2008年4月1日火曜日

磨き続ければ必ず光る

桜咲く4月。
入社式は新卒採用企業にとっての一大イベントだろう。
今年の新入社員のタイプは「カーリング型」...らしい。

(財団法人社会経済本部から抜粋)
『新入社員は磨けば光るとばかりに、育成の方向を定め、
そっと背中を押し、ブラシでこすりつつ、周りは働きやすい
環境作りに腐心する。しかし、少しでもブラシでこするのを
やめると、減速したり、止まってしまったりしかねない。また、

売り手市場入社組だけに会社への帰属意識は低めで、
磨きすぎると目標地点を越えてしまったり、はみだしてしま
ったりということもあるだろう。就職は楽勝だったかもしれ
ないが、サブプライムローンの問題等の影響により経済の先行
きは一気に不透明になった。これからも波乱万丈の試合展開
が予想され、安心してはいられない。自分の将来は自分の努力
で切り開いていくという、本人の意志(石)が大事になろう。』

これはデジャブだろうか?
1990年前後でも就職は楽勝で、金融機関が大量採用を行い、
そのバブル入社の後にバブルは大きく弾け、不動産・金融恐慌
へと向った「あの頃」の再現が、と思わせる最近の経済状況だ。

歴史は繰り返すのか。
楽あれば苦あり、苦あれば楽あり。
「苦」という字は「若」という字にも似ている。
自ら苦労を買って出よう、と言って今の若者は反応なさそうだが、
苦労の後には必ずチャンスが来る。

未来のダイヤモンドと成り得る新入社員の可能性は限りないが、
人財として大きく羽ばたいてもらうには時間も必要だろう。
続いていると得がたい自信となる。

人もアイディアも磨き続ければ必ず光ると信じよう。
若さの特権は、体力と既成概念が少ないこと。
仕事も運動も瞬発力と持続力のバランスが大切だと思う。

40を過ぎると体は若干疲れ気味だが、新入社員時代の初心に帰り、
頭を柔らかくして新年度を迎えたい。


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