桜咲く4月。
入社式は新卒採用企業にとっての一大イベントだろう。
今年の新入社員のタイプは「カーリング型」...らしい。
(財団法人社会経済本部から抜粋)
『新入社員は磨けば光るとばかりに、育成の方向を定め、
そっと背中を押し、ブラシでこすりつつ、周りは働きやすい
環境作りに腐心する。しかし、少しでもブラシでこするのを
やめると、減速したり、止まってしまったりしかねない。また、
売り手市場入社組だけに会社への帰属意識は低めで、
磨きすぎると目標地点を越えてしまったり、はみだしてしま
ったりということもあるだろう。就職は楽勝だったかもしれ
ないが、サブプライムローンの問題等の影響により経済の先行
きは一気に不透明になった。これからも波乱万丈の試合展開
が予想され、安心してはいられない。自分の将来は自分の努力
で切り開いていくという、本人の意志(石)が大事になろう。』
これはデジャブだろうか?
1990年前後でも就職は楽勝で、金融機関が大量採用を行い、
そのバブル入社の後にバブルは大きく弾け、不動産・金融恐慌
へと向った「あの頃」の再現が、と思わせる最近の経済状況だ。
歴史は繰り返すのか。
楽あれば苦あり、苦あれば楽あり。
「苦」という字は「若」という字にも似ている。
自ら苦労を買って出よう、と言って今の若者は反応なさそうだが、
苦労の後には必ずチャンスが来る。
未来のダイヤモンドと成り得る新入社員の可能性は限りないが、
人財として大きく羽ばたいてもらうには時間も必要だろう。
続いていると得がたい自信となる。
人もアイディアも磨き続ければ必ず光ると信じよう。
若さの特権は、体力と既成概念が少ないこと。
仕事も運動も瞬発力と持続力のバランスが大切だと思う。
40を過ぎると体は若干疲れ気味だが、新入社員時代の初心に帰り、
頭を柔らかくして新年度を迎えたい。
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2008年4月1日火曜日
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