2011年2月4日金曜日

税理士・会計士のキャリアチェンジ

税理士・公認会計士の転職相談、採用支援ならREX

転職を希望される税理士・会計士の方が相談にいらした時、希望する職務内容
をお話いただきますが、必ずしも求人ニーズと合致しているとは限りません。

やりたい事が出来る職場環境が理想とは思いますが、そもそも、そのやりたい
事とは自分が今まで見聞きした範囲の中で興味を持ったということである場合
が多いと思います。

つまり、周りで面白そうな仕事をしている人や、転職した人の話を聞いて、
自分もそういった方面に進みたいと思う場合や、今までと違った高度な業務
に関わることがキャリアに有益だと判断している場合が多いのだと思われます。
現在持っている常識や見識の範囲でしか判断をしていないということです。

決して間違いではないのですが、キャリアは自分自身で構築するものだと
思いがちで、実際は所属する組織や顧客から求められる事を一生懸命取り
組んでいたら、その分野のプロフェッショナルになっていたという人のほう
が多いのではないでしょうか。

公認会計士や税理士を目指された時点では、現在の仕事に対する目的意識とは
大きく違っていた方のほうが多いはずです。

”愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ”


さて先日、有名な政治家の方の回顧録のようなものを読みましたが、当初
エネルギー問題を専門に取り組んでいたけれど、時の首相候補が
「これからは防衛と外交がわからないと首相にはなれないから、防衛関係の
役職に就きなさい」と言われ、しぶしぶ取り組んでいたら、それが専門に
なっていった、というような書かれていました。

想像していなかったことを勧められた時は、意外とチャンスが来た時なのか
もしれません。

日常から目の前に新たな機会があるのでしょうけど、気づかないことが多い
ものです。

”チャンスの神様は前髪しかない”と、よく言われますからね。

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