2012年7月3日火曜日

「プロの仕事」

サッカーEURO2012は、
スペインの2連覇で幕を閉じました。
とにかくサッカーの次元が違います。
パスの精度が抜群に高く、受け手もボールが
足に吸い付いているようでした。

一本の創造性溢れるパスから周りの選手が何人も
連動して動き、ディフェンスの網を抜けてゴールを生む。
ボールも人も動くサッカーとは、
こういうことを言うのだなと、感動すらおぼえました。

決してアクロバチックなプレーが多くあるわけではありません。
狙ったところに蹴る。自分の意のままにボールを止める。

何にしても基本を徹底した結果なのでしょう。

以前、プロ野球選手の外野でのキャッチボールを
生で見たときも思いました。
距離があっても取りやすいところに投げる。
直ぐに投げれるように捕球する。

イチローの背面キャッチも、
パフォーマンスだけでなく、
目を離しても身体の中心でボールを
受ける練習だと知りました。
何気ないキャッチボールでも凄さを感じる。
これがプロなんだなと感心しました。

私ども人材エージェントにとっての基本は
「聞くこと」と「話すこと」。
情報に関する知識はもちろんですが、
大事なのは相手の立場に立った傾聴と、
相手から納得と同意を得る語りです。

さらに、感情のコントロールも必要ですから、
これらは一生訓練が必要と思って
取り組んでいきたいです。

われわれ職業人も、なんらかのプロとして
金銭を得ています。
勉強してお金を得るのは一部の学者の話でしょう。

会計人の方々にとっても一流であり続けるためには、
最新の専門知識を学び続け、
それを解り易く説明する技術が
求められる時代になってきたと感じます。
頭で理解しても、人はそれだけでは動きません。

自分の専門分野を通じて人の心を動かすことが、
本当のプロの仕事なのだと考えます。

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