2011年12月5日月曜日

聞く力・話す力

私たち人材紹介のコンサルタントは、
転職で悩む候補者へのカウンセラー、そして
求人情報を分かり易く伝えるプレゼンテーター
という二つの役割を担っています。

カウンセラーは聞く力、プレゼンテーターは話す力
にウェートが置かれます。

私たちの仕事で、聞く力とは質問力と同義語に近い
かもしれません。

的確な質問が面談の質を左右すると言っても過言では
ありません。

一方、話す能力では前提となる知識と知識を並べ変える
構築力が必要です。

そして対面の場合は表情や話し方によって、説得力が増す
ものと思われます。

異なった要素はありますが、聞く力と話す力を状況に
よって巧みに活用できる人が、「コミュニケーション力」
に長けた人、という事になるのでしょう。

よく話し快活に見える人がコミュニケーション力のある人
のように思われがちですが、人の話を聞けない人はコミュ
ニケーションがあるとは言えません。

プレゼンテーション能力がある人も、聞く人の反応や
理解の度合を確かめながら続きの展開を話していくと
思いますので、説明能力の高い人は聞く力も持ち合わ
せているはずです。

相手の理解を前提とする指示・伝達(ブリーフィング)と、
理解をしてもらおうと努力するプレゼンテーションとは
意味合いが違います。

相手との目線の違いによって、話す割合と聞く割合が
変わって来るからです。

コミュニケーション力にはTOEICのような点数も国家
資格となるような権威のあるタイトルもありませんが、
仕事をする上では最も重要なスキルだと考えています。

マネジメントしていく立場になる人は、おそらくコミュ
ニケーションを駆使できる人なのだと考えられます。

特に30代半ば以降のビジネスパーソンには重要なスキル
で、それらは人間力を磨くことでレベルアップされるもの
ではないでしょうか。

私たちREXのコンサルタントたちもコミュニケーシ
ョン力を高めるべく、日々研鑽に努めています。

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