2008年12月1日月曜日

ザ・チョイス

いよいよ師走。2008年の最終月に突入した。
一年を気持ちよく終われるかどうかは、今月にかかっている。
世の中的に試練の真っ只中にある会社も多いとは思うが、
今こそガンバリ時だ。

ここで問題解決能力が問われるのだ、と気負って考えてはみるが、
現状を打破することは簡単ではない。直観力が足りない、想像力が
足りない、といった焦る気持ちを落ち着かせ、先ずは何らかの糸口
を見つけたいと思い、ブレークスルーへのキーワードを書き出してみる。 

「改善」「選択と集中」「ニッチ」「変化への対応」「顧客中心」「夢」「忍」・・・・

行き当たった言葉は「共生」
今こそ、ゼロサムゲームで奪い合う世界からのパラダイムシフトが必要
なのではないだろうか、という理想のような仮説。

果たしてビジネスで両者両得、皆ハッピーなどという図式は成り立つのか。
そう単純ではないはず・・・問題は複雑なのだ。と考えてしまいがちだが、
そうでもないらしい。

さてここで、
最近読んだ「ザ・チョイス」(副題は「複雑さに惑わされるな!」ダイヤモンド社)
から得たことをお話させていただく。

ビジネスを行う両者に利益をもたらすにはある変化を取り入れる必要がある。
つまり、ビジネスのやり方をちょっと変える必要があるようだ。

しかし、それを阻害する3つの要素があるという。

1:現実が複雑だと考えてしまう
2:ビジネスで対立は当たり前だと考えてしまう
3:人には他人を責める習性があること

注目したいのは、
「いかなる関係においても、双方の利益につながる変化が存在する、
という考えをもってスタートすべき」  というアプローチ方法だ。

WIN-WINへ向かう変化が必ず存在すると信じて取り組むべきという
ことを教えてくれる。

確かに他人を責めたら、その瞬間動きが止まる。
最善への道は遠のいてしまうことが常である。

お互いのWIN-WINを考えた時、結局は相手の利益を優先することが
自らの利益となっていつか帰ってくるものなのだ。

どんな関係でも、相手への敬意と思いやりを持って行動していきたい。
それが脱皮への王道と信じよう。

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