2009年9月14日月曜日

青春の蹉跌

たまたまテレビでショーケンこと萩原健一さんの近況を伝える番組を見た。
昨年晴れて約5年の謹慎が明け、活動を再開したらしいが、今上映中の
小栗旬主演映画「TAJOMARU」への出演や音楽活動など、最近露出度
が増えていることに気が付いた方もいるのではないだろうか。

罪を犯したことについては、決して褒められないしその事実を消すことは
できないが、罪を償い社会的制裁を受けた後に才能ある人が再び表舞台
に立ち、新しい記憶によって過去を上書して行くというのは、芸能界特有
のものかもしれない。

事実ショーケンはアイドルだったテンプターズ以降、俳優になった後の
「青春の蹉跌」「太陽にほえろ」そして「傷だらけの天使」など、シニア世代
にはインパクトがあった映画やドラマの作品を多く残している。

しかし、ビジネスの世界でも罪とまではいかないけれど、挫折したり失敗
した後の復活により成功した例は沢山あり、いつの時代でもその物語は
感動を呼ぶものである。

過去は未来を作ることによって、過去についての解釈を変えることが
できる。というようなことを、ある本で読んだのを思い出す。

通常、過去の積み重ねが未来を作るのだと思われがちだが、実際は
未来を作ることによって過去が成立するのだと解釈してはどうだろう。

つまり過去の挫折がこれから作る未来を一層輝かせるのだと信じれば、
どんな境遇になろうが新たな希望を持って生きることができるのでは
ないだろか。

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