2014年5月20日火曜日

採用氷河期

“採用氷河期” 客室乗務員の採用に関して、ANA(全日本空輸)が来春は正社員として500人採用するという話を聞きました。
CAの正社員採用は20年振りとのこと。
従来は3年間の契約社員を採用してきたところ、格安航空会社(LCC)など新興の航空会社が採用強化していることへの対抗とも思えます。
ブランド力ある大手が良い条件で採用すると新興企業の採用は厳しくなりますね。

同じことは他の業界でも起こっています。
大手企業が需要を取り込むため、そしてシェアを拡大するために、人材の質の向上そして量の確保を目指します。
会計業界とて例外ではありません。

3年前の状況とは打って変わって、大手監査法人や税理士法人が中途採用を強化しています。
大手は総合的なサービスをするため幅広い分野の人材を採用し、中小はより専門特化するために質の確保をしていくことでしょう。

就職氷河期の逆で、最近は採用氷河期というコトバが見られます。
企業も従来の採用方法が通用しなくなっていますので、採用側の苦悩はしばらくつづきそうです。

超売手市場時代の到来で、転職すること自体のハードルは下がっていますが、こんな時期こそ安易な転職に走らず長期的なキャリアを考えることが重要だと思います。

弊社のコンサルタントも、転職ありきではなく皆さまのキャリアの羅針盤になれるよう、日々情報収集に努めています。



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