2014年4月15日火曜日

テレアポについて

ある不動産会社の方から、当社受付に営業電話がかかってきました。
社員の福利厚生のための不動産サービスということだったので、何だろうと思って電話を代わってみました。

聞くところ、社員の住居を借り上げ社宅にして、住居費用を会社が全額負担する。
その分給与から差し引けば、社員の手取りを変えずに給与額面を下げられる。
したがって社会保険料も下がり経費の節減になりますよ、という内容でした。
なるほどそういうやり方もあるのかと思いましたが、長期的に考えるとどうもしっくりきませんし、あいにく当社メンバーは持ち家が多いので「御社の対象にはならずスミマセン」と話して電話を切りました。

私の場合は、社内にいればそれほど居留守を使わず比較的電話に出る方です。
電話で上手く断ることはできますし、逆に営業マンがどういったアプローチをするのか興味があります。実際テレアポで会うケースも多いです。
ただ問題意識を持っていないテーマ(商材)でのテレアポを受けるのは難しいものです。

何年か前、社名を知っている某会社の営業マンからのテレアポで、15分位会うだけでも、と言うので面談したところ、
プレゼンでニーズに合わず強引だったのと約束の15分過ぎたので「すみませんが面談を終わりにしてください」と言ったら烈火のごとく怒りだしました。
初めて会った営業マンに怒鳴られたのでさすがにビックリしました。
相手のニーズも聞かず15分でいきなり商材のプレゼンするなよ!と憤慨しましたが、 一方では営業マンと会うからには、こちらも30分は時間を作らないとプライドを傷つけるなと反省もしたわけです。

テレアポは量をこなせば見込み客が掘り出せますが、相手の状況おかまいなしに電話を掛けるので印象を悪くする(信用を失う)リスクが伴います。
広いマーケットを対象にするならアリかもしれませんが、特定のマーケットのシェアを上げるなら別の方法を考えたほうがよいでしょう。
春ですから、新入社員を研修した後に営業テレアポをさせる会社も多いのでしょうが、受ける方も断るのが辛いものです。

新人にとってテレアポや飛び込み営業が営業活動の全てだと思っては不幸ですし、本来の営業とは多くの人と触れ合えて成長できる素晴らしい仕事だということを教えてあげてほしいですね。


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