2011年7月4日月曜日

国際交流から感じたこと

今回は、国際交流から感じたことをお話します。

先週末、NCAA(全米体育協会)所属の大学ゴルフ部で活躍する
10大学10人の選抜女子大生とラウンドさせていただくという、
願っても無い機会に恵まれました。

この選抜チームのキャプテンは、タイガーウッズが所属した
名門スタンフォード大学の女子学生です。

彼女たちはただのゴルフ部員ではなく、全米の幾つかの大会で
優勝経験のある、いわばチャンピオンの集団です。
この中から将来プロで活躍する選手が生まれる可能性があります。

このNCAA ALL-STAR TEAM は、メンバーは毎回違いますが、
毎年ボランティアの一環として世界中を周っているようで、
今回も米軍座間キャンプをベースにし、国内を周るようでした。

私が一緒にラウンドしたのは、1ホールづつ計8人の選手でした。
言うまでもなく皆さん、正確な技術を持ち、体格のいい白人選手は
ドライバーで270~280ヤードをかっ飛ばし、我々月イチゴルファー
はあまりのレベルの違いに呆気にとられてしまいました。

そんなパワーや正確なゴルフの技術以上に驚いたのは、10人中4人
がアジア出身の大学生だったことです。

内訳は韓国出身が3人、タイ出身が1人です。
特に韓国出身選手の所属大学は、イエール大学、プリンストン大学、
そしてハーバード大学と、米国の名門中の名門大学ではありませんか!

日本のプロゴルフ界も韓国選手が上位を独占し大活躍中ですが、
アメリカの大学ゴルフでもその傾向にあることがわかりました。

ある意味体格は日本人と変わらぬ彼女たち(アジア出身者)が、どう
いった育ちの環境と経緯で名だたる大学に入り、学びながらゴルフに
打ち込んで何処を目指しているのか、大変興味を持ったものの、そこ
まで突っ込んで会話できる英語力を持ち合わせていないことを悔やん
だ次第です。

今、日本以外のアジアの学生がアメリカに渡り(場合によっては家族
ごと)学び、腕を磨く多くの機会を増やしています。

一方、日本の留学生は減っているといいます。

アジア出身者は日本人と体格は全く変わりません。
基礎学力でも日本が劣っていることは無いと思います。

ゴルフのみならず、能力の問題ではなく意欲の問題です。
そろそろ日本人も、世界の中でその存在感が薄れていくことを止めな
ければ・・・・。

日本の子供達も本格的に世界に出て活躍する機会を得るには、
やはりこの国の教育政策を抜本的に変えないとだめかも知れません。


突然会計分野に話が及びますが、韓国やタイは、IFRS(国際財務報告基準)
を日本より先んじて適用しているようです。

現行国内基準とのギャップはさておき、企業価値を海外で認められるため
には国際会計基準に準拠していることが必須なのだと感じます。

つまり、世界に認められるためのあらゆる尺度が共通化して行くことが
グローバリゼーションの意味するところなのだと認識すべきです。


話戻って、女子大生ゴルファーから学んだことは、リズムと落ち着きです。
皆二十歳そこそこなのに随分と落ち着いていました。
きっと技術力とメンタル向上のため、相当努力をしているのだと思います。

実際、大学の専攻はナニ? と聞いて「サイコーロジー!」と答えた学生が
半数もいたのです。

やはり己の心を制したものが勝つのでしょう。


Hawaii大学のBritosさん、ボールマーカーありがとう。
thank you very very much !


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