2012年8月21日火曜日

「個と総合力」

ロンドン五輪で女子サッカーが見事メダルをとったけれど
4年後のメンバーはどうなるのだろうと勝手に心配していたところ、
昨晩「ヤングなでしこ」の試合をテレビで見ていて、
改めて日本女子サッカーの技術の高さと層の厚さに驚きました。

ボール支配率が高く、小さな身体ながら外国人選手に当たり負けせず、
個々のキックやトラップも正確という印象です。
誰がピッチに立ってもプレーの質に遜色なく、
ジュニアの育成が広く浸透していることを物語っていました。

フル代表Wカップの連覇とリオ五輪での
連続メダル獲得に向けて是非期待します。

さて、今回の五輪団体競技で日本のチームワークの良さが目立ちました。
しかし、チームワークの良さだけで勝てるほど勝負の世界は甘くありません。

団体競技が一人のスター選手だけで
勝ちきれないのは過去の例でも明らかです。

今夏の高校野球でも、2年生ながら4試合68個の
奪三振を記録した投手が現れ、あの坂東英二氏の記録を
抜いてくれるかと期待しましたが、ベスト8で夢破れました。
あと1試合勝っていれば、チャンスあったのですが・・・

やはり他に負けない武器を持つ個の層が
厚くなければ連戦連勝は難しいのでしょう。

会社組織もその業界で勝つための戦略が不可欠です。

個人の武器を磨き上げ、チームへの貢献マインドを持つ社員は、
どこでも欲しい人材だと思われますが、
彼らが働くための環境整備は経営者が取り組むべき課題であり、
組織総合力への第一歩です。

採用の連続性と育成システムの底上げ。
成長を求めるなら絶えず考えなければならないテーマだと思います。

さて、オリンピックの余韻に浸る間もなく、
お盆明けの慌ただしい日常が始まりました。
やり残している課題も山積。何から片付けて行こうかと。

それにしても日本選手団による銀座の凱旋パレードに
月曜日というのに50万人が集まったという・・・

大衆はヒーローを待ち望んでいるんですね。


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