2013年12月25日水曜日

存在意義

日経新聞“私の履歴書”で経済学者のフィリップ・コトラー氏が執筆中です。なにしろマーケティングの巨匠ですから過去に数冊読みました。 紙面からはかなりの日本びいきであることがうかがえ、あらためて好感を持って読んでいます。(これもマーケティングなのかもしれませんが)

私も最初のキャリアは、消費財メーカーでマーケティングに関わりました。 どうしたら消費者の購買意欲を高められるかという企画は面白く、顧客に買う理由を作ってあげるのが仕事と思って働きました。クリスマスやバレンタインデーなど、元々日本人には無縁なイベントでも消費者のモチベーションを上げたのはやはりマーケティングの勝利です。

しかし、現在の成熟社会において、マーケティングは単に広告や営業を手段としたモノを氾濫させる道具という認識から頭を切り離さないといけません。 震災後の公共広告機構もそうですが、マーケティングは人々に善なる行動を起こさせることにも役立っています。持続的に統制された社会を作っていくために必要不可欠なものと理解してマーケティングと付き合っていく必要があります。

では、我々のような大きなお金を使えない中小企業がどうマーケティングを考えればよいのか・・・コトラーが提唱した“4つのP”プロダクト、プライス、プレイス、プロモーションを基本とすれば、先ずは自社の存在意義を追求していくことではないでしょうか。 この存在意義こそが人材採用にも大きな影響を与えます。会社が存在する価値は何か。なんのためにここで働くのか・・・存在意義が固まっていれば、あとはそれを望む人に届くような告知活動をするのみです。 消費財もネーミングだけで売れるときもありますが、瞬間風速の場合が多いです。ロングセラーになるには、やはり長く愛される理由が必要ですね。 それがなんなのか、ひたすら考えるしかないと思っています。

本年もお世話になりありがとうございました。 皆さまのご意見ご要望などお伺いしながら、来年もお役にたてる存在になれるよう努力して参りますので何卒宜しくお願いいたします。 ではよいお年を!

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2013年12月16日月曜日

ワーク&ライフバランス転職

ワーク&ライフバランスのとれる職場に移りたいという転職理由がよくあります。 とくに結婚してお子さんがまだ小さく、手がかかるといった家庭を持つ30代の男性が比較的多いようです。 一方、子供を育てつつ自分の能力を仕事に生かして家庭以外の時間を作りたいという女性の場合もワーク&ライフバランスです。 とくに会計士や税理士資格を持つ女性で、家庭と仕事を両立させたいという方が少なくありません。

つまり、両者の意味合いは少し異なります。 男性は家庭のために、女性は自分のために仕事と家庭のバランスを取りたいということです。 こう考えると、女性は世間との繋がりを確保して、少しでもキャリアを維持もしくは伸ばしたいというアクティブ志向。 男性は、仕事一筋よりも今の時期は家庭に時間を配分せざるを得ないと、ややパッシブな姿勢が見受けられます。

こうした傾向について評価するのは時期尚早かもしれません。 ただし、経営者は女性の活用、そして有能な社員を逃さないために、 組織の構成員が前向きに仕事ができる環境について、更に深く考える必要があるということです。 30代の社員に活躍してもらうため、変化に対応しなければなりません。

会社に行かないと仕事が出来ない人も依然多いですが、モバイル環境が進んだ現在においては、どこにいても知識の仕入れも、考えることも、それらを伝達することもできます。 人を信用するというプロセスではアナログな“出会う”というファクターが不可欠とは思いますが、 情報共有のシステム化は中小企業も追求すべきと思います。

また、50前後のビジネスパーソンも親御さんの介護などで家庭での義務を果たす時間を確保したいということでは30代の男性と同じですが、 この年代になると簡単には転職できないので、何とか組織に居ながらワーク&ライフバランスを自分の手で創りだしています。 そして時間を取られていた問題が解決すれば、また仕事に打ち込む日常に帰ってきたりします。 組織に必要とされる人材であれば会社はポジションを考えてくれることもあります。

転職で解決することはありますが、また別の問題が出てきたとき、解決策を転職に求めるのは慎重にすべきと思います。 私も30歳のとき、家庭の事情で働く時間に裁量を持てる外資系に転職した経験があります。 いま風で言えばワーク&ライフバランス転職で、自分の時間は確保できましたが、逆に成果に対する義務についてはよりシビアになりました。 限られた時間の中で成果を出すため、なんどきも仕事(顧客)について考えて、 曜日や昼夜に関わらず時間をねん出して働き、組織内のポジションを築きました。

会社というのは成果を出す人材に報いるものですから、どこで働くにせよ権利のみを要求することにならぬよう、与えられたミッションを果たさなければなりません。 現職で働くにしろ転職するにしろ、主体的にワーク&ライフバランスを手に入れるには、やはり目前の仕事で成果を上げて、必要とされるスキルと人格を身につけることが早道だと思っています。

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2013年12月10日火曜日

国際税務セミナー

このたび弊社主催で国税庁OBの方をお招きし、国際税務セミナーを開催させていただきました。 私共レックスアドバイザーズが運営する「次世代を担う実力派会計人」サイトに参画いただく会計事務所様向けのいわばオフ会のような少人数の会合でした。 新しい試みで運営上はまだまだ反省点もありますが、ご参加いただいた先生方にとりまして新たな出会いや機会を得たと感じていただけたら成功だと思います。 私共の役割は出会いと機会を創造することです。 多くの会計人の方々がREXを通じて成長への扉を開けることが出来たと言っていただけるよう努力してまいります。

さて、より良い出会いを作るには、人と情報のマッチングはもちろん、出会う場所も大切です。 とくに触媒となる食事やお酒も疎かにできません。 中小企業で年間800万円までの交際費が100%損金になるというので個人的には嬉しい改正だと思っていましたが、 大企業での交際費も半分経費になるらしく、かつ上限もなく、これはインパクトが大きいと感じました。 飲食店には朗報です。ぐるナビや食べログもアクセス数が増えそうです。 会社の幹事さんが活躍し銀座や六本木が賑わうことでしょう。安くて美味しい店や雰囲気が良くてクロージングに最適な店(いろんなクロージングがありますが)、そして行くと元気が出るお店(?)は誰もが知りたい情報ではないでしょうか。 行きたいお店の予約が取り難くなることは問題ですが、個人的には“お店”を探すのは大好きですから、 TPOに応じて使える美味しい“機会”を紹介するようなこともやってみようかと・・・(趣味ですけどね)

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2013年12月3日火曜日

コンペの社交術

プロゴルフ界では男女の賞金王が決まりました。 松山英樹選手、森田理香子選手、ともに若いけれど、高いプロ意識を感じますから来年も期待できそうです。 腕一本で稼ぐのがプロゴルファーですが、われわれのゴルフコンペは社交の場。 実際、私個人のゴルフは、コンペ中心でプライベートで行くことはほとんどありません。 もちろん独身時代は沢山ありました。気の置けない仲間と行くゴルフはとっても楽しい。 ただし結婚して3人の子供を育てながら趣味で楽しめるほどゴルフに割ける時間を確保できなかったというのが本当のところです。コンペは家族からも仕事と認めてもらい、私の30代40代はゴルフ=コンペ中心。年間十数回ものコンペに参加した時代がありました。セミナー+懇親会と一緒の感覚です。

最初はドキドキですが、コンペは新たな出会いや発見があり、対人は鍛えられます。 初めてお会いする方と一日過ごすための社交術が学べます。そしてジョークに対するノリ(反応)の速さも磨かれます。 つっこむコトバが見つからなければ思いっきり笑えばいいのです。 皆楽しくしたいので無視されるのが一番つらいですから、つっこんで差し上げるのは礼儀なのです。

ゴルフ自体が下手でも、スロープレーにならないようキビキビやれば問題ありません。スコアよりも元気の良さが大事です。 若いときは服装だけでも上手そうに見せましたが、これはスタート前しか通用しませんね。 30代までは魅せるプレーを心掛けて飛ばすことを意識しました。お蔭でドラコンを何度か獲りました。とにかくジョークも球も飛ばすと盛り上がります。

一日一緒に過ごすなか、随所に見せる気配りなど人柄を知ってもらえれば不思議と仕事にもつながります。(直ぐではないかもしれませんが) ただ、この年になり若い方と回る機会も多くなると、不器用でも一生懸命で素直な人も悪くないなと思います。大して上手くないので求められないのに教えることはしませんが、アドバイス下さいと言われると、なんとかしてあげたくなりますね。 無理に勧めませんが、営業やコンサルタントと言われる人などは特に信用できる人柄が大事ですから、自己投資と考えればゴルフコンペも悪くはありません。 最近はゴルコン(ゴルフ合コン)が人気と聞きます。恋愛に発展するにも人柄が大事なようですね。

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2013年11月26日火曜日

同期会

先週、同期会に参加しました。それも新卒で入社し6年とちょっとだけ勤めた会社です。 辞めてから20年以上も経つのに呼んでもらえるなんて本当にありがたい話です。

海外の事業所から10数年ぶりに帰任した同期のいわゆる「帰還祝い」だったのですが、 部外者の私がいても違和感がなかったのは、皆と一緒に過ごした新人のころの話で盛り上がったせいかもしれません。 あれから23年が経ち、おたがいさまですが皆それなりのオジサン(お姉さま)になっていました。 変わらず同じ会社に勤めているように見える彼ら(彼女たち)にとっても、転勤や異動で様々さまざまな出来事や困難そして悲哀を感じてきたことでしょう。 同期のなかで役員になっている人もいますが、だれもそれを羨むことなく同期から役員が出てよかったと心から喜んでいる彼らは本当に良い顔をしていました。

不安と期待が交錯しながら過ごした新人時代。理不尽だと思いながらも自分を納得させて仕事に邁進した若き日々が蘇りました。 今思えば全て自分の成長の糧になっています。今だからこそ無駄なことは何一つとしてなかったと言いきれます。

来年は入社30年とのこと。また同期会に呼んでくれたら嬉しいです。 さて、来週12月から新卒の就職活動解禁ですね。学生さん達も不安と期待で胸いっぱいでしょうが、若い力を会社そして社会の戦力として伸ばすことが、先に社会に出ている我々の役目だと思っています。

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2013年11月19日火曜日

マテリアル

近所のイチョウも真っ黄色で日に日に冷え込んで参りました。 元スキーヤーとしては、寒い冬は決してキライではありません。 シーズンを前にトレーニングのためにストック持って公園を走った若き日の記憶が蘇ります。

先日たまたま神田のスキーショップ街を歩いたら、スノーボードもスキーも店先に賑々しく並んでいました。 凛々しく光るスキー板を見て、なんかワクワクしましたが、今ではなにが流行っているのかサッパリ分かりません。

さて、ウィンタースポーツに限らず道具を使うスポーツは、いかにその道具が自分に合っているか見定めることが大事です。 シンプルなスポーツであるサッカーもボールの性能やシューズのフィット感は重要です。もちろん野球もボールの種類ですったもんだしました。マテリアルを使わないスポーツを探す方が難しいかもしれません。相撲くらいですか?道具を使わないのは・・・マワシも締め付け具合で多少力の入り具合が違うかもしれませんが(笑)

さて、我々ビジネスパーソンにとって大事な商売道具はなんでしょうか。 会計人の皆さんはパソコン?タブレット?私の場合は、ノートPCとスケジュール管理する手帳、そしてスマホ。 これがなくなったら暇になりますね。 特にカレンダー手帳は先々を想像するのに最適です。 さっそく来年の手帳を買って来年の計画を練りたいと思います。えっ、鬼が笑います?

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2013年11月12日火曜日

ダイバーシティ

最近、ダイバーシティ(多様性)という言葉をよく聞きます。

私の世代でいうと今は昔の自動車(リアウィンドウに複数立っている電波を受けやすい)アンテナを想像してしまいます。 逆に若い人だとお台場の複合商業施設とか?? 現代的な使い方としては、お互いの相違を理解し尊重しあって生産性の向上など一つの目的に向かって協働する、というような意味合いでしょうか。

私を含めて日本人は基本的に同一民族で同一言語、そして同一教育により、同質的な考え方を好むような習慣が出来ています。人間関係において価値観が同じであることを重視しがちです。当然、結婚など家族になる人には同じモノを同じように美しいと感じたり、善し悪しの尺度が近かったりすると「価値観が同じでウレシイね」ということになります。一緒に働く場合も考え方が近くないと注意深いコミュニケーションを要します。しかし今後は価値観が同じという概念自体を考え直さないといけないかもしれません。 それだけ時代の移り変わりが早く、てわずかな年次の差でも経てきた環境が違い、モノの見方も違ってしまって当然とも思えます。ほぼ同じ年代の人としか話せない若い人がいるというのもこの辺りが原因のような気がします。

たとえば新卒の就職活動に関しても、狭き門(氷河期)と広き門が短期に繰り返されています。2000年以降でさえ、金融ビッグバン後の氷河期→リストラ終結後の採用拡大→リーマンショックで氷河期→アベノミクスで採用拡大・・・と、人の心を持て遊ぶような景気循環の短さで、就職時期は運としか言いようがありません。社会や組織を信じるか否かなど、その人の経験が大いに作用していることは理解できます。

一方、日本以外の国はどうでしょう。先日視察で行ったインドネシアでは、多民族、多言語、複数宗教であっても、国家として成り立っていました。今や欧州やアメリカでも多様性を受け入れることが国の成長に不可欠なのだと感じます。 今後日本人の若い就業人口が減って行くなか、企業もまさにダイバーシティ採用が求められます。考えを一致させる部分を明確にして、多様な人材を登用し教育していかないと組織を成長させることは難しくなります。 顧客に尽くし利益をいただき、お互いがHAPPYに暮らせるようになるために一生懸命に働くという価値観以外、年齢も男女も国籍も関係ありません。本当のコミュニケーション力というのは、話し方や聞き方の優劣ではなく、相手の考え方を受容してお互いに良い道を見つけられる能力なのではないでしょうか。 自戒とともに思いやりを忘れず、多様性に挑戦していきたいと考えています。

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2013年11月5日火曜日

「変わらないモノ」

先日、何十年か振りに大学祭に顔を出してきました。 後輩たちの模擬店では「塩焼きそば」を売っていて、その値段は一皿300円。私の学生時代と変わりません。 アベノミクスでインフレ誘導と謳ってはいるものの、現実の厳しさはこんなところにも・・・ サラリーマンの社会保険料は徐々に上がり手取りは増えにくい世の中です。 消費増税も控えていますから、焼きそばの味と同じしょっぱい時代は続いています。

しかし他の国に目をやれば、いかに日本が恵まれているかが分ります。 安全で平和、勤勉で親切、そして美味しい料理・・・。 それに多くの人が健全な倫理観を持っています。 細かく見れば失われたモノも多いですが、基本的には与えられた任務を一生懸命果たそうとする 真面目な国民性は世界の中では稀有な存在です。

この国に生まれたことに感謝したいです。

私たちは履歴書同様、自分の足跡を消すことも変えることもできません。 国や会社、そして家族の将来も・・・先は見えにくいけれど、 いま自分の歩いている道を一生懸命磨くことが自分の人生を輝かしいものにすることだと思います。

嬉しいことに月日は変わっても部活の後輩たちは変わない伝統を守ってくれていました。 存続が危ぶまれたときは、意思ある若いOBOGが支援して繋いでくれました。 年代のギャップを埋めるのはやはり“思いやり”のコミュニケーションが大事だと感じます。

老後に不安を抱える人は多いですが若年層も将来が不安です。 共生するためにも若い年代の考え方を聞きながら、 多少は困難を乗り越えてきた年長者の知恵を授けられたらいいなと思っています。

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2013年10月22日火曜日

「秋の気配」

めっきり涼しくなり、秋の深まりを感じるこのごろです。
その昔オフコース(小田和正)の“秋の気配”という歌がありました。
「こんなことはなかった 僕があなたから離れてゆく・・・」女性から気持ちが離れてしまった男性の“飽きの気配”をつづっているような歌詞でした。

男女間で熱くなることも冷めてしまうこともあるのは致し方ないことですが、仕事に対しても“飽きの気配”がいつかは訪れます。(強引な導入でしょうか・・・)

新たな仕事の始まりも、最初は緊張感があってモチベーションも高いですが、そのうち慣れてしまい、絶えず改善を重ねて上を目指さないと惰性になってしまい生産性も落ちてしまう・・・

大きな会社はマンネリや癒着を防ぐため、JOBローテを繰り返します。
でも中小企業ではなかなかそうはいきませんよね。

しかし放ってもおけないので、
マネジメントとしても皆が快活に働き続けられるよう手を打って行こうと考えがちです。

ただ、小田さんの“秋の気配”では女性のほうも「あの歌だけはほかの誰にも歌わないで・・・」といつか別れる現実を受け止めようとしています。

どっちが悪いということでもなさそうです。
恋愛と同じとは言いませんが、
一緒にことを成し遂げようとする仲間同士でも、相手への思いやりが大切だと感じます。

洋楽ばかり聞いていた高校時代、邦楽で唯一歌詞が気になったのがオフコース。
はじめて聞いた「眠れぬ夜」は、人の心って結構複雑なんだなと青く想ったものでした。
そして、いまだに人の真意を探すことを飽きずに仕事としています。



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2013年10月16日水曜日

「フロンティア精神」

先週末、仕事がらみでスリランカに旅行して来ました。

若干馴染みの薄い国でしたが、
実は大変な親日国家であり、
観光やビジネスで日本との関係性も深まる可能性を感じました。

人口は約2000万人、国土は北海道の約80%。
2009年に終結した30年にも及ぶ内戦で出遅れましたが、古くは東インド会社の出先があり、欧州とアジアのハブの役割を果たしました。
遠浅海岸に囲まれる隣の大国インドでは作れない大型船が泊まれる港があります。

今回訪問した首都コロンボでは、
街の再開発が盛んに行われ活気がありました。
南側のリゾート地でも開発計画が目白押しで、
ヨーロッパから避寒地目的の観光客が増え年間100万人を超す勢いとのこと。
スリランカに住む日本人は現在900人足らずでまだ少ないですが、
今後台湾やシンガポールそして香港のような役割をしていくことでしょう。
それらの国ではそれぞれ2万人以上の日本人が暮らしています。
フロンティア精神のある多くの日本人がスリランカとのビジネスを広げて両国が共存共栄することを願っています。

海外勤務を希望する転職希望者でも安定成熟した欧州や米国を希望される方がいますが、
会計税務系人材ではアジアで期待されることが多いのは事実です。
中国、タイ、ベトナム、シンガポール・・・日本企業も東南アジアに目が向いており、
ゆくゆくはスリランカで日本人の会計人が求められる日が来ることでしょう。
チャレンジした人に成功のチャンスがもたらされるものと信じたいです。



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2013年10月8日火曜日

「数字を作る」

営業職で採用したい人物像としてよく言われるのは「成果を出すための数字に強い人」、つまり結果の数字にこだわれる人。

私の世代では「営業マンは数字が人格」などと大っぴらに言われ、個性的な営業マンのセールスパワーが脚光を浴びる時代でした。
数字を作れる人と、あと一歩届かない人がいるのは今でも同じです。
いったいどこに差があるのでしょう。

最近の営業は科学的になっていますので、営業活動を分析すれば強みと弱みが見える化できます。
強みを伸ばして弱みを強化する活動を粛々と行えばよいのです。

それでも洞察力や想像力のちょっとした差が結果の数字にも差を生んでしまいます。
簡単に言えば、成果を出す人は結果から逆算して今日の行動を決め、思うように成果を出せない人は目の前にある仕事を処理する連続で一日が終わっているようです。
手段を目的化している人がたくさんいると組織は迷走します。

僭越ながら、会計人の皆さんは数字の扱いに弱い人はいないと思いますが、若いスタッフの中には数字を作る先の目的が腹落ちしていないことが多いかもしれません。
単に数字合わせをすることなく、前よりも良い成果を数字で残すため、行動を工夫し主体的にレベルアップできる人材に育てなければなりません。

自社の決算数字を作る。
クライアントの数字を作る。
売上げの数字を作る・・・数字を作るというその意味は立場によって解釈が違うかもしれません。

しかし未来につながる数字を作るため、プロセスの数字をつかみ日々改善することこそ、長期に安定した数字を残す方法なのではないでしょうか。

それぞれの持ち場で数字を追い、バトンリレーのように繋いでチームで成果を上げることが理想と考えています。


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2013年9月24日火曜日

「事業ライフサイクル」

先週より「iPhone(アイフォーン)」5の新機種が発売され、docomoも参戦した三つどもえの行方が気になります。

それにしてもモバイルの世界は目まぐるしいですね。

携帯電話で世界を席巻したフィンランドのノキアは米マイクロソフトに買収されることになり、スマホではカナダのブラックベリーが社員の4割をリストラするという情報も伝わっています。

モバイル機器やスマート家電などは、技術力と利便性そしてブランドの優位性がコロコロ入れ替わる様相で、3年経つと景色が変わるライフサイクルが短い世界です。

一方、建設などインフラ系は30年~100年のサイクルです。

また、味や品質で勝負するロングセラー商品はまだまだたくさんあります。

働く側にとっても、新規の取組みや変化する情報と環境への対応が得意な人と、ロングテールとなるマーケット構築や顧客との関係維持が得意な人がいます。

どちらが良いというわけではないのですが、市場の作られ方やプロジェクトの長短については業界で随分と違うという認識が必要です。

変化が常であるからこそ、事業のライフサイクルは常に意識していきたいところです。

当社の場合はスモールビジネスですから、大手に出来ないニッチを狙いつつロングセラーのサービスを提供していくことを目指しています。


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2013年9月10日火曜日

「五輪を目指して」

日本のみなさん!
2020年の東京五輪開催決定おめでとうございます!!

何はともあれ国として大きな目標を得たことは、明るい未来への希望となります。
早速五輪関連株価にも反映されています。

更なるスポーツ振興、インフラ整備、観光産業の伸展、そして雇用の創出と、成長イメージが湧いてきますね。 消費税は間違いなく上がると思いますが民間も活気が出て来るでしょう。

スポーツでは試合での勝敗や記録への挑戦という明確な目標がたてられます。
また企業とくに上場企業においては右肩上がりの成長が株主から期待されます。
どちらも方向性が明快です。

では非上場の中小企業、会計事務所などで組織の目標設定が必要ないかというと決してそうではないはずです。
モチベーションとなる目標やイベントを設定し、メンバーの意識を覚醒させることがリーダーの仕事なのだと思います。

7年後、どんな日本になっているのか楽しみです。


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2013年8月22日木曜日

「サークルのノリ」

最近、大学生の娘が富士山に初登頂してきました。
自ら進んで富士山に登りたいなどというタイプではなく、
それこそサークルのノリで誘われて行ったわけです。
たいした装備もせず登坂中は息が苦しくて死ぬかと思ったなど話していましたが、それでも登って良かったと感激して帰ってきました。

なんとも学生らしい軽いノリですが、会社でもこのサークルのノリがある意味組織に勢いをつけるためには必要かもしれません。

ノリの良いメンバーが多ければさらに輪が広がる。
Iagree!話は早いです。
リーダーが号令をかけてメンバーもそれに乗ってチャレンジする。
達成感を皆で味わいチーム愛が芽生える。
こんな理想的なチームばかりではない現実があるわけですが、どこでもリーダーとフォロワーがいて引っ張る人と引っ張られる人がいます。
大抵の組織はこういった構図になるはずです。

いわゆるリーダーシップという数値で図り難いこのスキル、資質もありそうですが経験によっても培われるものと思います。
ポジションと責任を与えられると使命感とか犠牲心が芽生えてくるものです。
そうあってほしいです。
こうした幹部人材を育てるのは根気がいりますが、トップがそれを実行しないと組織が成長し、長続きしないことは明らかです。
当社でも試行錯誤しながらリーダーシップを育てていきたいと考えています。

わが娘もサークルの幹部になったら少しは後輩を盛り上げリーダシップを発揮してくれるよう期待しています。


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「原点回帰」

皆さんお盆休みはどうされていましたか?
私は親戚宅と友人宅で休暇を過ごしました。
夏休みには人の成長に触れる機会がありますね。
久々に会う親戚や友人の子ども達を見て
本当にその成長と月日の速さを実感します。

地元に帰り人格が作られる過程で得た人間関係に接し、
原点回帰できる大切な時間がそこにあります。
結婚して子どもができて仕事と家庭の両立に苦労して、
初めて親の気持ちを知ることになります。
親子関係の回復や改善が行われ、心の成長に繋がっていくのだと思います。

自分が何をしてこれからどこに向かうのか・・・・
永遠のテーマですが、気持ちを強く持てば必ず行きたいところに行けると信じたいですね。

また忙しい日常が戻ってきました。
気合を入れないと休みモードだった身体を社会復帰させられない若い人も多いでしょう。
でも休みと仕事は一対となり生活を構成しています。
次の休暇を有意義に過ごすためにもシゴト頑張りましょう!


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2013年8月7日水曜日

「起業のすすめ」

日経の記事にありましたが、
若者の起業が増えていないようです。
昨年末、リブセンスの村上太一社長が
25歳で上場して話題を呼びましたが、
実際は日本の新規開業率は上がっていません。

現在、5%弱の新規開業率を10%に上げることを
成長戦略の一つとする政府案ですが、
国が後押しする政策はもっと大胆であってほしいですね。
創業当初の融資元本を据え置きにする制度が検討されるものの、
20代の起業には3年くらい、30代は2年、40代以上は1年など、
年代別の助走期間を設けたりしてはどうでしょう?

事業計画も重要ですが、
開業資金を貸した経営者には
認定された会計士や税理士の監査をつけて
半年ごとの事業報告をさせるなど、
真剣に取り組まざるを得ない状況を作ることが必須と思います。
それに最近の学生さんは奨学金を借りている人が多く、
社会人になったとたん数百万円の借金からスタートしますから、
20代で開業のリスクを負うところまで頭が回らないでしょう。
起業には志と余裕が必要です。

それに最初のビジネスプランで最後まで行ける会社がどれくらいあるでしょうか。
安易な計画では大抵行き詰ります。
最後は経営者の執念だとは思いますが、
高校、大学で起業家教育に力を入れて欲しいですね。
会社法の改正で最低資本金のしばりがなくなってもう7年経ちます。
かつては株式会社設立に資本金1000万円が必要でした。

私も40歳での起業でしたから住宅資金を取り崩し、
足りない分は協力者を得て開業にこぎつけました。
家を持つのが10年遅れましたから、
よく家内が許してくれたと感謝しています。
当時3人の子どもも小中学生になり
少し手がかからなくなったというのも事業に集中できた要因かもしれません。

起業はたしかにリスクもありますが、
環境は整いつつあり普通の人でも絶対にできます。
仕事が人生と思って必死にやれば規模はさておきどうにかなるのです。
起業家精神があってもプランが明確でないなら、
先ずは社員30人以下のベンチャーに転職することもアリだと思います。
そういった点では会計事務所で
比較的若い代表者と一緒にビジネスを作って行くのも面白いと思います。


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2013年7月23日火曜日

「選挙結果を見て」

真夏の参院選は予想どおり与党自民党の圧勝でしたが、
投票率が50%そこそこで、
はたして有権者にとっても熱い選挙戦となったかどうか・・・

日本の選挙は事前のマスコミ予想が総意となり有権者がつられることが多いと思います。
それだけ無党派層の浮動票が多いということかと。
そういう私もノンポリで選挙の都度、
信頼できそうな保守系候補者に入れてしまいがちで、
本当はよろしくないのではないかと感じてはいます。

企業活動で言えば、顧客が営業マンに対して
「会社はどこで買っても一緒だろうけど、あなたが信頼できそうだから買うよ」
みたいな人で選ぶときは、どこの会社も伸び盛りで安定成長時代の考えかもしれません。

ただ今回は、前政権に期待を裏切られた国民がアンチ○○党に動いたことは否めません。
「この会社は不誠実なので絶対に買いたくない」というような心理が働いたでしょう。
その意味ではやはり営業マンがいくら良さそうな人そうでも、
会社とそのサービスに信頼がないと顧客は離れるというのが正解なんでしょうね。

よく転職した先で最初は会社の勢いを借りて上手く立ち回れたけれど、
会社が逆風になると見切りをつけて転職してしまう人がいますよね。
採用側としては逆に厳しい状況を乗り越えた人を採用したいもの。
大船に乗ろうとする人よりも大波を起こせる人が必要です。



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2013年7月16日火曜日

「信頼の繋がり」

先日、高校時代の部活の同期と何年振りかで飲み、
楽しい時間を過ごしました。

それぞれ今では責任ある立場になり、
家庭でも子どもの教育費や就職先も気になる世代だけに、
現実はお互い悩みもありますが、
寝食を共にした気の置けない仲間と久々に盛り上がり、
暑さとストレスの解消になりました。

また、別の友人の子どもが大手財閥系商社から
みごと内定を獲得したということで話を聞いたところ、
なんでも新入社員はほぼ全員が独身寮に入り、
同期との結束はもちろんのこと、
部門を越えた先輩後輩の交流を深めて
中身の濃い会社生活を全うさせるらしいのです。

国内最高峰のグローバル企業にあって
Face to Faceのコミュニケーションを
重視していることは組織運営上も参考になります。

私自身は独身寮のある日系企業と、結果重視で評価する外資系とも、
長く過ごしましたので、両者の良さは分かっていますが、
やはり人との繋がりを上手に作れないと仕事での成功はありえません。

結局一人では何も出来ないということだと思います。

思い通りに事を進めるには、
周りを巻き込むコミュニケーション力を培う必要がありますね。

暑い夏ですが、人と会う口実を作れる都合の良い季節。
ビールでも飲みながら、
信頼できる仲間からいろいろとリアルで有益な情報を収集しようと考えています。


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2013年7月10日水曜日

「わかりやすさ」

最近、首都圏以外の税理士法人様から求人のお問合せが多くなりました。
地方の会計事務所が法人化して東京に支部を持つなど、
業容を拡大している例が見てとれます。

なかでも相続特化、医療特化、特定業界に強いなど、
わかりやすい特長で営業展開しようとする税理士法人が目立っているようです。

全体的に会計事務所が大型化している傾向がありますが、
この「わかりやすさ」が自社のポジショニングを作る重要なポイントとなりそうです。

強みを分かり易くするというのは、
コンシューマー向けにビジネスをしている中小企業では当たり前のサバイバルプランです。
「なんでも出来ます」というよりも「何に強い」というほうが消費者の印象に残ります。

マーケティングに力を入れている会計事務所もまだ少ない状況だけに、
体制を整え、大勢から抜け出るチャンスは大いにあると思います。

では、その体制とはいかに・・・・・
どんな企業(会計事務所)にしたいのか、経営者が明確にイメージし、
社員に伝えて行くことだと思います。そしてその考え(ビジョン)に従って、
それに似合った社員が集まって来るものと考えます。

忠誠心ある社員ほど、わかりやすいビジョンと行動指針を求めているのです。


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2013年6月25日火曜日

「形勢逆転」

先週末の都議選では、予想通り自民党が圧勝しました。
候補者一人ひとりの政策がどうこうではなく、
支持する政党で判断した人が多かったようです。
まるでオセロゲームの石が全部ひっくり返った感があります。形勢逆転です。
第二次政権を引き受けた安倍首相の気合勝ちなのか、
結局はリーダーの腹のくくり方が大事なのだと思いました。

リーダーの決断は組織の将来を左右します。
全戦全勝ばかりではありませんが、
リーダーが方向性を示してメンバーのやる気を起こし、
信念に従って邁進する姿に人はついていくのだと信じています。
さて、採用市場でもオセロの表裏が入れ替わったように、
この1年で売り手市場になりました。

弊社でも、企業様からの求人お問い合わせが急増しています。
お蔭さまで紹介業務は忙しくなりましたが、
登録人材の獲得単価が昨年の3倍程度に上がり、
良い人材が取り合いになっている構図が見て取れます。

会計士または税理士資格かつ実務経験を持つ
バックオフィス人材のご紹介が当社の強みですが、
企業の業績反転時から少し経たこの時期に、
管理体制の強化で手堅いバックオフィス人材を採用するニーズが生まれているようです。
会計制度の国際標準、国際税務への対応など喫緊の課題と思われますので、

キャッチアップ能力と実務経験ある有資格者採用で、
少数精鋭の管理部門を構築してみてはいかがでしょう。
形勢逆転には思い切った策が必要かと・・・




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2013年6月18日火曜日

「意思決定」

自己の責任において、明確な“意思決定”が出来る人は、仕事でも生活でも有意義に時を過ごせる人だと思います。

責任が生ずる意思決定というのは勇気がいるものです。

成人を過ぎた後の大きな意思決定機会としては、
就職、転職、結婚、(ときとして離婚)、投資、住宅購入・・・・いろいろありますが、
いざという人生の節目には必ず決断力が試されます。

意思決定を先送りする日々を送っていると、いざというときの決断がとてつもなく恐怖に覚えてくるかもしれません。
でも、まだ起きていない何を恐れているのでしょう。

失敗を恐れる気持ちはわかりますが、何が失敗なのでしょうか。
失敗経験が多い人のほうが経験豊富で話も深みがあるのではと想像します。

大事なのは、ただの失敗に終わらせないようやり切ることですよね。

私事ですが、大学受験も就職も転職も起業もすべて、
その瞬間は失敗したかもと思ったものです。
(結婚は決してそうは思いませんでした。念のため)

回り道をしてしまったと感じても、後々そのときの経験が生きて、
結局繋がっていたんだなと思えることが多いです。

何かを決めなきゃ、と感じたときは意思決定の機会です。
逡巡すると幸運も通り過ぎてしまうかもしれません。
だからこそ、常に心を整理して正しい判断が出来るよう準備しておきたいものです。
自分の人生は上手くできていると信じて、思い切って決めましょう。



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2013年6月11日火曜日

「営業戦略」

親しい不動産事業者によると、最近は資産運用としてアパート一棟を購入希望するサラリーマンが増えているようです。

とくに名のある上場企業に勤務して年収1千万円以上の層が顧客の中心とのことです。
塩漬けになっていた株が上昇した機会に利益確保して、長期安定資産と思われる不動産を購入しているのかもしれません。
確かに一流企業のサラリーマンは勤務先の信用がありますから、銀行の融資審査が通りやすいのは事実です。
私のような事業主は一生働くつもりでいますが、サラリーマンには定年があり老後の収入の道を作りたいという心理がはたらきます。

サラリーマンは全国で約4000万人。
そのうち年収1000万円超は5%足らずと割合は少ないですが200万人近くもいる計算です。

中小企業の数と変わりませんね。営業戦略として今から個人のサラリーマンに目を向けてみてはいかがでしょう。

資産を増やすなら借入が出来るサラリーマンが有利ですし、もしかしたら、定年後に不動産管理会社を作るサラリーマンも増えるかもしれません。

ところが顧客からアパート購入の引き合いは多くても売り物件が少なく困っているようです。
事業用不動産ですから購入金額もさることながら投資利回りには敏感です。
買いたいタイミングで良い物件に巡り合えるか。

欲しいときに欲しい金額で手に入れる・・・人材採用と近いものを感じました。



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2013年6月4日火曜日

「日本版ISA」

季節がら毎朝の天気予報が気になります。
6月の花嫁は幸せになれるというJune brideの言い伝えがありますが、もともとギリシャ神話が起源らしいので、日本の梅雨などはお構いなし。
当事者は結婚式当日の天気に気をもむことになります。
気をもむといえば、最近は株価の乱高下ですね。
アベノミクス効果も息切れ調整中かと。

さて、証券会社のCMで宣伝されているNISA(ニーサ)をご存知でしょうか?
日本証券業協会が「日本版ISA(少額投資非課税制度)」の愛称を募集して4月末に決まった呼び方です。
90年代にイギリスが導入した税制優遇の個人貯蓄口座、すなわちISA(Individual Savings Account)の日本版となります。
税理士の方々にとっては税制改正の一つとして既知であると思いますが、NISAは来年2014年から個人が投資する年間100万円までの上場株式または投資信託の売買益が5年間非課税という制度で、20歳以上が対象になります。
大学生の孫に資産運用の元手までも贈与せよということかもしれません。
老後資金を大切に・・・

個人の株式投資を促進して右肩上がりの株価形成を図ろうとするも、株式投資の怖さが際立つ最近の乱高下です。
投資筋の考えることは実態経済とはかい離していると考え、やはり本業に打ち込むべきかと。

6月は結婚シーズンであり、実は転職活動を始めるトップシーズンです。
弊社での転職相談が多くなっています。
天気も株価も不安ですが、日本には「雨降って地固まる」という都合の良い格言がありますね。

明るく前向きに、不安を吹き飛ばしましょう!


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2013年5月28日火曜日

「景気循環」

この1週間で日経平均は1千円以上も下がり、最近株を買った人は天国から地獄へ墜ちた気分でしょうか。

短期で上がり過ぎた調整だと信じたいところですが、私も株では苦い経験のほうが多いです。
株式投資は甘くないですね。
そもそもギャンブルは好まず、儲けるために研究する暇もないので、株売買はここ数年ご無沙汰です。(塩漬けはありますけど)
今や世界の株価はヘッジファンドというお化けのような巨大資金が動かしていますから、私のような素人がブームに後乗りすると大怪我してしまうでしょう。
株投資に時間を割いて失敗するより、実態経済での成功を目指し粛々と積み上げるのみです。

ただ、幹部候補人材の紹介という仕事柄、企業の業績と株価には敏感である必要があり、お取引企業の業績は日経やYahooファイナンスで毎日のようにチェックしています。
とくに最近、弊社に人材の紹介を電話で依頼される上場企業が増えています。
当社のクライアントの多くは成長意欲の高い上場前後の企業様で、上場していれば時価総額で100億円から1千億円くらいが多いようですが、最近は円安の影響からか製造業の採用意欲が高まり、新興企業ばかりでなく業歴があり時価総額で1兆円前後企業からの問い合わせも見られます。

ここにきて業績がリーマン前の水準になったことで攻めに転じているようです。
即戦力人材はまさに売り手市場となりました。
「景気は循環する」ということを実感しています。



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2013年5月22日水曜日

「突破力」

 プロゴルフ界のスーパールーキー松山英樹選手の手から「国内メジャー最速優勝」がスルりと落ちてしまいました。
これがプレッシャーなのか・・・われわれ素人には分からない感覚が彼を襲ったのでしょう。

このようにパット1打が数千万円の差になる世界は別格としても、修羅場をくぐってきたビジネスマンなら、同じようにシビレるほどの重圧を受けて業務を遂行したことがあるはずです。

初めての大きな契約をクロージングするとき、顧客との厳しい交渉に臨むとき、初めて遺産分割協議でうまく仕切ろうとするとき・・・
若いころは責任ある場面で強くプレッシャーを感じたことも、経験を積むことで落ち着いて進めて行けるようになりますから不思議なものです。
精神的な自信を得て、身体はよどみなく動いてくれます。壁だと思っていたものがいつの間にか超えられるようになるわけです。

一方、自戒を込めて申し上げれば、それなりに経験を積むと知ってるつもり、分かっているつもりが多くなります。
能力はあるのに新たな挑戦をせず成長を止めているのは勿体ないですね。未知なものへの好奇心を失わないよう心がけたいものです。

一打の怖さと同じように、決断の一つひとつが未来を決めているのです。

勝利への渇望を増した松山選手の次戦でのウィニングパット。是非見たいと思います。


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2013年5月14日火曜日

「伝え方が全て」

最近、「伝え方が9割」(佐々木圭一著ダイヤモンド社)を読みました。
学生時代までは言葉で表現することが苦手だった著者が、大手広告代理店のコピーライター部門に配属され、 七転八倒しながらコトバを学び、感動される強い言葉を作れるようになったとありました。

ビジネスでも相手にお願いする場合、 伝え方を間違えると物事がスムーズに流れなくなることは私達も経験しているはずです。
でもほとんどの伝え方は自己流ですね。

・「自治会に参加してください」→「○○さんが来ないと始まらないんですよ」

・「残業してくれる?」→「キミの企画書が刺さるんだよ。お願いできない?」

イエスを貰うためのいろいろなテクニックを紹介していますが、伝え方は学べるというのが結論です。
専門的な仕事をする上で資格と経験は大事ですが、企業では伝え方の能力によってマネジメント力が測られ、昇進にも影響している例が多いです。
伝え方がすべてといっても過言ではありません。

人にエネルギーを与えるコトバ。学んでいきたいですね。


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2013年5月7日火曜日

「タイミングをはずす」

会計人の皆さんは5月は繁忙期で、ゴールデンウィークと言えど、それほど長い休暇は取れないのが現実と思います。

当社も転職希望ご登録者が増える時期、私どものコンサルタントもこのGWは交代で転職相談を行っておりました。

とはいえ家族サービスも義務ですから、私も軽井沢へ友人家族と一泊旅行に行ってきました。
温泉に入って、食事して、買い物して。
いつものパターンなのですが、一泊二日を有効に使うにはいかに現地での時間を長く作れるか、つまり渋滞を避け移動の時間を少なくできるかがポイントです。
細かくは語り切れませんが、できるだけ人と同じ行動をしないようにします。
おかげさまで連休祭日の軽井沢であっても、行き帰りの高速道路は順調でした。
いつも上手くいくとは限りませんが休みが少ない分一生懸命考えますよね。

転職も少し近いものがあり、求人数と求職者のバランスで競争率が変わりますから、人と少し時期をズラすというのがポイントの一つです。
また他人が興味を持つ求人以外の可能性を探す、他人が持っているスキル・経験と違うもので勝負する・・・etc
ちょっとタイミングをズラしてチャンスが広がる例があります。

特に同業者は同質的なモノの考え方をするものなので、同僚や先輩の話を参考にしつつも、全て自分にあてはまるわけではない事を理解して、冷静に転職活動を進めることが大切だと思います。


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2013年4月16日火曜日

「存在価値」

ここ最近求人数が多くなってきたので、
転職のチャンスと捉える人も多いのではないかと思います。
買い手市場になり年収相場も少しづつ上がってくる可能性はあります。

ただ同じように考える求職者が多ければ市場内競争はやはり激しくなり、
競争に勝つための戦略が必要です。

求人の人気で二極化が考えられますが、人気は多分にブランド力に影響されます。
表面的な人気に惑わされず、隠れた優良企業や、成長力のあるベンチャーを志向して実を獲る方法もあります。

そのあたりの情報をご案内できるのが私ども転職エージェントの役割であり、
税理士・会計士の皆さんが転職する際、必要不可欠な存在になることが弊社REXのミッションです。

ところで、あなたの存在価値は?と問われて答えられる人はどれくらいいるでしょうか。
転職時における市場価値がどれくらいかを聞いてくる求職者がいますけど、それは景気や時期によって変化しますよね。

多くは年収がいくらかということで市場価値という言葉を使うのでしょうが、
自分の存在価値や会社の存在意義のほうに目を向けると、
本当の遣り甲斐を手に入れることが出来るのではないでしょうか。


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2013年4月9日火曜日

「幸福≦不幸にしない」

先日、当社メンバーの結婚式に出席しました。
20代の若い友人たちの企画・協力を得て、とても温かく素敵な披露宴でした。
これで当社の男性社員全員が既婚者となりました。
その家族総計では30人以上の所帯です。
経営者として皆の家族を幸せにしなければと身の引き締まる思いです。
私たちは、試験合格・結婚・出産そしてマイホーム取得など、何かを達成した節目に幸せを感じるもので、仕事でも課題をクリアしたときや昇給した瞬間にも通じますが、実際は毎日その幸福感が継続するものでもありません。
とくに仕事は粛々と進められて、どちらかというと課題を解決するための困難で苦しい時間のほうが長いです。
つまり人生では“幸福感を感じていない日常”が長いと言えます。
こう考えると幸せになる以前に、不幸にならないよう努力することが現実的とも思えます。
会社は毎日賞与を出せないですし、海外旅行などで毎日社員を楽しませることは不可能ですから。
だからこそ社員に自信をつけさせ稼ぐ力をつけられるよう、社員主体の組織を作ることがマネジメントの王道であると感じています。

監督は目立たずとも勝てるチームを作るほうが恰好良いと思っていますが、どうでしょう?



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2013年4月2日火曜日

「仕事の苦労」

4月に入り、街では初々しい新入社員が目立ちます。
これから数週間の研修を経てドキドキしながら部署配属を待つことでしょう。

かつて私もメーカーに新卒入社し、2カ月もの楽しい研修期間を過ごしたのち、精鋭が集まる東京の営業部に配属されました。
辞令発表日は悲喜こもごも。
同期の7割は地方都市へ飛び立ちました。
東京配属で私はラッキーと思ったのも束の間、数字のプレッシャーが大きい部署で一番売れない地域を担当することになりました。
仕事を終えた午後9時過ぎから先輩に飲みに誘われ、帰宅は毎晩深夜12時過ぎ。
翌朝の通勤ラッシュは混雑と二日酔いで地獄でした。
おかげで通勤路線にあるトイレはほとんど全部使用しました(笑)
電車がなくなり営業車に泊まる日があったり、仕事は楽しいけれどホント体育会系で。

地方の同期は職住の近い環境のなか、優しい先輩社員に囲まれ、ゆったりと過ごしているように見えたものですが、やはり彼らには彼らの苦労があったはずです。
私は20代の6年間その会社でお世話になりましたが、ハードワークも理不尽な仕事相手そして個性的な上司と付き合い・・・これらで仕事の免疫力がついたと今では感謝しています。
ちなみにその会社ですが、今では新卒で入社後3年間の離職率が低い“ホワイト企業”ランキングに入っているんですね。

長い人生は冒険旅行と同じと言われたりします。
旅を続けるには今の境遇にくよくよせず、解決方法を考え乗り越えてこそ、自分の成長を感じることができるものです。
仕事の苦労なんて、あとから考えれば小さなものだったと思えます。(忘れてしまうのかもしれませんが)

どんな仕事でも、まずは答えが出るまでやり遂げてみましょう。そうしたら次も必ず見えて来ますよ!



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2013年3月26日火曜日

「学歴、学力、仕事力」

桜咲くこの一週間、なぜか気分もウキウキしますね。
花見で賑わう公園に出かけて桜をスマホで撮ってみたものの、やはり桜は生で観るほうが美しい。感動とはリアルな体験にあることを気づかされます。

リアルな体験と言う点では、私達の毎日の仕事にはドラマが溢れています。学んだ通りにならないことも多いです。でも思った通りにならないことに苦しみながらも壁を突破した時の達成感はとても大きいですね。

当社の転職希望登録者は公認会計士や税理士をお持ちの若い方がほとんどで、高度な知識を沢山インプットしてきた方々です。学歴も総じて高く、私など勉強では全く敵わない優秀な人材ばかりです。

一方、まだ若く実社会でアウトプットをする機会と経験が足りない方もいます。若いうちは学歴が免罪符になり得ますが、学歴に相応しい学力が無いと周りからガッカリされてしまいますよね。

仕事で使える学力とは、持っている知識を繋げて形にする力であったり、本質を掌握し問題解決の為に周りを巻き込んだ活動を主体的に出来ることであったり・・・アウトプットする力であるようです。

若手会計人の皆さんは、アウトプットのとくにコミュニケーション技術や表現力を磨けば、更に光る人財ですから、将来のリーダーとして期待できます。

新年度に向けて、組織を見直す経営者の方も多いと思いますが、財務系幹部が欲しい企業様は是非お問い合わせ下さい。


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2013年3月19日火曜日

「リクルートも佳境」

桜の開花が宣言され、ようやく春の気分ですね。
景気回復の兆しで、中途の求人も多くなってきました。

巷のリクルート活動も佳境です。
特に女子学生は画一的なリクルートスタイルですから一目でわかります。(全員ではないでしょうが)茶髪を染め直し、長い髪を束ねて、スーツを着て、そして似たようなバッグを肩から下げて。
全部、黒・黒・黒・・・男子より女子のほうがより目立ちます。

これほど同じようなかっこうをしていて、面接で本当に個性や能力がわかるのかな、と思ってしまいます。
大昔から変わりませんが。

2次面接あたり普段着で面接に来てもらったらどうでしょう。
センスや本来の個性が少しでも垣間見れるのでは?

今日もスタバで履歴書を清書している人や、電車の中でエントリーシートを広げて読み返している人を見かけました。
大胆に書類を広げているので、凝視しなくても大学名も受ける会社も分かってしまいます。個人情報には気をつけないと!

さて、ある生命保険会社の調査で、学生の就活期間は平均8~9カ月とのこと。
転職活動中の方に比べて、かなりの長丁場であることが分かります。
かといって実際に就職する会社との直接接点は累計でも数時間程度でしょう。
もっと良い方法はないのでしょうか。

今後就活期間が短くなる傾向にあるらしいので、大学の一般教養あたりでキャリア教育にもっと力を入れて欲しいと思います。
社会に出る下地を作ってあげたらよいのではないかと思います。

数カ月で実社会への入口が決まるのです。
最終コーナーに差し掛かった活動、あきらめず是非頑張ってほしいですね。

就職活動する学生だけでなく20代半ばの転職希望者と話をすると、「人のために役立つ仕事をしたい」「人に喜んでもらえる仕事をしたい」と、ここでも画一的な答えが返ってきたりします。それはそれで良いのだけれど、大抵の仕事はやり方次第で人の役に立てるのではないかと思いますし、人に喜んでもらえるかどうかはこちらの努力次第では?

なんて偉そうなことを言う立場でもありませんが、先ずは縁があったところで頑張ることですよね。何事も運・不運はつきものですが、全て自分が選んだ道。
必然かつベストと考え、突き進むしかありません。


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2013年3月12日火曜日

「Re BORN」

東日本大震災から2年が経ちました。
あれ以来、自分一人で生きているわけではないことに気付き、他者への貢献を考えることが出来る人が増えた気がします。
しかし、さまざまな所で未だ解決されていない問題も多く、生活の立て直し、町や企業の再生、そして原発問題・・・相変わらず簡単ではない権利の調整が続いています。
弊社に縁のある会計士や税理士の方も、東北地方の企業支援のため再生コンサルティングで出張することが多いようです。
再生コンサルティングは出血している患者さんへの外科的治療と同じようにスピードが大事と聞いています。
大変だけれど遣り甲斐を感じることができる社会性ある仕事だと思います。

東北地方に限らず、日本の中小企業は経営者の高齢化と跡継ぎ問題で事業継続が危ぶまれている会社が多いです。
そのような企業へのアドバイスができる会計人は、今後も必要とされ続けることでしょう。

将来の安定を求めるならば、守りを固めるだけではなく、やはり攻めるべきです。
攻めて陣地を拡大してこそ利益を享受できます。
シェア争いは戦いですから、攻めて行かなければ逆に攻め込まれてしまう。
だから経営者は城(会社)を守るため、いつでも先を考えます。
専門家には攻めていったときのリスク管理など財務的視点でアドバイスしてもらえると有難いと感じます。



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2013年3月5日火曜日

「期待と成長」

最近嬉しかったのは、マンチェスター・ユナイテッドの香川真司選手がプレミアリーグでアジア人初のハットトリックを達成したこと。
マンUに移籍してからはケガもあり、期待に十分応えられていなかっただけに、ファンとしても大いに胸の空く思いでした。
3ゴールとも技術の高い素晴らしいゴールでした。
ファーガソン監督、Shinjiを信じてくれてありがとう!

さて、この移籍を転職に例えるならば、伝統ある名門企業に新戦力としてヘッドハンティングされた香川さん。 当初環境に慣れないのと、多少ツキがなかったことで満足行く結果を残せず、高額な紹介料を支払った会社も、最初は期待しつつもそろそろイラつく寸前だった。
しかし、自らの成長を求めてよりハードな環境に転職した香川さんはひたすら批判に耐え、やるべきことをやり続けた努力の末、ビッグな成果を獲得し、周りからは称賛の嵐に包まれる・・・こんな感じでしょうか。
新しい環境になって最初は混乱するけれど、結果は必ず出ると自分を信じて努力し続けて、徐々に周りの方の信頼を勝ち取っていく。
香川選手もルーニーはじめ周りの主力選手から信頼されている姿は画面の中でも伺えます。

われわれ組織で育ったビジネスマンも、チームへの貢献を感じさせる成果がキッカケとなり飛躍することが多いです。
やはり周りから信頼されることですね。


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2013年2月26日火曜日

「仕事の価値」

直近販売された「週刊東洋経済」の特集は、“2030年あなたの仕事がなくなる”という、思わずドキッとさせられる内容でした。
IT化や国際化が進めば進むほど、今まであった仕事はなくなる・・・・と。

自動化できる仕事や日本に居なくても出来る仕事が多くなり、これら技術革新とボーダーレス化は雇用の2極化を生み出しています。それは中間層の消失を意味します。
将来設計に不安を抱える若手人材は生き残れるスキルを身につけようと転職をします。
人材エージェントがあえて転職を促さずとも転職希望者は増えるでしょう。恐ろしいけれど現実です。
そのような中で、私どもエージェントがしっかりとした倫理観と使命感をもって、ビジネスパーソンのキャリア構築支援をしていくことが重要だと、責任を感じています。

そうは言っても、向き不向きもありますし、全ての人が創造性を必要とする生産性の高い仕事に就けるということはありません。
仕事の価値も経済価値だけでは語れません。
どんな仕事をしている人にも敬意をもって接することがお互いの尊厳を守ることと思います。
甘っちょろいかもしれませんが、必要なのは共に働く仲間との「夢の共有」が大切かな、と思います。

将来の夢を語り合い、目標に向かって共に走れる仲間作りをしていきたいですね。いつの日か仕事を卒業したとき、残るのは人との繋がりだけですから。



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2013年2月19日火曜日

「軌道修正」

ロシアの隕石落下には驚きましたね。それから、平穏なリゾート地の殺傷事件など、世の中何が起こるかわかりません。アクシデントは突然降りかかります。

私達は基本的に資本主義社会に育ち、競争に生き残るために努力をして、相応の結果を出してきていますが、これからも同じような環境や生活が保証されるとは限りません。

最近の犯罪容疑者から「無実の罪によって人生の大幅な軌道修正をさせられた」という言葉がありましたが、犯罪に関係ない職業人にとっても何らかの理由で目標を見失ったり、見込みが外れたりと、計画の立て直しが必要な場合があります。
経済動向による業績変化や人間関係の壁、そして健康問題など、誰にでもキャリアの軌道修正はあり得ます。私自身も29歳で初めて転職したキッカケは家族の健康問題でした。

仕事では毎年、毎月、日々、予定通りに進まないことも多く、リスクマネジメント能力も必要です。アクシデントを予測して何かを手当しておくという備えも大事ですが、最終的には環境に順応する立ち直りの早さというか、メンタルのタフさがモノをいいます。

メンタルの強さをどうやって養うかですが、私の場合は“瞑想”が役立ちました。
20年くらい前ですが、転職した会社がその後に買収され、働く環境が大きく変わり、さまざまな思惑で動く人間関係に翻弄されないよう精神的バランスを保つために瞑想を始めました。(今はほとんどやっていませんが)

毎朝瞑想をして仕事に出かけ、自分を必要としてくれる顧客と家族に尽くすと、良い結果が出るようになり、周りの雑音が気にならなくなりました。多くの良い人脈を得ることが出来て、10年後には独立することが出来ました。
頭をクリアにして、働く目的も「家族を守る」ことと、「顧客の利益」にフォーカスし、社内の雑音と距離を置く技術を身につけました。勤務先はその後また別の会社に買収されましたが、今度は慣れたものです。
耐えたおかげで社内の地位も自然に上がっていました。
耐えたといっても実際は社外に目を向けていただけなので、自分では我慢したという意識はありませんでした。

あの2回の被買収体験がなかったら、自分で会社を作ることもなかったかもしれません。軌道修正も悪い事ばかりではないと思っています。


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2013年2月13日水曜日

「患者の気持ち 顧客の思い」

皆さんは風邪を引いてお医者さんに行ったとき、どれくらいの情報を医者に伝えているでしょうか?
先日インフルエンザにかかり、体重を5キロ落とすほどのダメージを受けました。もちろん予防注射はしていて、人ごみを避け、感染しないように気を遣っていたつもりなのに・・・なるときはなるもんですね。

金曜日に風邪の症状が出て、熱も37度5分位あったでしょうか。午後オフィス近くの内科で問診をされ、インフルエンザの検査もしました。結果はA型もB型も陰性。今後変わる可能性はあると言われつつ、漢方薬など風邪の初期症状の処方箋をもらいました。

その晩、熱は38度台に上がりましたが、ゆめゆめインフルエンザとは思っていないため、土曜日は自宅で大人しくしていました。夜には熱とともに頭痛や吐き気がとても強くなったため、日曜日にやっている近所の医者に行きました。今度は陽性でA型の判定。1週間の自宅療養と家庭内隔離を余儀なくされました。

特効薬リレンザを日曜日の昼頃初めて服用しましたが、実際の発症から1日半近く経ってしまい、即効性はそれほどありませんでした。

もちろん今では良くなり、思いがけず減量できたことを前向きに捉えようと考えていますが、悔やまれるのは初期段階での医者とのコミュニケーションです。週末だったので、高熱になることを前提にリレンザの処方をお願いすべきでした。鎮痛剤も喉の薬も胃薬もアレルギーの薬なく、苦しみ悶えました。

医者では症状をオーバーに伝え、いろいろな症状向けに薬は沢山もらっておくべきでした。風邪は医者が治すわけではなく、自分の治そうとする意志と薬の使い方ですね。この辺りの判断は難しいところですが、ヒアリングが得意なお医者さんばかりではありませんから、適切な処方箋を書いてもらうにはこちら側の症状や体質も言葉足らずにならないようしっかりと伝えないといけないのだと反省したものです。

コンサルタントの仕事でも、適切な処方箋を書くことを期待される医師のように、顧客の現状を引き出すためのヒアリングがいかに大切か、日々痛感しています。
相談して良かったと感じてもらえるよう、さらに顧客の思いを汲み取るコミュニケーションを心がけて行きたいと思います。


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2013年1月29日火曜日

「サービス産業」

NHKテレビ60年記念ドラマ「メイドインジャパン」が1月26日(土)に放映され、大手電機メーカーの経営危機に立ち向かう日本のビジネスマンが描かれていました。 テーマが興味深いので続きをまた見たいと思います(3週連続放送)。

このところの円安傾向で輸出産業の製造業が少しだけ息を吹き返しそうな流れではありますが、この先もグローバル競争にさらされることは間違いありません。 精巧で安全な製品を安価で納期通りに作るという日本のお家芸、すなわち「メイドインジャパン」が、転換期を迎えているのは誰の目にも明らかです。

一方、中堅企業でアジアに新規進出しているのは、製造業よりも最近は飲食・小売・サービス業が多いと聞きます。 「おもてなしの心」、「ホスピタリティー」といった顧客満足度を追求した日本独自の“サービス業”は、海外にも十分通用するのではないでしょうか。

日本人の勤勉で礼儀正しく人に優しい国民性を生かしたビジネスをすることが、国際化に適応するという、一見パラドックスのような本質を理解し、自信をもって世界で勝負して欲しいですね。

きめ細やかなサービスは、何も海外展開する事業にだけでなく、国内の様々な公的サービスにも求められています。 土日に対応できる医療、行政、そして士業はあるのか・・・・日本もまだまだ発展途上です。


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2013年1月22日火曜日

「体技心」

毎日寒いですね。
自宅近くではまだ先週の雪が残っていて、今が1年のうちで最も冷える時節です。それなのに休日には、ジョギングやウォーキングをしている人を少なからず見かけます。
身体のケアを気にする人が最近とみに増えている印象です。

スポーツでは、心技体が一体となり良い結果を生むと言われていますが、ビジネスパーソンは体→技→心の順番ではないかと思うこの頃です。
キャリアプランの成功も健全な肉体があってこそ。ここぞのハードワークでは、体力がないと集中力がもちません。

昨今、メンタルケアやワーク&ライフバランスの問題が取り上げられますが、年齢とともに仕事がきつくなってきたと感じたら、体を鍛え直すことが早道かもしれません。

長いビジネス人生では、壁にぶつかり元気を失いかけるときが訪れます。またデスクワーク中心だと必ず目・腰・肩など辛くなるときが来ます。仕事での困難を乗り越えると心は強くなりますが、身体は消耗しがちです。

そんなとき、ストレッチも同時にできるウォーキングは特にお勧めです。大切な人と会話しながら速歩して、心と身体をリフレッシュしましょう。

採用では、姿勢がよく笑顔で面接に臨める人は身体と心が健康だという印象を与えると思います。

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2013年1月16日水曜日

「潮目が変わるタイミング」

成人の日の朝。折角のハレの日が雨で可哀相だなと思っていたところ、昼前から雪に変わって1時間ほどで辺りは真っ白に。

これはけっこう積もりそうだ・・・
成人式を前に着付けを終えた娘は“ホワイト成人式だ”なんて友達とのん気にはしゃいでいましたが、送り迎えを仰せつかった一日運転手(私)のアタマはくるくる回転。即座にディーラーでタイヤチェーンをつけてもらい、万全の態勢で使命を全うしたのでした。

ガソリンスタンドやカー専門ショップにも電話しました。結果的には車を買ったディーラーのピットが空いていて運もよかったですが、他人の行動や情報に頼っていたら逡巡していたかもしれません。早い判断がポイントでした。

話変わって、スキルを持つ人材の中途採用に関しては売り手市場に変わり、採用し難い状況になっています。

会計士が余っている、採用しやすいという情報は数ヵ月前までの話。監査法人のリストラも一巡して、年末あたりからは積極転職志向の若手が少ない状況です。若手税理士の採用も難易度が高いです。

新成人の人口が減り続けているのですから、今後優秀な若手採用のハードルが上がるのは当然です。

円安、株高が進み、国内生産をする企業の積極採用が見受けられ、ちょっと潮目が変わってきた感があります。

安倍政権では、正規雇用促進による正社員増員の減税案も検討されていますが、お給料を上げて行ける業績と体力をつけないと本末転倒です。
成長を促進するため、人が集まる魅力ある組織体を作り上げることが求められています。

世間の採用動向には目が離せませんが、他人がどう動くかを見ていると競争に巻き込まれるため、場面場面では直観で早く動くほうが得策だとも思えます。

判断は難しいところですが・・・



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2013年1月8日火曜日

「Think(考えよう)」

新年あけましておめでとうございます。

正月は駅伝やサッカーを観戦してそこに至るドラマに感動しました。また正月番組では今売れているお笑い芸人が誰なのかを知り、どちらも1年の中で栄枯盛衰がある世界なのだなと考えたりしました。

我々ビジネスマンもこの1年の中では悲喜こもごもあるかと思いますが、目標を定めて真剣勝負することで将来が見えてくるのでしょう。

さて、政権交代でインフレ・円安誘導政策を目指す“アベノミクス政策”とその期待が株価と為替の数字に表れています。

デフレ・円高からの脱却は大企業の復活など景気に不可欠のようですが、少子高齢化やボーダーレス経済対応の遅れなど、
構造的な将来不安は払しょくできていません。 上げ潮ムードを歓迎しつつも一時的な円高・株高ではと心配です。

実際、正社員の平均年収がこの3年で454万円から422万円と減少しています。(日経新聞より)
賃金上昇と雇用機会の増大で物価が上がるならまだしも、賃金は上がらずに物価だけ上がったら本も子もありませんね。

大企業はもはや世界と戦っていますから、円安株高になったからといって一度下げた賃金をそう簡単に上げるとは思えません。
中小企業も人材採用の意欲が高くなり、売り手市場にならないと賃金の上昇には至らないのではと思います。

雇用と賃金をもっと考えてほしい・・・

IBM社のスローガンが“THINK(考えろ)”であるように、変化しつつ生き延びている企業は常に考えています。
個人のキャリア構築も同じで、世の中が何を求めているのかを注意深く考えて実行に移すべきでしょう。

日本は将来大変だぞという事実認識はもちろん、事実を述べるだけの評論家社員は必要とされない時代です。結果を出す人材、変革を起こせる人材、組織を活性化する人材に価値が置かれています。

残念ながら、知識を蓄えることに重点を置いた日本の教育は、事実を基に自分の考えを人に分かりやすく伝えることが出来る人材を創ってきませんでした。

求められる人材の尺度が明らかに変わりつつあります。
知識(過去)以上に思考(未来)が大事なのです。

長期に安定した環境で仕事をしていきたいというのは、誰もが望むことですが、組織の長期安定は絶え間ない変革の積み重ねがあってこそ。

お笑いタレント達だって、売れるまでキャラを何度も変えた後、タイミングを掴みブレイクしています。成功の秘訣は、考えることとタイミングを外さないことではないかと。結果を出すのは簡単ではありませんが、それを求めないと人生ゲームに参加すらできません。

自戒を含め、常に考えイノベーションを意識した年にしていきたいと思います。

2013年が皆様にとりまして希望の持てる明るい年になりますよう心からお祈りしています。
本年も何卒宜しくお願いいたします。



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