2011年2月21日月曜日

イタリアに学ぶ

先日、ある税理士法人主催の会で、経済評論家の森永卓郎氏の講演
を聞くことができました。

日本は中国と競争しちゃだめです。
ヨーロッパとくにイタリアを目指しましょう!
と、イタリアのデザイン性溢れる幾つかのお洒落なグッズを見せ
ながら面白おかしく聞かせてもらいました。
(流石テレビに出る人は話のポイントが分かり易い)

確かに。
当分大量生産や価格競争で中国、インドに勝つことはできないでしょう。
先端技術でも新興国に追いつかれ追い越される日が迫っています。

常識で考えると、日本は没落の一途を辿るのではないかと不安になります。
それなのに日本人は勤勉で、更に生産性を上げる為に真面目に取り組んで
しまいます。

日本人は極限まで追及してしまうのです。
既存の成長モデルでの改善を諦めず出来てしまうから恐ろしい。

イタリアには雨漏りするのに1000万円以上する憧れの車があります。
情熱的な赤い色は日本の車には無い色です。
イタ車のエンジン音にはシビれてしまいます。

バッグや宝飾品で世界的ファッションブランドがあります。
そして、ビリッとした辛口の美味しいワインがあります。
(キャンティーやバローロを毎日飲んでいます・・・と言ってみたい)

高失業率なのに、財政破綻寸前なのに、首長は公序良俗に反すること
をしているのに、なにかイタリア人は明るく楽しそうです。

歌おう、食べよう、恋をしよう! 毎日宴会している印象です。

朝から晩までピザやビールを頂けるイタリアのBAR(バール)を
日本にも作って欲しいですね。

中国・インドが真似できないモデルがイタリアにはあります。
一方、30年以上前に実現した日本の高度成長時代のモデルは、真似が
出来てしまいます。

中国と競合しないイタリアはじめヨーロッパの感性は今後の日本の
長期安定モデルの指針となりそうです。

イタリア人は働かないと思われがちですが、事実はそうで無いそうです。
会社組織では、現場での権限委譲がなされていて、定時に終われるよう
な工夫改善が日常行なわれています。

つまり、1年の売上げ予算を11ヶ月で割り、1ヶ月丸まる休めるように
しているというのです。

これこそ、新しい発想です。
当社も年の予算を10ヶ月で割って2ヶ月休もうかと・・・(多分無理)

いや、無理と言っては何も始まりません。

国も会社も将来を約束してくれる時代は終わったのです。

人生山あり谷あり。決して長くはありません。
だからこそ、楽しく仕事して、楽しく学んで、楽しい人生を謳歌し
なければやってられないのです。

国の魅力や会社組織の魅力を上げる為に、遊んで考えましょう。

今週の土日は休むぞ!(まだこの段階?)


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