2016年9月6日火曜日

ライセンス契約

最近、YBCのコマーシャルが目につきはじめました。
どこ??って山形の放送局でも会計業界で有名なコンサル会社でもありません。ヤマザキビスケットカンパニーのことです。

山崎製パンとナビスコのライセンス契約が8月末で終了し、ナビスコブランドで親しまれたクラッカーやビスケットの売れ筋が、そのままでは売れなくなったようです。「リッツ」がカタチを変えて味はそのまま?の「ルヴァン」になり、それで女優さんのCMが目立っているのですね。

また、今後「オレオ」はライセンスを持つ別のメーカーが売るようで、チップスターはそのままYBCで売れるとのこと。このあたりの権利は複雑です。日本企業びいきとしてはリッツファンがそのまま新製品に流れてくれることを願っています。

さて、海外ブランドのライセンス終了と言えば、昨年本家との契約が切れた山陽と「バーバリー」が衝撃的でした。多くの売上をバーバリーシリーズで賄っていた同社の株価は半分以下になり決算の業績も厳しいようです。こちらも新たなブランドを育てて復活してほしいと思います。

当然と言えば当然なのですが、外資は初めに現地企業と手を組みブランドを根付かせますが、そのうち自前で販売するようになります。本家のクオリティを保つためとか販売戦略の違いとか様々な理由があるでしょうけど、残された提携企業としては後が大変です。

昔を思い返せば、かつてスナック菓子のフリトレーも不二家フリトレーという社名でしたし(現在カルビー傘下)、アディダスだってデサントが売ってました。 LVMH モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンの例を見るとおり、ファッションも食品も世界ブランドは集約されている傾向があり、その他の海外ブランドも変遷を探ると面白いのではないでしょうか。

経営する側としては自前のブランドを地道に育てていくのがベストだとは思いますが・・・

税理士・公認会計士の転職相談、採用支援ならREX