土曜日に映画「ROOKIES 卒業」を見に行きました。
「夢にときめけ!明日にきらめけ!!」by 川藤幸一
熱血教師 川藤先生のシンプルで分かりやすいメッセージは、目標
を見失っている若者に夢を追いかける素晴らしさを教えてくれる。
夢を決してあきらめず、チームの勝利のためにプライドを捨てて戦うこと。
そしてその気持ちが奇跡を呼び込み、最後に大きな感動となる。
理想的で胸のすくドラマだが、これはフィクションである映画のお話。
一方、同じ日の夜テレビで見た「サッカーW-CUP アジア最終予選」は
ノン・フィクションの、まさに筋書きの無い世界だった。
前半の早い時間は日本がボールをキープをして、新鋭ストライカー
岡崎選手の倒れこみヘッドで押し込み、一瞬今日は楽勝かと思わせた
のもつかの間。相手の執念や審判の判定などアウェーの洗礼を受け
徐々に守勢に立たされる。
ルーズボールはことごとく相手選手の足元に収まり、シュートとコーナ
ーキックの連続攻撃を浴び続けるのを見て、誰もが「ドーハの悲劇」
のロスタイム失点シーンが脳裏によぎったのではないか。
しかし十数年の時を経て、現在の代表選手は浮き足立ってはいなかった。
勝ち方は泥臭くても、結果としてものにする執念と経験は、やはり本大会
ベスト4を目指すプライドの現れだろう。
ニコガクの甲子園出場と、岡田ジャパンのW杯4強。
現実からして、どちらも甘くない大きな目標ではあるが、目標を設定して事
にあたる場合は、そこに向けたとてつもない努力を強いられる。
結果として、目標は大きければ大きいほうが伸びるのだと思う。
声に出せば言霊となる。
今はディフェンシブな立場に居ようとも、「全国制覇」の夢を持ったって
いいじゃないか。
夢は逃げない。逃げているのは自分だ。・・・とある経営者が語っていた。
そしてその夢の先にあるものは・・・
ROOKIESの出演者たちも、日本代表選手も。
夢の達成後も人生は続く。
新たな夢を目指し、過去の自分を乗り越えて行かなければならないのだ。
夢に卒業はない。
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2009年6月8日月曜日
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