2011年2月8日火曜日

知的労働と感情労働

税理士・公認会計士の転職相談、求人・採用支援ならREX

昨日は相続税のセミナーに参加。
相続・事業承継特化コンサルで有名なH先生の講演だけに
人気は高く、独立会計人である税理士、会計士はじめ、
不動産会社、FPの方々など100名以上が出席していました。
ちなみに私はFP枠です。継続教育単位も3単位いただきました。

H先生はいつもながら軽快なトークで分かりやすい。
私が印象に残ったのは、相続コンサルティングは知的労働と
感情労働で行なうという理論です。

会計人は数字を扱い、説明する「知識労働」だけでなく、顧客
の心を掴む「感情労働」に神経を注ぐことが、個人資産家を
サポートで成功するポイントであることを教えていただきました。


税収を取り巻く状況としては、相続税は増税、贈与税は減税。
所得税は増税、法人税は減税となっています。

相続税の対象になる人は国民の約4%ですが、今回基礎控除
が減っただけで、都内山の手線内側住人の、ざっと15%が
対象者となるようです。

1400兆円と言われる日本の個人金融資産は、60歳以上の人達
がその45%を所有しているといいますが、相続税を厳しくし、
贈与をし易くして、若い消費世代に資金を移転させ経済を活発化
させようという意図でもあるようです。

法人についても、事業承継問題は多くの会社が潜在的に抱えて
る問題です。確かに事業承継コンサルティングを行なう場合、
それなりに大きいものでないとビジネスとして成り立たないと
思われがちですが、潜在需要を掘り起こすことこそ、営業の醍醐味
です。

実際、最近の会計事務所求人にも現れているのですが、
相続税や贈与税の改正によって税理士資格者の活躍できる
フィールドは更に広まっているいます。

個人も法人もその財産を護るアドバイスが出来るのは、税理士
会計士しか居ないのです。企業や個人の財産移転の問題に強い
会計人が益々求められて行くのだと思います。

転職活動においても、知的労働と感情労働をバランスよく発揮
することが成功に繋がるのだと感じました。

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