2016年2月2日火曜日

感動の瞬間

個人的な感想ですが、週末のスポーツでは感動が二つありました。

ひとつはオリンピック予選を兼ねたサッカーU23アジア選手権決勝の日韓戦。鳥肌が立つような逆転劇で、とても気持ちがよかったです。
さほど期待されていなかったチームが、延長や逆転で勝ち上がりました。今までの日本代表なら既にオリンピックは決めたなかでは、勝ちきらなかったような気がします。

もうひとつは、大阪女子国際マラソンの福士加代子選手の優勝。こちらもオリンピック当確の素晴らしい走りだったと思います。
8年前の同大会では優勝を期待されながら、脱水症状になりゴール前は意識がもうろうとしてコケながらたどり着いた姿が鮮明に思い出されます。 今回、誰もがそれを記憶していて、最後までハラハラしながら見守っていたことでしょう。

人の感動とはギャップで起きるのだと思います。 期待より結果が大きく良ければ感動が起こります。
強い人は強くて当たり前。当たり前と思われたら感動はありません。 挫折を味わった人や弱かったチームが努力を重ねて最後に勝つから感動が増幅するのです。

だからエリートはつらいですね。
出来て当たり前だと思われてしまいますから、周りを感動させるには期待以上のパフォーマンスを上げ続けなければいけません。
出来ると思われた人が何か失策をするとかえって艶消しになります。たまには弱みを見せておいたほうが楽かもしれません。

人生でも常にハイスピードだと最後まで持たないので、サッカーやマラソンのように、勝負所でトップスピードに持ってこられるよう強弱つけたほうが、人の感動にもつながるのではないでしょうか。
弱みの裏側に強みが隠れているものでしょう。

税理士・公認会計士の転職相談、採用支援ならREX