2010年6月7日月曜日

AKBはビジネスユニット?

1週間くらい前だったか、高3の娘が、ポニーテールと云々・・・
とか言う、AKB48のNEWシングルを持ち帰ってきました。

あれ?ファンだったっけと聞くと、なんでもクラスメートの一人が
AKBの握手会参加券付きのCDを一人で十数枚も買ったので、1枚
をタダでもらったとの事。

どうやら「握手回数」×「CD」を買ったという訳なのですが、
1回の握手の値段は、CD価格1枚1000円也。

熱烈ファンにとってはCD本体が付録なのでしょうか・・・
エコじゃないのでは?

AKBにさほどの興味がないオジサンにとっては、ただ単に商魂たく
ましいとしか映らないのではありますが、一方ダウンロード
全盛で若者のCD離れが顕著となった昨今においては、結果を
出せる必殺のビジネスモデルという事なのでしょう。

興味ついでにAKBを調べてみると正規メンバー48名以外に研究生と
やらが15名ほど居るようで、頑張っても2~3人しか覚えられない
オジサンに取りましては、かつてのモー娘以上に高い壁を感じる
難儀な問題なのであります。

悔しいけれど、AKBが間違いなく売れるビジネスユニットである
ことを認めざるを得ません。ちょっとポケモンビジネスに通じる
ものがあると思われますけど、そう感じるのは私だけでしょうか。

さて、AKBと言えば、その仕掛け人が秋元康氏であることは有名ですが、
その秋元氏に師事していた放送作家の岩崎夏海さんが書いたビジネス
小説『もし高校野球の女子マネージャーがドラッガーの「マネジメント」
を読んだら』(通称もしドラ)は、昨年暮れに発売され、60万部も売れて
いて、今でも本屋さんのビジネス書コーナーに平積みされています。

登場人物もAKBメンバーをイメージしているとのこと。
1日で読めてしまう当該ビジネス書で、AKBをちょっと身近に感じた
方も居たのではないでしょうか。

ドラッガーファンの一人としましては、「マネジメント」の極意が
多くの若いビジネスマンに広まって行く事は好ましい事とは感じます。

ただ「マネジメント」が普遍的とも言えるビジネスの金言を数多く
残しているロングセラーなのに対し、本のモデルであるAKBの賞味期限
がとっても心配です。

是非、2匹目のドジョウを狙った、次なる奇想天外なドラッガー書を
お待ちしています。

岡村


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