2015年10月27日火曜日

シェアリング

若者を中心にシェアハウスを利用する人が年々増えているようですね。家の近所でも共同住宅らしき変わった建物が新築され、なんだろうと思っていたら、女性専用のシェアハウス物件でした。まわりでもシェアハウスで外国人と暮らし始めた知人の子がいたり、独身寮をシェアハウスにしたという例を聞きました。

ちょっと調べてみたら、シェアハウスの3/4は東京にあり、その9割が23区内だということで、勤務先に近くて住居費を抑えられるシェアハウスは時代が求めている暮らし方なのでしょう。

全くの単身より、コミュニティのなかで暮らすほうが安全ですし、社会性も身に付きそうです。都会で働く女性が安心して暮らすにも、女性専用のシェアハウスは増えるのではないかと思います。 貸家建付地の評価額がシェアハウスに優遇されたりしたら・・・なんて無理でしょうかね。

世の中、色々なものがシェアされることで利便性が良くなっています。カーシェアリングも、たまにしか自動車を乗らない人にとっては合理的です。将来は自動運転で動くクルマのカーシェアリングが普及するかもしれませんね。

そして、ワークシェアリングについてですが、かつてはリストラして人を減らすアメリカ型か、人は減らさず一人ひとりの仕事量を減らしワークシェアする欧州型かなど、不況期に注目された手法だったような気がします。

これからの時代は、能力差や仕事に費やせる時間が違っても、誰もが戦力になるように業務を切り分け、仕事をシェアして成し遂げることが求められています。 一人で全てを完結させる達成感は過去の価値観となり、それよりもチームで協働した成果に価値があるとする世の中になるのです。

シェアとは経済合理性にかなっているとともに、モノを大切にしたり、人と人の結びつきを強くする方法なのだと思います。

高級な料理やお酒もシェアして美味しく、そして楽しく感じられるものですしね!

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