2010年5月24日月曜日

競争から協業、協働へ

参加させていただいているIPOの勉強会メンバーと、
この土日に北海道へ行き、ゴルフとグルメとで交流を
深めて参りました。

スキー以外での北海道はもう20年振りくらいでしたが、
昼間はゴルフ以外にやることが無いので、札幌の大通り
公園にある「さっぽろ電波塔」にも登って、まさに
御のぼりさん状態でした。

この勉強会、若い弁護士や公認会計士の方が中心となり、
ベンチャーキャピタル、証券会社、証券取引所等で働く
30代のビジネスパーソン、そしてベンチャー経営者など
が参加しています。

私もIPO企業の人材紹介をやって来た経験もあり、それぞれ
の立ち居地から語られる経験を聞けることは非常に有益です。

勉強だけでは味気ないですし、飲むだけでは長続きしない
でしょうから、勉強と交流を重ね、ゆくゆくはIPOを目指す
企業の発掘などでお役に立てればと思っています。

同業者のお付き合いという点では、我々人材紹介業も、それ
ぞれの専門分野を生かして協働する事が時々あるのですが、
証券関係者でもありうるようです。

ベンチャーキャピタルの人達は各社仲が良く、情報交換やゴ
ルフなどをすることが時折あるとの事。IPO企業に投資する
場合に、VCが何社も入っていることがうなずけます。
逆に証券会社同士だと、やはり競争相手。協働することは
ほとんど無いようです。

さっぽろ電波塔のような施設も、本来競合するテレビ局共通の
電波発信のタワーとして建てられましたから、協業していたと
も言えるでしょう。

飲食でも地域にラーメン店が多くなれば、競合ということにな
りますが、色々なお店の味を楽しめるラーメンの町という評判
が作られれば、相乗効果ということで協業になります。

札幌にも外国人(特にアジアの)観光客が多く押し寄せ、
何事もアジア経済圏として考える必要が出てきていますが、世
界との競争に勝つ為には、国内産業が更なる切磋琢磨と協業
そして協働して、生き残らなければなりません。

さっぽろ電波塔も、現在はその存在感を活かして、大通り公園
の観光名物となり、役割を変えて生き残っています。
東京タワーも同じ運命ですね。

つまり、マーケットのニーズに対応して、ハコの役割も変化し
て行くと考えれば、生き残れるのだと思います。

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