2009年6月1日月曜日

MR.BRAIN

キムタク扮する脳科学者が難解は殺人事件を解決していくという
推理ミステリー・ドラマ「MR.BRAIN」が視聴率好調のようだ。

事件解決に向けては、脳神経科学というよりも心理学に基づいて
いる場合が多いような気がするが、“脳科学”は最近流行というか
興味深いテーマなのだろう。

脳を活性化するためには、
甘いものを食べたりレシチンを摂るのが良いとされ、
好きな人の左側に座って、相手の左目から入って印象を司る
右脳を刺激させると効果的であるなど・・・
いつの頃からか、左脳と右脳の問題は多々論議が交わされてきた。

論理的・連続的・分析的な思考を担当する左脳と、
感覚的・瞬間的・芸術的な思考を導き出す右脳。 お互いのバランス
を取り、「判断」という人間ならではの能力がもたらされている。

高度成長社会においては左脳中心で、学業に勤しみ知識を持ち
論理的で分析力のある人に光が当たっていたことは言うまでもないが、
近年相対的に情報・知識の価値が下がっているため、左脳主導型で
は解決できない問題が多いような気がする。

ここに来て物質的な豊かさの先にあるものを、世の中が求めており、
左脳主導の限界が現れているのだろうか。

勉強することは左脳の力に依存するけれど、知識の断片を統合して
新しいものを生み出すことは右脳主導である。

たとえば、あるとき急に何か素晴らしいアイディアが思いつくのも右脳
が働いた瞬間なのだと思う。思いつきには理由があるのだ。

また人の顔を見て瞬時に好きか嫌いか、その印象を判断するのは
右脳である。好印象を持ってもらえないと仕事でもプライベートでも
上手に事は運ばない。与える印象は大切である。

学生時代から左脳を鍛えることに慣れている人が多いとは思うが、
改めて右脳の働きを理解して鍛えてみてはいかがだろうか。

ドラマでは、左目のみで見る訓練をすると右脳が鍛えられると言って
いたが、実際はどうだろう?

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