2011年5月16日月曜日

変革のタイミング

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日経の記事にもありましたが、先週ヤクルトの石川雅規投手
(31歳)が通算100勝を達成しました。

167センチというプロでは小柄な投手として大した記録です。

球威もそれほどではないため結構打たれてますが、コントロールが
身上の強気のピッチングで、シーズンを終わってみれば、ほとんど
毎年10勝以上勝っている、もはやヤクルトの大黒柱です。
これから10年、10勝づつしていけば名球会入りも夢ではありません。

もう一人の目立った記録は400本塁打を達成したソフトバンクの
小久保裕紀選手。高く上がる弾道は華のあるアーチストの証です。
大卒では現在第5位の記録で、長島さんの444本超えも狙える位置に
います。

たまたまですが、お二人は青山学院大学出身プロ野球選手。
私の学生時代は東都大学の一部二部を行ったり来たりして、入替え戦
には応援にも行きましたが、まさかこれほどの大選手が青学から生ま
れるとは思っていませんでした。

今後も怪我に気をつけて長く現役を続けられるよう、お二人とも
青学の星として頑張って欲しいと思います。

さて、プロ野球選手もスランプや怪我で毎年一定以上の成績を出し
続けるのは大変な事だと思いますが、営業マンの成績や経営の継続
も同じではないでしょうか。

長い間には、ビジネスモデルや営業のスタイルが陳腐化してしまう
ことで、以前のようなパフォーマンが続かなくなる時期が生じます。

景気の波や流行そして組織のモチベーションの変化などが原因で、
野球選手のピッチングや打撃で言えば、衰えやライバルからの
研究により、今までと同じパフォーマンスが挙げられなくなる時が
あります。

営業を成功させるため、新しい売り方を考えたり、顧客や消費者
の動向を注視すれば必ず活路は見つかりますが、慣れた今までの
やり方を変えるのは中々難しいものです。

しかし、国内景気は伸び悩み、どこの業界もパイの食い合いで
何もしなければ体力戦で勝てるところだけが生き残ります。

小さな組織が生き残っていくために、顧客の期待に応える為に、
変革を起こして行かなければなりません。

次の段階に行くには、圧力が掛かった今がタイミングなのだと
感じます。

会計事務所業界も斜陽産業と言われて久しいですが、ご承知のとお
り、顧問料収入があるため、景気とのタイムラグで、いきなりバッタ
リ倒れるところはありません。

それだけに中からの変革は起こし難いのですが、近年は組織の大型化
や専門特化型になることが、会計業界での生き残りであることが見え
てきました。

戦略を明確にして、顧客から分かり易いビジネスモデルにするだけ
でも効果はあるようです。

変革は、現状からの脱皮を意味します。
成長を願うならば、殻を破って勢いを付けたいところです。

事業を永続させるための普遍的なテーマは、人を育て、組織を作る。
人の活性化の問題は大きいと思います。