2014年9月22日月曜日

予想

ここ最近、円安と株高が進んでいますね。この状況から今後を占ってみると・・・
輸出関連企業は利益拡大するが輸入原料高により国内物価は上昇傾向。
株高により金融資産が増えた個人の消費意欲は旺盛になる一方、手取り額の増えないサラリーマン層の消費拡大は期待できない。
給料を上げられる企業は人材を採用し定着させられるが、そうでないと人は集まらず業績も伸ばせないスパイラルに陥っていく・・・
結局売上げと利益を確保することが企業存続の命題なのです。

世界経済の動向には目が離せませんが、喫緊の課題は人材の確保と育成。
日本企業は多様な働き方に対応できる組織体制を整えていく必要があるでしょう。
採用した人材を育成し定着させる。何度でもチャレンジしてもらう。
生産性を上げることに意欲的に取り組んでもらうよう目標管理の仕組みを見直すなど、組織・人事責任者が担う役割は大きいと感じます。

一般的に働き盛り世代は子育てが一段落したら、早晩親の介護問題が訪れます。転職理由でも、若い世代では子どもを育てるための時間確保があり、40代以降では親の介護問題が少なからずあります。
どちらもワークライフバランスというゆるい言葉に隠れた深刻な問題でもあるのです。

働く時間の長さではなく、その質と成果に重点をおいた人事評価が、組織と仕組みで勝つポイントになるのだと予想します。

やはり経営者のパラダイムチェンジがカギとなりそうです。


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