2015年11月17日火曜日

モノ作りのプライド

日曜夜のドラマ「下町ロケット」を毎週楽しみに見ています。 主演の阿部寛さんも、その他の役者さんたちも、みんな熱演していてイイですね。純粋に良いモノを作りたいという技術者の熱い思いを感じます。 万人に共通する大きな夢を実現するには、自社の利益だけではなく、相互協力が不可欠で、そこに大手企業と中小企業の垣根ないし個人のエゴも入る余地はありません。あるのはモノ作りへのプライドだけです。

大企業と中小企業の関係同様に、国も相互に依存しています。 先進国と後進国(発展途上国)は、資源を消費する国と資源や労働力を提供する国の関係であり、現実には大きな格差があります。それがときとして負のエネルギーを生んだりもします。 しかし、だれもが願う平和や健康そして地球の安全など、万人に共通する価値観で考えれば、必ず共通点は見いだせるのではないかと信じたいです。

私たちは自由経済の中で夢を追い、豊かさも安全も求めるため、競争が起こります。人も組織も、大きな価値観を共有して共生する道を模索しないと、無益な争いはなくなりません。それにはお互いの歩みよりとか、思いやりの気持ちが大事で、相手を変えられないのなら自分が変わるしかありません。

一方、発展的永続を考えると、切磋琢磨という意味での競争が強く求められますから、レベルアップを諦めずに追求したいものです。 リソースを自社で何でも抱えてしまうことが、かえってリスクになる時代です。外部と協力して本当に強くしたい所に集中しないと勝ち残れないでしょう。若年層が減り、働き方が多様化する今後、仕事の内容や能力に合わせた雇用の仕組みを考えていかざるを得ません。

人事採用に関して日本は新卒主義で、価値観を合わせやすいポテンシャルのある新卒社員を多く取り込めた会社が安定成長してきました。
しかし、ベンチャー、中小企業が成長する段階では、中途の即戦力が必要となります。 さまざまなバックボーンを持つ中途人材ではありますが、上手に活用することが成長への道です。中途採用だとしても、良いモノ(サービス)を作りたい、提供したい、というプライドを持てる人材かどうかは、活躍してもらうための重要なファクターだと思います。

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