2011年5月9日月曜日

風評被害

税理士・公認会計士の転職相談、求人・採用支援ならREX

ゴールデンウィークも終わり、今日はネジを巻き直す気構えで会社へ
通勤した方も多いのでは?

私は通勤電車の人身事故で出鼻をくじかれ遅刻をしてしまったのです
が、事故直後から携帯で検索するなか、ツイッターには通勤途中の人
の投稿が次々と寄せられているのを実体験しました。

携帯を眺めていて「これが所謂Twitterの便利な使い方なんだ」
と改めて感じた次第です。実際ドコモのiコンシェルよりも運転再開
の情報は早かったですね。

今回、被災地でもツイッターの情報が役に立ったという話を聞きました。
情報も玉石混交だと思いますから、アクシデントには慌てず騒がず、
取捨選択することが大事ですね。

さて、連休中は転職相談や頼まれた原稿を書くなど、仕事中心でした
が、新聞やテレビではソニープレステの個人情報漏洩や焼肉店の
食中毒事故の報道が目立ちました。

企業が何かリスクに犯されると、それが直ぐに情報として広がり、
ツイッターの例にあるように、ネット社会ではその速度を抑えること
が出来なくなります。

その後にはレピュテーションリスクが待っています。
厄介なのが「風評被害」です。

事故を起こした当事者のみならず、同業者にもお鉢が回ってきます。
焼肉が大好きな人も、安全なお店だとしても、しばらくユッケや
レバの生肉は控えるかもしれません。

早く食の安全のため、消費者が納得できる仕組みが欲しいです。

原発問題でも風評被害で周辺の地域の方々は苦しい思いをされている
と聞きます。自分は何もしていなくても、大雑把に同じ地域で何か
マイナス面があると、同様のリスクがあると思われてしまうのは、
本当にやるせないことでしょう。

ネットで情報が駆け巡る時代。
情報伝達が避けて通れないだけに、一人ひとりが伝わる影響度を考え、
正しい情報を伝える力をもっともっと身につけなければいけません。

会計士や税理士の方々も、学んだ知識、経験した事例を分かりやすく
正確にクライアントに伝える事が重要な仕事なのだと思われます。

情報に対する敏感性と、それを相手に興味を持ってもらえるよう
話せる人が、転職の際にも有利となるようです。