2014年3月4日火曜日

きっかけ

3月になり暦上は春ですが三寒四温で落ち着きませんね。 学生さんは進路決定&卒業の心揺れるシーズン。会社員も決算そして異動が気になる季節です。

私が勤めた会社はみな3月決算でした。 メーカーの営業時代は予算必達に向け周りも殺気立つ一方、人事異動の噂が交錯して複雑な気持ちで過ごしていたことを思い出します。

また保険会社のときも期末は年間の成績ランキングが決まる重要月でした。 成績優秀者にインセンティブ(海外旅行やボーナス)が与えられ、ニンジン作戦でいやおうなしに走らされます。 決算月だけ営業しても直ぐに成果に結びつくほど単純な時代ではないと思います。 ただ、期限と目標値が決まると人はもの凄い力を発揮したりします。

私自身毎度おなじみのキャンペーンには正直シラケていました。 でも成績が上がれば報酬も上がるシンプルな世界でしたから、年間ではそれなりの上位成績者になり上から期待もされました。 火事場のバカヂカラで期末に大きな数字で貢献したこともあります。 今思えば期末を乗り越えて大きな達成感を得たという清々しい記憶も残っています。

仕事の中身も大事ですが、 なぜ働くのか、なぜこの会社なのか、なぜこの人のために働くのか、なぜ今月頑張るのか・・・人はWhyが腑に落ちていないと頑張り続けられません。 頑張るきっかけは人それぞれなのですが、シンプルに考えたほうが結果は上手くいくと思います。(経験上ですが) 忙しいと余裕をなくしてギスギスしてきますし、憂鬱になる人もいるかもしれません。 でも決算などの繁忙期は顧客や会社が自分の仕事に対する期待が大きくなるとき。自分の存在価値を発揮するときです。

仕事でブレークスルーできる“きっかけ”を与えられていると解釈してはどうでしょう? もやもやを打ち破るには、ひと山越えるまでシンプルにやり切るしかないですから。

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