2015年2月17日火曜日

組織でポジションを得るコツ

2月14日の夜、高校のバスケ部で久しぶりに同期会がありました。
ちょいと良さげな和食屋さんで久々の旧交を温めたわけですが、私らのような男性グループは皆無でした。数件はしごして朝まで飲み明かしたのは、バレンタインデーとは無縁の家庭で放置された人たちです。(笑)

そんなオジサンたちですが、みな立派な社会人になっていて、職業を分類すると概ね3つのグループでした。

(1)企業のサラリーマン(部長クラス)
(2)大学教授や小・中学校の先生など教職の人
(3)歯医者や社労士など事業主

私はサラリーマンから起業した特殊なタイプですが、今のところ(3)のグループに入るのだろうと思います。

私の年代では、転職経験者はだいたい2割いるかいないかです。転職してても2回まででしょう。3回以上転職していると、もう波乱万丈の流転の人生を送っているように思われます。ベンチャーに勤めている人はほとんどいませんから、転職支援をビジネスにしている私は、珍しい仕事をしているわけです。

転職経験のある同期の話で面白かったのは、転職しているお蔭で出世できたという件です。
掻い摘んで言いますと、2社経営統合した上場会社にあって、どちらの出身母体の社員ではない転職組なので2社間の派閥争いなど、しがらみと無縁な中立的な存在だったため、上手くポジションを得たというのです。

もちろん、成果を出したから出世したのですが、名のある大企業で転職組が出世するのは相当大変なこと。その分単身赴任の転勤は多くなりましたが、今では200人以上の部下がいるとのこと。人生って不思議ですね。

高校のとき、団体競技で勝つため、そしてチーム内でレギュラーを取るために、個の力を高めるだけでなく、チーム(組織)の中でコーチにアサインされ、チームメンバーから求められる選手(人材)になるにはどうしたらよいかを考え悩み続けたことが、その後の社会人生活に活かされているのではないかと思います。

私も当時は準レギュラーで、どうしたらたくさん試合に出られるかを考え本来やりたいポジション(フォワード)ではなく、層が薄かった(背の高い選手が務める)センターの練習をして、試合に出させてもらえるようになりました。
やりたいポジションに未練はありましたが、結果的に試合に出られるようになり、部活も楽しくなりました。

自分のやりたいこと、できること、そして今やらなければいけないことを冷静に考え、組織にとって全体最適となる「活かされる存在」になることが、結果的に身の安全につながるわけです。

高校時代、もっと朝と昼休みの自主練に精を出して、努力を評価される選手であったなら・・・なんて反省点もありますが、チームの戦術を理解し、その努力を認められる選手を選ぶのは、監督・コーチにとっては当然のことだったと思います。

組織で働く場合も一緒ですね。



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