2014年2月4日火曜日

戦略思考のキャリア

先日、事業戦略コンサルタントの方のお話を伺い、長期的なキャリアを作るには戦略思考が大事であると感じました。

仕事をする上でオペレーション思考と戦略思考があるとされます。 私たちのたいていの業務は「問題を解決する」オペレーション思考です。 喫緊の問題を解決することで先に進みます。それが当面の生産性を上げることに直結するからです。

しかし大きなパラダイム転換に対応するには戦略思考を持たなければなりません。 身近なところでは、広告(テレビ→インターネット)、携帯(ガラケー→スマホ)、メール(プロバイダ経由→SNS)などで起きたことは自分の業界でもあり得ることでは?自動車だって電気で動く自動操縦車が主流になったら既存の自動車産業が恐ろしく変わりますよね。 技術革新はビジネスモデルの陳腐化を起こし、そこで働く人をいきなり谷底に落とします。 どの業界でも破壊と創造があり得ます。それだけに長期的キャリアを作るには先を見通すアンテナを常に張っていたいものです。

戦略思考のポイントとして、「謎を受け入れる習慣」「論理的思考」「知識の広さ」「発想力」が必要とのこと。 すこしハードルが高そうです。現実には先を完璧に予想して事業を動かして行くのは簡単ではありません。 働く人のキャリアもそうです。そろばんずくで美味しいところだけ歩いている人もほとんどいないと思います。 真剣に仕事をしている人ほど七転八倒しながら取り組んでいます。 現実には日々のオペレーションから新たな気付きを得ることのほうが多いでしょう。 オペ思考と戦略思考が都度切り替えられると変化に対応できるのだと思います。

少しでもイザという時の勘が働くような習慣を身につけたいですね。
・目に触れたニュースから自分のアイディアに変えて整理する
・異なる仕事をしている人の話を聞く
・違う世界を見る(旅行・文化など)
こういった習慣が新たな化学反応を起こすことは想像できます。あとはやるかやらないかだけです。

自分の仕事について語れることはMUSTですが、他の世界から吸収する力を身につけたい。 見知らぬものへの興味を持つといった習慣が自分の既成概念を打破するきっかけになるのではないでしょうか。 今日一日のなかで小さなイノベーションを起こすことから始めればよいのです。 (参考) 「10年後躍進する会社 潰れる会社」 鈴木貴博著

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