2008年10月7日火曜日

デ ジャヴ (既視感)

“世界同時株安”
金融市場が大変な事になっている。

だが、この言葉 何度耳にした事だろう。
リアルタイムで体感した中では1987年10月の「ブラックマンデー」
が最初だった。

ニューヨーク株式30種平均が前週末より508ドル下がり下落率
は22%以上になった。ドル金利の上昇予測と株式のプログラム売り
が自動的に加速したことから下落が大きくなったという。

金融市場とその運用がハイテク化するたびに一定期間は市場が
活況となり、そこに綻びができて破綻するという構図は幾度も見て
きた気がする。

株価の下落によって失われたキャッシュはいったいどこへ行って
しまったのだろう。レバレッジを利かせたマネーゲームは素人には
本当に怖い。

さて話変わって、
最近オフィスで昔のロックバンド“ジャーニー”のCDを聞いていて
「オープンアームズ」という曲になったとき、メンバーの1人が
「あっ、これ海猿ですね」と言った。確かに2004年公開の映画「海猿」
第1作目からのテーマ曲なのだが、実際は81年のリリースで僕の
学生時代の名曲である。

95年にマライヤキャリーがカバーして注目され、ジャーニー自身も
96年に再結成されてリバイバルヒットとなった。
そして「海猿」によって三度目の脚光を浴びたのである。

81年以降は景気が良くなりバブルへ向かい、そしてブラックマンデー。
96年からは日本版ビッグバンに伴う金融再構築。そして04年当時は
景気もかなり良かったはずだが、その4年後には今回の金融恐慌の
予感。 デジャヴ・・・だろうか。

永遠のラブソングが10年おきにリバイバルヒットするがごとく、金融
市場の拡大と収縮の歴史も繰り返すのだ。
(無理やりのこじつけと思うかどうかは、皆さんの判断にお任せする)

だが、繰り返している事で学習効果も上がっているから、対処する方法
は見つかるはずだ。上から見れば螺旋のように同じ場所をぐるぐると
回っているようだが、角度を横からに変えれば確実に上昇して良く
なっていくのが世の中の仕組みだと信じたい。

こじ付けついでに、81年と96年はジャイアンツが優勝している年である。
ジャーニーの曲がヒットしていれば、今年も優勝するはずだ・・・。


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