーワールドカップの「なでしこジャパン」の準優勝は、十分に健闘したと言えるのではないでしょうか。日本の選手たちは小さな身体で立派に戦いました。本当にお疲れ様でした。 名選手が第一線を退くのは寂しいですが、イチからチームを作り直し、4年後はアメリカに勝つことを期待しています。

さて、会社組織でも、期待されている社員がスランプに陥るときがあります。そんなときどうするか・・・ 土台(基礎)を作り直すことが必要ですね。

たとえば、プロ野球で剛速球投手が怪我やスランプで勝てなくなり、その後はコントロールと巧みな投球術で選手寿命を延ばした例がたくさんあります。長く働くために身体のことを研究し、自分にあった体調管理をされていますよね。

ビジネスマンも次のステージに行くために、基礎となる考え方や行動を変える時期が必ず来ます。私も30代の営業の頃、何度か大きなスランプに陥り、悩み、もがき、新たなスタイルを模索して光を見出してきた経験があります。 世の中の景気や技術革新など、外的な要因も大きく、機械化で人手を必要としない仕事も出てきますから、経営者も社員も先を見据え、生きる道を真剣に考えて行動に移さないといけません。

ひとつのモデルで成功した覇者も、いずれは過去の人になりかねませんから、過去の栄光はそっと角に置いといて、将来の期待に応えられるよう行動したいものです。 スランプで期待されなくなった後でも、自分を作り変えて結果を出したときの快感はたまりません。復活して新たな武器を身に付けた人は本当に強いです。 大事なのは、人の期待より自分自身の期待を裏切らないことだと思います。


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